今日は「二百十日」
二日後は「月暦七月(文月) 廿四(二十四)日」処暑・第三侯」、下弦
🌙雑節【二百十日 にひゃくとおか】
立春後二百十日目なので、台風など悪天候になりやすい日とされる。稲の開花期にあたるので農事では重要な日。(七月二十二日)
🌙七十二侯【第三侯 : 禾乃登 かすなわちみのる(こくものすなわちみのる)】
このころ穀物が熟し、早稲(わせ)などが稔る。(七月廿四日〜廿八日頃)
志賀勝「月と季節の暦 戌年(2018年版)」より
二百十日の通り、大型の台風が日本へきています。温暖化の影響で今年はすでに台風が何度も通過していて、早い所では稲刈りも始まった様子。あと10〜20日程で稲刈りのピークを迎えそうです。
昨年はあと少しで稲こきという時に、大型の台風がはぜ掛けをなぎ倒していきました。みるに見かねて、水に浸かった重い稲を必死ですくいあげました。モミから芽は出なかったものの、稲全体にカビが生えて黒くなってしまいました。収穫量に影響は出なかったので一安心でしたが、麦も米も、収穫期は気の抜けない大切な時期です。
久しぶりに会った友人が、二百十日に行われる興味深い話をしていました。長野県の諏訪湖を中心に広がる諏訪神社には、近くに「みさやま」という山がセットであると。「三才山」「御射山」など漢字は色々。神様にお供えする鹿を射るための山だと本で読んだ事がありましたが、その神事を行う日が二百十日だそうです。神にお仕えする者たちが山へ入り、射止めた鹿や農作物やをお供えし、これから始まる稲刈りが無事に出来るよう祈願したようです。
写真は、左が平尾山、遠くに見えるのが八ヶ岳。浅間山麓から見た今日の風景と、諏訪大社で頂いた今年の筒粥神事の目録です。