『永遠の別れ 悲しみを癒す智恵の書』入りました。 | 富田林・じないまちの 本と雑貨 『緑の小道』日記

富田林・じないまちの 本と雑貨 『緑の小道』日記

富田林市には大阪府唯一の重要伝統的建造物群保存地区の寺内町があります。古本&雑貨屋店主の日々の雑記や愛読書紹介のブログです。2021年に母を亡くした後から苦しい日々となり、心はまだ鬱状態で動悸もありしんどいですが、毎日なんとか乗り越えてます。



先日ご紹介した本

『永遠の別れ』


ついに 販売用、

1冊ですが入りました。


帯付き。古本ですので若干の傷みありますが

なかなかきれいです。






1500円



以下、先日の紹介文です。


~~~~~~~~~~~~~~~~~



大切な本,名著に限って、

なかなか紹介が遅れてしまう。


どう紹介していいのか、手に負えず

途方に暮れるから...。


この本も、写真を撮ってから もう1ヶ月以上経ってしまったけど

早く紹介しないといけない...!

今日もどこかで、

この本を一刻も早く必要としてる人が

たくさんいるにちがいない。


....どうか、気づいてほしい─。



ブログを始めて7年、インスタは約2年、

今までたくさんの本を紹介してきたけれど


《すべての人に》すすめたい本,

一家に一冊必要だと思うような本は、

そうめったにあるものではない。


でも、これが そうなんです。


『永遠の別れ 悲しみを癒す智恵の書』


エリザベス・キューブラー・ロス


デーヴィッド・ケスラー 上野圭一 訳


(日本教文社)


母が亡き後、この約2ヶ月、

私はたくさんの人と話をし、

本当に いたわっていただきました。


でも、ごめんなさい、共感ではない言葉もあったり、勝手な決めつけの言葉もあったり、

まだ時期尚早と思う言葉もありました。


(もちろん、すべて私を思って下さってのことだとわかっています。ありがとう)


...とにかく、

「事の重大さが伝わっていないな...」と

感じてしまうことも 多々ありました。


周りの人の存在はとても大切ですが

あまりに大きな悲しみ・衝撃に直面した時、

申し訳ないけど、

周りの人と話すだけではやはり不十分であり...


例えば こういった優れた本を

一人でじっくり読む必要があるのだ、

ということを、

つくづく わからせてくれた本です。


(少なくとも、私には そうでした。)


どちらも必要なんです。


心がしんどい時に ほしいのは


『受容・共感・傾聴』だと、

先日 書きましたね。


この本を読めば、それも学んでいただけるのではないでしょうか。


私もやはり 

共感力の高い人からの

寄り添うようなちょっとしたひとこと、

誠意を感じる眼差しが 最も 心にしみました。



死別の悲しみ・苦しみの中にいる人だけでなく、

そのような人にどう接したらいいのかわからずに悩む人にも、読んでほしい。


この本の内容が 自分に関係ない人なんて

誰もいないのです。



『悲嘆のさなかにある人には

自己の悲嘆を味わいつくすことが許されるべきであり、

黙ってその人のそばに寄り添う人こそが、

そんなときに歓迎される人である。


悲しみにくれる人は生きてはいても、

ふつうの意味で生きていると考えられる活動にはまだ参加できない状態にある。』



..『悲しみぬくこと そのものに癒す力がある。』



..『人は永久に悲しみつづける。

それが現実である。

愛する人の喪失に「打ち勝つ」のではない。

喪失とともに生きることを学ぶのだ。』



..『だれもがいずれは経験することになる、

人生でもっともつらい悲嘆の時期を迎えたときに、

本書が暗い海に希望と慰めの光を投じる

灯台のあかりになることを願ってやまない。』


『』内


『永遠の別れ 悲しみを癒す智恵の書』より



この本がもっと読まれて─

悲嘆にくれている人に不要な言葉,決めつけ,不適切な態度や言葉,

時期尚早な言葉をかけてしまうケースが減ってくれることを願います。


(でも、思いやりから発せられた言葉なら、

それをこちらも理解しておく必要がありますけどね)


悲しみぬくことを、自分に許して下さい。


そして 他人にも 許して下さい。


周りに 心を打ち明けたい人がいない人、

私の紹介する本も参考にしてみて下さい。



訳者の方の日本語文章力も優れていると思います。


 

 






#緑の小道本の紹介 #永遠の別れ#永遠の別れ悲しみを癒す智恵の書 #エリザベスキューブラーロス#デーヴィッドケスラー #上野圭一#日本教文社 #グリーフケア #グリーフ#悲嘆 #悲しみ #死別の悲しみ #死別#喪失  #喪失感 #受容 #共感 #傾聴 #大きな衝撃#家族との別れ #遺族 #大切な人の死#本と雑貨 #緑の小道 #古本屋#富田林 #富田林寺内町 #寺内町#じないまち #緑の小道2021年11月https://www.instagram.com/p/CVVwES6hYKB/?utm_medium=share_sheethttps://www.instagram.com/p/CV4NSe7JEGm/?utm_medium=share_she