この季節には、
何年か前から、自宅のまわりで
たまに うぐいすが鳴くようになってるのですが、
今朝はほんとにいい声で鳴いていました。
(私のいる所はべつに 山でも森でもありませんけれど)
18時頃帰宅した時にも、大きな声で鳴いていて、19時前までずっと鳴いていました。
風流でした。
やる事が多く、せかせかした心を少し癒される時間でした。
でも、今また せかせかしています(泣笑)。
さて、今日ご紹介する好きな言葉は、
赤毛のアンの作者の
モンゴメリさんの言葉。
「果樹園のセレナーデ」という本の、最後の方、
訳者・村岡花子さんによる
"ルウシイ・モンゴメリおぼえがき"の中で紹介されてます。
『果樹園のセレナーデ』
モンゴメリ
村岡花子・訳
新潮文庫
(このお話については、読んでから多分16年程たってますので、あまりおぼえてません..)
とても共感するような文章です。
『 小さい時から私は
理想美というようなものに
あこがれを持っていました。
毎日毎日の雑事雑用にかこまれながらも、
私は 自分が
肉眼では見えない理想の美しい世界に、
非常に近く住んでいるような気がしてならなかったのです。
その世界と私のあいだには
薄いヴェールがかかっていました。
けれど、折々ふっと
風がそのヴェールをゆすぶって、
私に美しい国をちらりと見せてくれるのです――― ほんの一目だけです―――
けれど、その美しい世界をかいま見るだけで、
生きていることが嬉しくなるのです 』
ルウシイ・モード・モンゴメリ