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遺憾の意よりもミカンのミ

国と国の間には、いつも「遺憾の意」が飛び交っている。
そんなものより「ミカンのミ」を一緒に食べて語り合った方が世の中丸くおさまるのではないだろうか!!
ということで、このブログではAppleの製品やDTMの話題を中心に書きたいと思います。 

iPad2の発表が延期されたとかいう記事を見かけましたが・・・

発表されれば即購入と決めていた我が家にはちょっと暗いニュース です。

でも、新しいMacBook Pro が発売されるのは時間の問題の様ですね。

欲しいですねドキドキ とってもそそられますラブラブ音譜

でも、いくら探しても新型のMacBook Proを購入する理由が見つかりません。まずは、自分を納得させる理由が見つからないと始まりませんからね 。



Apple iPad Wi-Fiモデル 64GB MB294J/A/Apple Computer


「Power Macintosh」。$遺憾の意よりもミカンのミ-7600

なんて力強い響きなんでしょう
「Macintosh LC630」を使用していた当時、この名前に魅せられるのは当然だろう。
LC630のLCとは、なんと!!ローコストカラーの略なのだ。「PowerMacintosh」と「ローコストカラー」この響きの違いはあまりにかけ離れている。
食肉売り場における、「但馬牛のロース」と「○○○○産牛肉細切れ」くらいの違いかおうし座
しかも、PowerMacintoshシリーズは発売されて久しく、熟成されてしかも値段も落ち着いてきている。Cowしかないのだ。うっ・・・恐るべしATOK。冗談みたいな変換をしてくれる。とにかく買うことにした。

購入先は、LC630購入の際お世話になった某パソコンショップ。
相変わらず安いです。
値段と性能を考えて狙いは「Power Macintosh 7600」にロックオン。CPUはPowerPC 604eのクロック周波数200MHz。おまけに、13インチのモニターから17インチのCRTモニターパソコンへの買い換えも一挙に行うこととする。
相変わらず愛想のない店の対応だが、その分の値段を差し引いて安く購入することが出来た。ありがとう。
早速自宅で開封。あこがれの「Power Macintosh 7600」何ともいえない満足感。17インチのモニターも圧倒的な存在感だ。LC630に今までありがとうと感謝を伝えた後、その場所をPower Macに譲っていただく。電源ON・・・・・・立ち上がるはずの画面に集中・・・・・でも、様子がおかしい。いつもの画面とちがう・・・・画面の中央にディスクのマークが。?マーク付きだ。焦った。なんど繰り返してみても状況は変わらない。ハードディスクが認識されていないようだ。CDから起動してみるとCDからは起動する。 「えらいこっちゃ叫び!!!」やっと、状況が飲み込めてきたのですぐに販売店へ連絡。たぶん電話の声がうわずっていたに違いない。完全にてんぱってる私ですが、そんなことはよそに店員の「初期不良ですね。交換しますから持ってきてください」と軽いテンションでの返答。「この人が悪いんじゃない・・・・」そう心の中で自分を納得させながら電話を切った。すぐにでも交換にいきたいところだが、時計は17時をまわっている。あんまり遅い外出はよろしくないので次の日まで待つことにする。
机から降ろされたMacintosh LC630がざまあみろと笑っているようなにひひ

次の日、仕事終了後速攻で交換にいく。交換の前に状態をチェックしたり時間かかるんだろうなと思いきや、箱を開けることもなく新しいMacと交換となる。「おいおい・・これでいいのか・・・」この店のモットーは安売りだけではなく、性善説に基づいた接客なのだろうか。しかし、これはいいことだ。人間、信じることを忘れたら世知辛い世の中になっていくだけなのだから。

はれて「新・Power Macintosh 7600」をお持ち帰りして電源オン。今度はニコニコMacのアイコンにひひが現れて無事起動する。さすがに早い。LC630とは全く比べものにならない。単純にCPUの早さだけでも、33MHzから200MHzへアップ。おまけに68KからPowerPCへ変わっている。速くないわけがない。17インチのモニターを通して「とっても速いでしょ。これからよろしくお願いしますね」と語りかけてくるように思えた。「こちらこそよろしく」と答えるべく、新しいMacに魂を吹き込むため数少ないアプリケーションをインストールする。CDをトレイにセット。 「ぶうぉーーーーーーーーーーん」爆音が響き渡る。CDがまわっている音である。あまりの音の大きさに絶句したが、今度のMacのCD-ROMドライブは12倍速。速くなった分、音がうるさいのか???いや、そんな事で納得出来る音ではない。パソコンが出す音の域を遙かに超えている。あっ・・・もしかして、CDが曲がってるのかも・・・・他のCDでも確認するがやはり同じ様に爆音を出してしまう。時間が遅かったので、次の日に販売店に電話する。店員の「初期不良かもしれませんね 持ってきてください」というテンションの高い声。落ち込むばかりの私の心しょぼん

その日の夕方、「新・Power Macintosh 7600」をもって販売店へ。今度は中身を開けてドライブの音を確かめる。性善説に基づいた接客はやめたのか?でも、これは普通だ。店員と机を挟んで向かい合いMacを起動しCDを挿入。やはり爆音が響き渡る。「初期不良ですね」とにこやかに宣言された。もう疲れ果てた私は「交換ですか?」の一言を言うのがやっとだった。そして、「新・Power Macintosh 7600 2世」を車に積んで家路についたのだった。

パソコンを買うということは、こんなにも大変なのか。温室育ちの私に厳しさを教えてくれた出来事だった。初期不良はこの後にも体験することになるが、この経験があったが故に冷静に対応することができた。何事にも感謝しなければならないということを実感できた出来事だった。

DTM (Desktop Music)という言葉はあんまり好きじゃない。DTP Desktop Publishing)が先に あって無理矢理作り出された言葉のような感じがする。それに、なんかこじんまりした印象を受ける。

自分でやってることは、確かにこじんまりしてるんだからそれでもいいんだけど、あまりにピッタリ当てはまりすぎていい気はしない。


遺憾の意よりもミカンのミ-CZ-101

私が初めてそういう類のものにふれたのは20数年前。もちろんDTMなんて言葉はないし、そんなレベルの高い事も出来る状況でもなかった。高校一年の夏、CASIOCZ-101 というシンセサイザーを雑誌で見た。なにか、ボタンが沢山ついていて見ているだけで自分の中でなにか盛り上がっていくものを感じたアップ

「このボタンが押してみたい・・・」 3回続けて押してみたい・・・」 「できれば7回続けて押してみたい・・・」要するに欲しくなったのだ。こうやって考えてみると、20数年前も今も全く変わっていない自分がいる。なんでも欲しくなっちゃうのだ。

でも、89,000円という値段が高校生の自分に手が届くような額ではない。それに、鍵盤が49鍵で物足らない感じがした。おまけに小さい鍵盤。やっぱり、あきらめなければならないのか・・・・。とりあえず他のシンセサイザーのことも調べてみた。10万円近くしたCZ-101が安く感じるようなものばかり。だんだん、金銭感覚が麻痺してきている。驚くことにこの流れもその当時と現在と全く変わっていない。今もこうやってせっせとお買い物をしているのだ。ちょっと、こわい・・・しょぼん


遺憾の意よりもミカンのミ-DX-21

で、結局133,000円のYAMAHA DX21 というシンセサイザーに目をつけた。やはり金銭感覚がおかしくなっていることがここではっきりと証明されている。同じくらいの価格帯のローランドのJUNO-106 というアナログシンセとどっちにするか最後まで悩んだのだが、当時、時代を席巻していたYAMAHA DX7 と同じFM音源というところに惹かれてDX21にねらいを絞る。ちなみに、今なら間違いなくJUNO-106を選ぶはず。


こうなると、せっせとアルバイトをしてお金を貯めてシンセを購入という運びになるのだが、その前に親に「買って」と一言いってみようと考えた。埋蔵金¥があるような家計ではないことも知っていたし、「うん いいよ」なんていう返事はまず期待できないことはわかっていた。しかし、聞いてみるのはタダなのです。ダメで元々なのです。やはり、こういう精神を大事にしなければなりません。思い込みは良くないのです。

奇跡が起こった。「買って」の言葉に二つ返事でDX21の購入が決まったのだ。叫びあのときの心境は未だによく覚えている。「何で?」という一言に尽きる。「何で買ってもらえるんだ?」自分で頼んでおきながらおかしな話だが、ある種の不安の様な物を感じた。シラー両親は共に疲れていたのかもしれない。確かに思い当たるところはある。今になって思うと少し申し訳ない事をしたと感じる。

ほんとに「何で?」っていう思いはずっと持っていて、購入から20年近くたってから「何で?」って親に尋ねてみた。その答えは「そんなん買ったっけ?」というものだった。やっぱり、その当時両親は疲れていたのだ。ごめんなさい。しょぼん


いずれにしろ、その買い物は私の人生にとって大きな大きな買い物となった。これを買っていなければまた別の人生になっていただろう。客観的に見てそれが良かったのか悪かったのかはわからない。もし、現在の私がDX21 を買うとっても若い私の横にいたら、「やめた方がいいよ」「それ買っちゃうと、後が大変だよ」なんて言っちゃうかもしれない。でも、やっぱりこれで良かったと今は思えるのだ。両親に感謝しなければいけない。ニコニコ







Macintosh LC 630パソコン遺憾の意よりもミカンのミ-LC630

これは私の2代目Mac

LC Ⅱからの買い換えです。買い換えのきっかけはシーケンサーソフト「Performer」のver.5へのアップデートです。

 

予算から考えると購入機種はほぼLC 630に決まりグッド!

安売りがモットーのパソコンショップの新聞広告をチェックしていると値段が日に日に落ちていっていることに気がついた。
初めて見たときの価格が18万円くらいだったが12万円まで下がったときに購入。
決め手は
1万円のキャッシュバック!!という文字だった。「キャッシュバックキャンペーンが無くなったらどうしよう!?」「早く決めてしまわなければ!!」結局のところ、まんまと乗せられてしまったのだ。「思う壺」とは私のためにある言葉。あの頃私はまだ若かったのだ。某通販会社の「50台限定」とかいうのに通じるものがあったのでしょう。その後値段はもう少し下がったが、まあ納得の範囲だった。

 

その新聞広告のショップは雑誌などでも時々見かける有名な店だった。しかし、実際にその店に行ってみると少し目を疑い目「ここなのかっ?」目「ここでいいのかっ??
目と心の中でつぶやいた。かなり老朽化した木造の建物。「ここは倉庫じゃないのか?目パソコンショップというより「醤油屋」とか「漬け物屋」が乾燥してしまいました~というような雰囲気だ。(あくまで個人の感想です)客が多く忙しいこともあってか店員の愛想もない。まあ、某ハンバーガーショップのように愛想にひひも商品のうちというように、ここにはそれを求めて来る客もいないので、安さの秘訣はそこにあると思えば十分納得のいくところである。

某ハンバーガーショップの店員の愛想の良さは店によってちがう。愛想の良くない店に入ったときには「二度と来てやるものか」と心の中でつぶやきながら笑顔で去っていくのだが、この店にはそれを言わせない何かがあった。ハンバーガーショップハンバーガーはたくさんあるが、安売りパソコンショップはそうそうあるものではないのだ。

注)このショップ、今はとても立派店舗を構えていらっしゃり、愛想の良い対応をされていますと声を大にしてお伝えしておく。

遺憾の意よりもミカンのミ-ColorStyleWriter2400

 


初めて買ったパソコンの
LC Ⅱは本体購入価格が38万円くらいだったので、この価格は劇的に安かった。そのため、気が大きくなり、今までDTMにしか使っていなかったパソコンだが、ワープロソフトとプリンターも購入することになった。ワープロソフトはMacWordというソフト。ちなみにマイクロソフトのそれとは縁もゆかりもない。もちろん今のMacで動くバージョンはどこを探しても無い。プリンターはAppleがまだプリンターを販売していた頃だったので ColorStyleWriter2400を購入。6色リンゴのマークがついているAppleのプリンターだが中身はCanonのプリンターということだ。ちょっと、レアな一品かと思ってまだ家の納戸に眠っているのだが、いつか日の目を見ることはあるのだろうか・・・・得意げ

 

さらにしつこく書いてしまうが、このMacにはリモコンがついていた。リモコンの電源ボタンを押せば「ジャ~ン」とMacが起動する。先にリモコンで起動させておいて、立ち上がった頃にMacの前に・・・って感じでしょうか?

しかし、このリモコン欠点が一つ。SONYのテレビのリモコンにも反応しちゃう

のです。また、家のTVがご丁寧にもSONYTVだったりでテレビをつけたら「ジャ~ン」って音とともにMacも起動なんて事も・・・ショック!

「Macintosh LC Ⅱ」遺憾の意よりもミカンのミ-Macintosh LC Ⅱ-2
それは、1992年12月に私が初めて買ったパソコン。


なぜ、Macだったのか。「Macで音楽」その一言に尽きる。

いわゆる「DTM」 デスクトップミュージックを楽しむため。

なんか、かっこよかったのです。


学生の頃には、専用のシーケンサーとMTRを使って曲を作ってましたが、音楽雑誌などで専用シーケンサーなどとは比べものにならないパフォーマンスを発揮するMacの記事を目にする度、Macへのあこがれが増していくのでした。

「元気があればなんでも出来る!!」
この有名な言葉も

「Macがあればなんでも出来る!!」という風にしか聞こえなくなってしまったのだ。

(後に勘違いだったことが判明むっ


しかし、卒業を機に音楽とも離れなければならないかと思い、鍵盤がついた機材以外は売り払ってしまった。「あぁ・・・なんてもったいない!!と思われる方もおられるだろうが、実を言うと私にはたまった下宿の家賃を払わなければならないという使命があったのです。ホントは音楽と離れる事なんて考えられなかったのです。


あっ Macintosh LCⅡの事をすっかり忘れていました。

てなことで、一旦なくしてしまった機材を取り戻すことに決め、いっそのこと「Macも買っちゃえ」ということになり、MacでDTMに必要な機材やソフトを多額のローンを組んで大人買いしちゃいました。


その時に買ったMacがMacintosh LCⅡ。

値段は確か本体380,000円 13インチモニタ70,000円くらいだったかな・・・

今なら、どれだけすごいマシーンが買えることか。

そうそう、あの頃はキーボードは別売りでした¥

マウスだけあれば、ソフトウェアキーボードみたいなので文字の入力は出来るから最低限の物しかつけないってことらしい。キーボードがなくってもこのパソコンは使えるんだ。キーボードが欲しかったら別にお金払って買ってね~ みたいな感じですね。今じゃ考えられないね。さすがApple。

メモリは4MB?2MB?どっちだたかな・・ ハードディスクは120GB(本来は80GBだったみたいだが 販売店の都合で120GBがついた)

当時System7が出ていたにもかかわらず、System6(漢字Talk6)がインストールされており せっかくカラー表示が出来るLCシリーズを買ったのに基本モノクロ画面。使うソフトもモノクロ。今思うと間抜けな感じですが、当時はそれで大満足でしたね。それに、今思うと漢字Talk6が使えたってことに感謝です。


マックを購入。夢にまで見た80,000円のシーケンサーソフトMOTUの「Performe」が画面に音譜

これで完璧。私に出来ないことはないチョキ

休みの日は朝から晩までMacの前に座り音楽三昧。

しかし、この恵まれた環境の中でも学生の頃と大して変わっていないことにふと気がついた。

確かに、操作性は抜群でストレスの度合いが桁違いに少ない。

なのに、なのに何も変わらない。

そう、音楽のセンスもテクニックも何も変わってなかったのだグー