「多様性・世代ごとの違い」について考える | 皆見つかさ 公式ブログ 〜ソロアーティストの脳内と日常

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この記事は4293文字です。(読破予想時間:約10分13秒)

 

■はじめに

少し古い話題ですが、8月8日のサンデーモーニングで発した張本勲さんの、女子ボクシングに関する言葉についてです。

 

 

この記事が消える日を見越して、記事からの引用です。

 

【引用】

問題発言は前週8月8日の放送中、東京五輪女子フェザー級で日本女子初の金メダルを獲得した入江聖奈(日体大)を扱ったニュースについて、張本氏が「女性でも殴り合いが好きな人がいるんだね。見ててどうするのかな。嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り合ってね。こんな競技好きな人がいるんだ」となどと発言したもの。視聴者からの抗議が相次ぎ、日本ボクシング連盟が10日付でTBSに抗議文を送付していた。

(↑引用はここまで)

 

今回はこの件について書きたいと思います。

 

■肯定派でも否定派でもない

最初に断っておきたいが、今回の僕の立ち位置は、張本勲さんの発言に関して肯定派でも否定派でもない立ち位置でこの記事をかくつもりである。

 

そういう事を言えばどうなるのかという事を深く考えずに発言する人、その発言を聞いて我こそはと叩く大衆、大慌ててで謝罪を繰り返すスタッフ陣など、全体を客観的にみて、自分の中に自然と出てきた事をしたためようと思っただけである。

 

■彼はきっとTPOを考えなかった

僕は、今回の張本氏の発言について、テレビであれを言うと不快感を感じる人がたくさんいると言う事を踏まえると失敗だったかなとは思う。

 

ま、TPOを間違えたのかなと。

 

だから、張本氏に対して「それはないだろ」と言う意見が並ぶのも分かる。

 

入江選手がどう受け止めたか、どう感じたかにもよると思うが。

 

◎【追記(同日、22時10分頃)】入江選手がどう感じたか

↑追記はここまで

 

しかし、意見を超えて人格や存在まで否定する様な言葉がSNSなどにたくさん投稿されている事態、平たく言うと、大勢で1人を叩いている事態、それも袋叩き状態はいかがなものかと思うのである。

 

■東京2020大会のテーマの一つは多様性

でも、多様性と言う今回の大会テーマをじっくり考えると、張本氏の意見も多様な意見の中の一つである。

 

女性がボクシングをするのを受け入れない人がいたってそれは多様性であるし、それを好きな人がいるって事を不思議がる感覚だって多様性の一つだ。

 

念のために断っておくが、僕は、女子ボクシングは完全肯定派で入江聖奈選手には物凄く大きな感動を与えて貰った1人だ。

 

それは、僕のツイートをみて頂ければ一目瞭然であるので、疑わしいと思う方は見て頂ければ思う。(笑)

 

 

これを張本氏の本職である野球に置き換えてみたとすれば解りやすい

 

これは、僕の意見ではなくあくまで張本氏の女子ボクシングに対する物言いを野球に置き換えてみただけの単なる例文である事をご理解頂いた上でご覧頂きたい。

 

いい大人でも玉遊びなんて、そんなのが好きな人がいるんだね。そんなもの見ててどうするのかな。いい歳した大の男が玉転して棒切れ振り回してね。こんな競技好きな人がいるんだ

 

例えばこんな意見があっても僕はいいと思う

 

それに、こればかりは、その人の正直な感覚なのだから、説得して変えられるものでもないし、これもまた多様性の一つとして認めるしかない。

 

ただ、こんな事は公の場で言ったり、それをやっている本人に向かって言うべき事ではないのは当然の事であるが。

 

これに関しては何であれ同じで、僕たちミュージシャンにとっても、世の中にはいろんな人がいて、自分の音楽ジャンルを完全否定する人は、どのジャンルでも必ず存在するし、勿論、僕にも嫌いなジャンルや苦手なジャンルはあるし、嫌いな音楽アーティストもいる

 

残念な事ではあるが、それは認めざるを得ない事だと思ってる。

 

そして、僕は例え嫌いな有名人がいようとそれをネットのみならず、リアルでも他人の前で口にする事はずいぶん前にやめている

 

 

因みに、今回僕が書いているこの意見も多様性の一つである。

 

■デリカシーがない人はずっとデリカシーがないままである

ただ、何かを楽しんでいる人やそれを一生懸命にやっている人に向かってこう言う事を言うのはデリカシーに欠ける行為だと思うので、正直、褒められたものではないし、それは、口にすべきではない。

 

僕の拙い人生経験の中ではデリカシーに欠ける奴や空気を読めない奴と言うのは、何度、注意してあげても、何度、失敗をしても何が悪かったのか本質が理解出来ない人間がほとんどで、何度も何度も同じ過ちを繰り返す。

 

そして、それを過ちだとは気づかないまま歳を重ねていくのである。

 

ま、言うだけ無駄な相手とも言える。

 

でも、親しい仲間内でそんな話をするのは別にかまわないのではないかと思う。

 

実際僕も、嫌いとまではいかなくても、スポーツに限らず音楽でも何でもあらゆるもので、何が面白いのか分からないものは世の中にたくさんあるし、親しい間柄では、正直にその感覚を互いに話したりしたものである。

 

■公共の電波を使ってどこまで言っていいのか

こう考えても今回の問題点はやはりTPOだったのではないかと言う結論だ。

 

きっと、公共の電波を使ってこの様な発言をした事は、アウトなのだろう。

 

しかし、どこまでがアウトかって判定も人によって分かれるので、案外曖昧だと改めて気付かされる。

 

■SNSも公共での発言

公共の電波で、今回張本氏があの様な発言をした事に言及して、「それはダメだ」と言う域を遥かに超えて、人格否定や存在否定までする意見をネットに投稿する人間が大量にいた訳であるが、ネットやSNSもテレビ以上の公共性がある

 

ネットなら何を言ってもいいとはならないし、ネットだからと、誰かをボロカスに叩く人間は、結局、公共の電波で言ってはならない事を言った人間と同じ穴の狢(むじな)と言う事になる。

 

但し、同じ穴の狢同士とは言え、テレビで顔も名前も素性も出して発言している人間より、匿名であるのをいい事に好き放題誰かを攻撃している連中の方が人としては、何段階も格下の下劣で卑怯な人間だと思えてならない。

 

■多様性を認めるという事

多様性を認めるという事を考えてみるに当たって、張本勲さんと言う人物の背景を考えてみたい。

 

御歳81歳、昭和のしかも戦前の生まれの男である。

 

話の前に、昭和の男・当時の価値観などと言われても、平成生まれの人達や昭和の終わり頃の生まれの人達にはピンと来ないと思うが、今とは価値観の全く異なる時代を生きて来た人であると言う事実くらいは押さえておいて頂きたい。

 

同じ昭和生まれでも、僕たちの世代は、何とか時代の変化を理解しながら、違和感があってもいろんな事に注意をしながら生きていく事が出来る。

 

しかし、さすがに81歳ともなると、新たな価値観を押し付けるのも無理があるのではないかと思うのだ。

 

今この時代にそぐわない古い世代の価値観と常識を持ったまま生きていらっしゃる方が常に一定数いらっしゃるのが世の中である

 

それはきっといつの時代も変わらない。

 

2021年、令和のこの世の中には、大正・昭和・平成・令和と異なる時代の価値観と常識を持って生きている人間が混在している

 

それが、世の中であり今の時代なのだという理解があると、今の時代の非常識である、違う世代の常識を目の当たりにした時も、自ずと感情面や反応に違いが出てくるのではないかと思う。

 

例えば、昭和生まれの爺さんが「今は女もこんな仕事をするの!?それで嫁の貰い手がいるのかねぇ〜」なんて言ってても、「今時の年寄りらしい」だとか「あの爺さんらしい物言いだわ」と理解する事によって軽く流せる事もきっと増える

 

そうであれば、今回も皆が「張本さんらしい」で終わっていたのかもしれない。

 

そして、そうであるなら特に誰かに対して、大きな影響力を持つ事もない

 

■何でもかんでも許す必要はない。

但し、いくら多様性だと言っても、今の時代の価値観からズレてはいけないものもある。

 

例えば、セクハラなんかいい例だ。

 

僕がまだ子供だった頃の昭和の時代には、上司が部下である女子社員のお尻を挨拶代わりに触るなんて事は、本当にあちこちであったらしい。

 

だからと言ってそれで逮捕される事もなければ、会社を解雇される事もない。

 

でも、当時の女性達がそれを何とも思っていなかったのかと言えばそれは違う。

 

女性としての感覚は、現代の女性と全く同じだと言っていいだろう。

 

それを我慢するしかなかっただけで、こう言った事が今行われるとしたなら、例え、古い時代の生まれであっても、決して許してはならない

 

法の力を持って、身をもって分からせる必要がある

 

■まとめ

とまあ、その線は曖昧で難しいのかもしれませんが、逆に、線をびっしりと決める必要もなく、もっと、ゆるりと柔軟性をもって自分とは違う価値観を持つ人と対峙してもいいのではないでしょうかね。

 

生まれや時代による価値観のみならず、1人でも多くの人が、世代に関係なく他人のとの価値観まで広げて考えてみると、もっと、大らかな社会になるのかなと、そんな風に思います。

 

そして、各世代の悪いところばかりピックアップするのではなく、各世代特有のいい所も絶対にいくつもあるので、そこに気付ければ、お互いにもっと生きやすい、今よりも大らかな世の中になるのではないかとも思います。

 

 

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