この記事は2544文字です。(読破予想時間:約6分3秒)
■はじめに
昔、レコードやカセットテープから、好きな曲を選んで、ダビングしたりして、1本のベストテープを作っていたと言う話を以前ブログに書いた事がありますが、最近、数十年ぶりに似たような作業をしてみたと言う話です。
■レコードをmp3に
自分の持っているレコードに収録されている曲で、聴き込んで覚える必要が出てきた曲がある。
レコードプレイヤーはあるが、何度も一曲だけをリピートしようとすると、レコードプレイヤーでは、毎回手動になるし、第一、レコードプレイヤーのある部屋でしか聴く事が出来ない。
これではあまりに不便だ。
と言う事で、その曲だけiTunesに取り込んで、iPod touchで聴く事にしたのである。
これなら、家の外にいても聴く事が出来るし、用事をしながらでも聴く事が出来るので、時間も効率よく使える。
そこで早速、パソコンに取り込む事にした。
■DAWでアナログをデジタルに
レコードプレイヤーは常にミキサーに突っ込んであるので、ミキサーを通してMacにすぐに取り込める様にセッティングされている状態だ。
取り込む方法は、ミキサーとMacを繋いで、DAWソフトを使って録音すると言う、普通のレコーディングと同じ方法だ。
要は、楽器を鳴らす代わりにレコードを鳴らして、DAWに取り込むと言う訳である。
■1曲だけのつもりが
取り敢えず、入出力のレベル調節をして、レコードからDigital Performerに曲を取り込んだ。
Digital Performerとは、僕が使っているDAWの事である。
そして、DAWで処理を施した後、mp3に書き出して完成。
しかし、アルバムの曲を1曲だけ取り込んで終わるのは、iTunesとiPod touchのプレイリスト的にも、どうにも気持ちが悪い。
と言う事で、アルバム丸ごとデジタル化する事にした。
■懐かしくも面倒なデジタル化作業
ちなみに、僕がデジタル化しようとしているアルバムは2枚組のLPレコードで全20曲入りである。(;・`ω・´)キアイ!
実際に作業を進めてみて、3曲か4曲取り込んだ所である事に気付く。
これって、昔、ベストテープを作ってた作業に凄く近いのではないか? ( ̄ー ̄;うーん?
レコードやカセットテープなどのアナログ音源からパソコンに音を取り込む際、一曲だけ正確に狙って、再生させるのはなかなか難しい。
なので、録音を開始してから、目的の曲の前の曲の終わり際辺りから再生を始める。
それから、曲の余韻をしっかり録音する為に、次の曲が少し鳴った辺りで録音をストップする。
そして、曲の前後に入った不要な音をカットするのである。
本当は、曲を取り込んだ後に、マスタリング作業なども出来ればいいのだが、さすがに、それは気力が持たないと諦めた。
取り敢えず、ノーマライズをかけて音圧だけ上げておしまいと言う事にした。
しかし、ここまででも、すっかりデジタルに慣れてしまった自分としては本当に面倒だと、この時点で少し後悔し始めたのだが、数曲であれ取り込んだ曲を消すのも嫌だし、かと言って中途半端に数曲だけ取り込んで終わるのも気持ちが悪いので、最後までやり通す事に決めた。
本当に、昔は、こんな作業を黙々と四六時中、よくやれたものだ。
現代とあの頃の時間の流れが随分違って感じる。
■二日かけて取り込んだが・・・
結局、途中で気力が持たず、1日で仕上げる事が出来ず、作業は二日に渡る事になった。
仕上がりは、思ったよりも良く、ダイナミクスも使わず、手を抜いた割には、想像以上に綺麗に録れている。
ただ、どうしても、アナログの場合、多少なりともノイズは絶対に入る。
特定の周波数をパラメトリック・イコライザーを使って削るなりすれば、今よりは更に、ある程度押さえられると思うのだが、そこまでやる気力もなければ暇もない。
それでも、カセットテープのノイズよりはかなり小さいのだが、デジタル音源になれてしまったせいか、少しそこが気にはなるのだが、まあ良しと言う所である。
自分の持っているアナログ音源を全てデジタル化出来たらいいなとは思っているのだが、あまりに大量のレコードとカセットテープなので、それは既に諦めてはいる。
それに、二日かけて取り込んだ割には、目的の曲以外はほとんど再生していない。
アナログ音源の場合、ダビングしたりパソコンに取り込んだりする時は、再生しながら録音する事になるので、パソコンに取り込む際に、どの曲も最低でも一度は聴いている為、デジタル化された時には既に懐かしさや新鮮さの様なものが薄れているせいだろう。
そこからも、過去に聴き込んだアナログ音源を、例え、全てデジタル化した所で、大半は、再生される事もなく終わるのだろうと言う気がしている。
■最後に
そんな感じで、アナログ音源をデジタル音源化した訳ですが、思ったよりも面倒でしたね。
これに近い事を昔は、平然と普通に、しかも楽しんでやっていたと言う事に改めて感心しました。
面倒ではありましたが、何だかちょっぴり懐かしい気分にさせられた点は良かったかなと思います。
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