皆、マイノリティーが分からない。 | 皆見つかさ 公式ブログ 〜ソロアーティストの脳内と日常

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この記事は4775文字です。(読破予想時間:約11分22秒)

 

みなさんはマイノリティーと言う言葉を聞いて、どう言うものを思い浮かべますか?

 

同性愛など、性別に関するマイノリティー?

 

或いは、心や身体に障害を背負ったマイノリティー?

 

僕個人の感覚では、世間では、比較的この辺りの話をする時にマイノリティと言う言葉が使われている様な気がしています。

 

しかしここではマイノリティーと言う言葉を「少数派」と言う意味で使用しています。

 

今回は、そんなマイノリティーに関する話題を、マイノリティーの立場からではなく、その他多数派の立場から語らせて貰いたいと思います。

 

この記事が、何かの参考になれば幸いです。

 

 

僕個人が、マイノリティーと言う言葉を使う場合、勝手に拡大解釈しているのかもしれないが、大抵はもっと幅広くまさしく「少数派」の意味で使用している。

 

「少数派」と言う言葉だけを深く考えずに聞くと、あたかも、多数決の結果、人数が少ない考え方や意見を持つ者や、数えてみたらあるカテゴリーで人数が少なかった人達を指すだけの様に捉えてしまいがちだが、きっと、人数的に僅かな差で少ないと言うだけでは、この言葉は使われないのではないだろうか。

 

仲間を探すのにもそれ程多くはなく、それ故に理解される事もままならない、そんな少数派である人達を「マイノリティー」と表現するのではないだろうか。

 

人数が少ないが故に理解出来る人も少ないし、また、他者から関心や興味を持たれる事も少ない。

 

だから、偏見もあれば差別も起こる。

 

そして、マイノリティーの人達は、より表に出ようとはしなくなる。

 

結果、更に世間の理解からは遠ざかる。

 

そんな悪循環が働いているのではないかと思えてならない。

 

 

僕もカテゴリーによってはマイノリティーに属する場合もある。

 

理解を得ようとも思っていない事もあれば、出来れば、多くの人に理解をして貰いたいものまで様々だ。

 

僕の場合、マイノリティーと言ってしまうと大袈裟だと言われる様な、他人にとってはとても小さな話も多いが、世間で話題になるマイノリティーの場合、深刻な話だったりデリケートな話だったりする場合がとても多い。

 

何日か前になるが、女優の室井滋さんの発言ネットで炎上したと言う記事を読んだ。

 

◇室井滋が男性の同性愛者に率直発言「女の子と付き合ったら変わっちゃうかも」

 

◇「女の子と付き合ったら変わっちゃうんじゃない?」、女優・室井滋さんの発言に批判殺到

 

テレビ番組でゲイだと言う男性が「男性しか知らない」と言うのを受けて、室井滋さんが、「女の子と付き合ったらかわっちゃうんじゃない?」と発言されたらしいのだが、その言葉が、ネットで批判の的となり大炎上していると言うのだ。

 

この批判をしている人達がゲイなのかどうかなのかは分からない。

 

この話を論じる場合、批判をしている人達がゲイであったり、ゲイの人達の真の理解者である場合と、勝手に、ゲイの心理を分かったつもりになって代弁しているだけの人である場合によって、僕の意見は当然変わってくる。

 

客観的に見ている僕が、この人達がゲイの気持ちが分かる人かどうか分からないと言う事は、僕自身がそれを判別するスキルを持ち合わせていないと言う事であり、またそれは、今回の騒動で僕を理解させるに至らなかったと言うのが事実なのだ。

 

これはきっと、僕だけの話ではない。

 

多くの人が僕と同じ様な感覚であるとみて、ほぼ間違いない。

 

正直な所、多数派の人達は、マイノリティーの気持ちは分からないのだ

 

そこがスタートである事は間違いない。

 

この騒動に関しても大多数は、室井さんと同じく、怒っている人達が何故怒っているのか全く分からないのだ。

 

室井さんもきっと、これでは謝罪のしようもないだろう。

 

こんな場合、多くの芸能人・著名人の方達は傷付けた事を素直に謝罪する事がほとんどだ。

 

しかし、どこをどう改めたらいいのか分からないままに謝罪している事も多い筈だ。

 

そんな場合大抵、人は、「触らぬ神に祟りなし」と言う結論に至るのではないだろうか。

 

つまり、「もう、そう言うたぐいの話には一切触れずにおこう」「今後は関わらないでおこう」と言う結論に至ると言う事だ。

 

これでは一向に理解は進まない

 

そして、腫れ物に触る様なデリケートな問題として、世間の隅へ追いやられてマイノリティー化がより一層進む事になる。

 

もし、この怒っている人達がゲイの人達であるなら、そこは冷静に根気よく理解を得る方向に持っていって欲しいと多数派からは感じてしまうのだ。

 

なぜかと言うと、理解をしたいからに他ならない。

 

だから、気軽に無邪気に子供の様に素直な疑問を率直にぶつけられる空気でいて欲しいのである。

 

聞きたい事や知りたい事がたくさんあるのは事実なのだが、こういう騒動がある度に、下手に聞くと傷付けてしまう、怒らせてしまうと言う心理が世間に蔓延していってると言うのは事実だ。

 

これは、双方にとってとても悲しい事なのではないか?

 

そんな風に思うのだ。

 

 

随分昔の話だが、テレビで同性愛の人達がたくさん出てきて、いろいろな事を話すと言う番組があったのだが、「同性愛って精神的な病じゃないの?」と言う意見に、たくさんの同性愛者達が、その場で切れて収拾がつかなくなったのだ。

 

詳しくは分からないが、全員が病だとは言わないまでも、中には、そういう病の人がいるかもしれないと僕自身も思っていたので、あそこは切れずに、いろんな人の感覚や意見を聞かせて欲しかった所だ。

 

結局は、あの人達がどう思っているのかと言う事は聞けなかったし、理解せずに何かを喋ると怒らせてしまうんだと言うのを学んだだけだった様な気がしている。

 

理解したいが為の質問が、結果、理解から遠ざかる事になってしまうと言う悲しい結末だ。

 

さっきも同じ事を書いたが、僕達は、分からないのだ

 

そこで怒られても、何故、怒るのかすら理解出来ない人がほとんどなのだ。

 

それでは決して理解を得る事は出来ないと僕は思う。

 

今となっては、マイノリティーの人に的外れな事を言ったり訊いたりすると怒られると言う意識がつい働いてしまうのは事実だ。

 

ならば触れずにおこうと思う人間も、当然多数出てくる。

 

これでは理解は広がらないし、自分達で理解される機会を潰している事になる。

 

そして、当人でない理解しているつもりの人間達が騒いでいるのなら、少数派多数派、どっちのとってもただ迷惑なだけの行為であり、とても迷惑な存在でもある。

 

どっちにしろ、こう言った場合に怒りをまき散らすだけでは、より一層理解は深まらず、どんどん孤立してしまうだけなのではないだろうか。

 

 

つい先ほどニュースで見たのだが、目の見えない人が、ホームドアのない電車の駅のホームへ転落する事故が多いのだそうだ。

 

盲導犬を連れていてもその事故は起こる。

 

僕も、目の見えない人がホームの白線を超えて歩いているのを見た事があるのだが、そんな時にどうしてあげるのが一番良いのかが分からないので、ただただ、何かあった時にすぐに動ける様にと身構えながら、見守るくらいの事しか出来なかった事がある。

 

声をかけると失礼になるのか、はたまた、声をかけてあげた方がいいのか、或いは、中途半端に声をかけるだけでは、ありがた迷惑になるのか、そう言う微妙な心理が分からないから躊躇してしまうのだ。

 

やはり、目が見えない障害を抱えた人もマイノリティー(少数派)であるので、その心理を気軽に訊く事が出来る相手が、身の回りにはいないのだ。

 

たまに出逢えたとしても、視力に関する話題に触れていいのかどうかも分からないし、ご自身で話されたとしてもどこまで突っ込んだ話をしたらいいのかも分からない。

 

しかし、ニュースに目の見えない女性が出演されてて、「危ないですよ、もう少しこちらを歩かないと落ちますよ」と声をかけられるのは有り難いとおっしゃっていた。

 

こういう風に説明されると、次回は、こちらも声をかけやすくなる

 

マイノリティーの人達に必要なのは、きっと、こういう事なのだろう。

 

積極的に理解を得る為に行動する事で、どんどん理解が広がるのだ。

 

 

つい最近、ある大学生が同性愛者である事を同級生にばらされて飛び降りして亡くなったと言う事件があった。

 

◇一橋大・ゲイとばらされ亡くなった学生 遺族が語った「後悔」と「疑問」(BuzzFeed Japan) - Yahoo!ニュース

 

通常、普通の人はその心の傷は大雑把にしか分からないし、その大部分は想像に過ぎないのも事実だ。

 

もし、あの事件でその亡くなった彼の近くに、彼に対してでなくても、一人でも二人でも普段から同性愛に対する理解を示している人間がいたならば、あの悲劇の結末はまた違ったのではないだろうか?と言う思いが浮かび上がる。

 

実際の所、それは分からないし、理解者がいたとしても深く傷付いたであろう事は確かだ。

 

でも、理解者が世間に増えれば増える程、そう言った悲劇の数だけは減るのではないだろうか。

 

そう言う悲劇を減らす為にも、切れずに落ち着いて説明をして欲しいと心の底から思う。

 

理解をしたいと言う心理と共に、それぞれの中には、いろんな疑問がある。

 

ネットで調べても出て来ない様な細かい心理だってあるだろう。

 

奇麗事だけでなく、そんな自分の中には、疑問以外にも興味・好奇心の様なものも勿論ある

 

でも、それを受け止める勇気を持って欲しいと勝手ながら思うのだ。

 

こんな悲劇を減らす為にも。

 

マイノリティーの世界へは偏見はどうしてもついてまわる。

 

「世界では今」とか「時代に付いて来れていない」「遅れてる」などと言ってみたって、せいぜい裸の王様の物語の民衆の様に分かったフリをする人間が増えるだけで、真の理解を広げる事は出来ない。

 

もし、室井さんの件で騒いでいるのが、デリケートな問題を理解出来てる進んだ人間気取りで、裸の王様のバカな民衆と同じ事をしているだけの連中なら、それは世間の理解を邪魔する行為に他ならない最低の行為だと言える。

 

この騒いでる人達が本当の理解者やゲイ本人達なのか、裸の王様のバカな民衆張りの奴らなのか、判別出来る様な説明を聞きたいと思っている一般人もきっとたくさんいる筈だ。

 

結局、あの騒ぎもこのままでは、何を怒っているのか、今後何を言うのが良くて、何を言ってはダメなのかも分からないままで、あの人達の怒りは、本物のゲイの声だったり、真の代弁者だったりするのか、はたまた的外れな奴らなのかそれすら分からない、無駄な騒動で終わってしまう。

 

こう言う騒ぎがある度に、毎回、残念に感じている。

 

起きてしまった騒動なのだから、それをいい機会に変える事が出来ればいいのにと思うのだ。

 

 

思った事を率直に書いてみましたが、これすら、誰かが傷付く事なのかどうなのかも分からないし、使ってはいけない表現が有ったのか無かったのかも分かりません

 

もし、不快に思われた方がいらっしゃいましたら、どうかご容赦願いたいと思います。

 

そして、この機会に冷静に理解を進める機会として下されば尚、嬉しい事です。


☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*

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