この記事は4463文字です。(読破予想時間:約10分37秒)
有り難い事に、このブログを開始した頃に比べてリピーターさんも増え、そして検索エンジンからやって来られる方も随分増えました。
その検索エンジンで使われたキーワードを見てみると(←それが誰なのかは分からないので安心して下さい)、その人が何を知りたくて、或いは、どんな事を求めて検索していたのかある程度ですが分かります。
それが、ドンピシャなら嬉しいのですが、必ずしもそうとは限らない訳で、そこがどうにも申し訳ない気分になってしまって仕方がありません。(´・ω・`)ゴメンネ
昨日も、自主制作ラジオ番組をアップしましたが、ラジオ番組の自主制作の仕方を検索した結果、僕のラジオ番組の紹介ページなどに辿り着く人が案外多いんですね。
そして、ラジオ番組の自主制作に興味を持ってる人がこんなに多いのにも驚きました。
僕の場合、正式にラジオ番組の制作方法を知ってる訳でもなくただ、適当にイメージしたラジオ番組に近付く様に、自分で工夫して作ってるだけで、制作方法のハウツー記事なんて書けないんですけど、僕のこんな適当なラジオ番組の制作の流れだけでもいいのなら、何らかのヒントになるのならと、ちょっと公開して見る事にしてみました。
あくまで、ラジオ番組を作る僕の手順であって、レコーディング方法などの解説ではありません。
そんなものでよろしければと言う事で、それでは、始めたいと思います。
まず、ソフトウェアの話から。
ソフトウェアの使い方等は、ここで解説する事は出来ませんので、それぞれでお願いします。
ソフト毎に使い方も違いますので。
僕の場合は、パソコンはMacでソフトウェアはDigital Performerと言うソフトを使っています。
このソフトはプロフェッショナル御用達とよく言われるソフトで、他にもPro ToolsやLogicなど、同じ様に言われているソフトがあります。
この3つは古くから音楽制作の定番ソフトで、DAWを行う上では、最高峰のソフトウェアと言っていいと思います。
どのソフトがいいとか悪いとか、よくネット上で喧々諤々、喧嘩になってたりしますが、この域になると、本人の好みや使い勝手次第だと言えるでしょう。
僕がDigital Performerを使っているのもこの中で最高だからって訳ではありません。
いろいろ使ってはみましたが、単にDigital Performerを昔から使ってて、一番使いやすいからって理由です。
特に乗り換える必要性を感じないですし。
そして、これら3つのソフトはかなり高機能で、初心者にはちょっと難しいと思われるので、Macユーザーなら最初からMacに付属しているGarageBand辺りから始めて見る事をお薦めします。
僕はいつもMacでレコーディングをしてるので、Windows用のソフトウェアには詳しくなく、無責任にお薦め・紹介は出来ませんが、WindowsのソフトはMacよりかなり種類も豊富ですので、一度検索してみて下さい。
“Windows dawソフト”などで取り敢えず検索してみてみてはいかがでしょう。
取り敢えず、ここからの手順はソフトの使い方を理解してるものとして進めさせて頂きます。
僕が最初に作ったのは、番組のジングルです。
その時の経緯と手順は、『ラジオのジングルだけ先に作ってみた』と言う記事に詳しく書いてますので、是非、知りたいと言う方は読んでみて下さい。
録音方法やミックスの方法は、通常の楽曲のレコーディングやミックスと同じです。
短い曲のレコーディングだと思って貰えばいいと思います。
その出来たジングルを、一旦WAVEやAIFFで書き出しておきます。
そして番組冒頭のタイトルコールも同じく、録音後に単体のファイルに書き出します。
タイトルコールは、ただ単にマイクの前で、タイトルコールを叫んだだけで、特にコンプやリミッター以外のエフェクト処理はしていません。
次に番組のレコーディングなんですが、DAWソフトで(僕の場合はDigital Performer)で新規Projectを立ち上げて(新規ファイルを作成して)、まず冒頭にタイトルコール、それに続いてジングルを、それぞれ別のトラックに配置します。
そして、いよいよ番組のトーク部分の収録に入ります。
自分のトークを録音するトラックを作成して、ジングルに続いて録音を開始します。
僕の場合は、台本等はナシで進めてます。
一度だけ台本を使おうとした事があるのですが、やはり自然な喋りが出来ないし、時間も取られてしまうので、結局、台本は毎回ナシでやってます。
どうしても自信がなければ、簡単な話の流れくらい書き出しておくのもいいかもしれません。
でも、生放送じゃないので、修正がきかないくらい無茶苦茶になった場合は、そこからやり直せばいいし、部分的に台詞を噛みまくったりした場合も、あとからそこだけ削除する事も出来ます。
言い忘れた事があれば、あとで話を足して挿入する事も出来るし、結局、そう思ってリラックスして話すのが一番いいと僕は思ってます。
実際僕は、途中で止まっては少し戻ってやり直してって事はよくやってます。
それでも、完成した番組はしどろもどろで噛み噛みですけどね。(^^ゞ
そして、このトークのトラックもタイトルコールと同じく、コンプとリミッター以外のエフェクトは使っていません。
第3回目だけ、事情があって実はイコライザー処理してますけど、基本的には、ほぼノンエフェクトに近い状態です。
気になるのなら、ハイとローの不要な部分くらいは毎回カットしておいてもいいのではないかと思います。
あと、マイクの音質が気に入らないのなら、その微調整もした方がいいかもしれませんね。
僕の場合は、特に気にならないので、無駄な手間は極力省いてます。
次にBGMです。
僕は常にトークのバックグラウンドでBGMを鳴らす様にしているのですが、これは、単純に僕の脳内のラジオのイメージがそうだからそうしているにすぎません。
AMラジオを聴いてると、バックでBGMが流れている時もありますが、常に流れている訳でなく、トークだけの場面もけっこう多いものなんです。
トークに慣れてない新人パーソナリティーの場合、放送事故にならない様に保険としてバックで常にBGMを鳴らす様にする場合が多いと言う話を聞いた事がありますが、真偽は定かではありません。
僕がやっているラジオ番組にはスポンサーもBPOも関係ありませんので、、間が空いたからと言っても誰に叱られる訳でもなく、また、間が空けば後でカットすれば済むだけの話ですので、放送事故対策としてのBGMは必要がないですしね。
これは、「ラジオってこうだよね」って言う、あくまで僕のイメージと好みです。
因みに、BGMに使う楽曲はCDなど他人の音源を勝手に使う事は法的にも許されていないのでご注意下さい。
僕は、全て自分の楽曲、自分の音源を使ってますので、その辺りは全てクリアしてます。
他は知りませんが、YouTubeの場合は、他人の楽曲を自分で演奏して(自分で打ち込んでも可)自分で歌ってカバーすれば問題なく大抵の楽曲は使えます。
ただ、他人の作ったカラオケに合わせて歌うのはアウトですので、要注意です。
カラオケも自分で作る必要があります。
或いは、全て打ち込みでいくとか、フリー素材を使うと言う手もありますし、そこは工夫とアイデアでどうにでもなると思います。
そして、そのBGMの配置なんですが、僕は、これもBGM毎にトラックを分けて配置してます。
そうして、どんどん曲を繋いでいく訳ですが、繋ぎ方やフェードイン、フェードアウトなど、僕はDJの経験は全くありませんので、完全にその場の自分の感覚だけを頼りにやってます。
何が正解なのかは、自分でもまだ掴めてなくて、まだまだ手探りの状態です。
トークが終わって、曲もフェードアウトさせた後に、僕はもう一回ジングルを入れて番組の終わりとしています。
と言っても、これは僕のオリジナル手法ではなく、ラジオ番組ってジングルで始まってジングルで終わるパターンがとても多いイメージが僕の中にあるので、僕はそうしてるだけなんです。
要は「これこそラジオ!」って言う自己満足ですね。
それが終わったらミックスダウンとマスタリングの作業です。
それをYouTube向けに、160kbpsのMP3ファイルに書き出します。
音声だけでいいのならこれで終わりです。
僕はやった事がありませんが、YouTubeでも音声ファイルだけのアップロードも出来る様ですし。
僕の場合は、ここから動画の作成に入ります。
やはりバックのBGMの紹介もしたいですし、アノテーションなどを駆使して、自分の音源の宣伝や他の動画の宣伝もしたいですからね。
まず、画面上のテキストは、僕はPhotoshopで作成します。
高機能な動画編集ソフトならテキストも動画ソフトに任せてしまえばいいんでしょうけど、僕はMacに最初から付属しているiMovieを使用しているので、テキストに関してはけっこう制限があるんです。
なので、Photoshopで好きな位置に好きな書体でレイアウトをしてから、バックは透明で文字色を白でPNGで書き出します。
PNGかGIFならバックに透明を指定出来るので、動画に重ねても動画が隠れずに文字だけを配置する事が出来るので、PNGで書き出してます。
これをJPEGなどで書き出してしまうと、テキスト画像を重ねた瞬間に動画は白い画面で覆われて隠れてしまう事になるので、書き出しフォーマットは要注意です。
必要なPNG画像や、その他の必要画像が全て揃ったら、あとは、iMovieでの作業になります。
iMovieにMP3を読み込んで、表示させたいタイミングにPNGファイルやJPEGファイルを読み込んでいきます。
あとは、iMovieのエフェクトやタイトル機能などお好みで駆使して仕上げればいいだけです。
僕の場合は、カスタムサムネイルを使ってますので、PhotoshopとIllustratorを使ってカスタムサムネイルを作成します。
これは、必ずしも必要なものではなく、自動でYouTubeがサムネイルを作成してくれたりするので、欲しいと思う方だけが作ればいいと思います。
僕は、サムネイルを見ただけで何の動画か分かる様にしたいと思っているので、いつもカスタムサムネイルを作りますが。
完成した動画を書き出してあとは、YouTubeやFacebookなどにアップロードすれば作業は終了です。
ま、ざっとこんな感じです。
もう一度言いますが、これは、正しい作り方でも何でもなく、何も知らない僕個人が勝手にラジオ番組の様なものを作るのに、勝手に行ってる作業手順にすぎません。
それでも参考になるのなら、まぁ、どうぞと言う記事です。
そこは誤解のない様によろしくお願い致します。
少しは参考になりましたでしょうか?(・・;)
誰かのお役に立ったのなら嬉しいのですが。(^o^;)
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