芸能界は甘くない | 皆見つかさ 公式ブログ 〜ソロアーティストの脳内と日常

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この記事は4552文字です。(読破予想時間:約10分50秒)

 

■はじめに

「芸能界は甘くない」と言う言葉を聞いて、そう簡単には売れないとか、生き残るのはほんの一握りの人間だけとか、そう言う話を想像した人も多いと思うが、この記事はそう言う誰もが賛同する様な、よく巷で言われてる様な話ではない。

 

寧ろ、世間で事ある毎に言われる芸能界・芸能人についての意見と、ほぼ真逆の意見を書くつもりだ。

 

■芸能界について今回語りたい2点

芸能人が何か事件や問題を起こして、芸能界でやっていけなくなった場合に、その芸能人が芸能界に復帰する話が持ち上がるなんて事は、そんなに珍しい話ではなく、これを読んでる人も、すぐにいくつかの心当たりが浮かんだのではないだろうか?

 

事件を起こしながら、また、同じ芸能界に復帰出来ると言う事を、世間ではよく「芸能界は甘い」と表現する訳だが、これを完全否定する気はない

 

僕も、これを甘いと感じる場合も勿論ある

 

それはどれ程の罪だったかにもよるが、被害者が存在する話の場合は、その芸能人の復帰がその被害者にとって単に不快なもの程度であるのか、深い傷になっている程のものなのかと言う点は、凄く重要だと思う。

 

そう言う観点で物を見ても、絶対に復帰させるべきではないと言う人が復帰したり、復帰しそうになっていたり、或いは、復帰させようと擁護する芸能人仲間がいたりと言う点は、僕も「甘い」と感じている。

 

しかしながら、世間は芸能人に厳し過ぎると思う点と、芸能界を世間が勘違いしているのではないだろうかと思う点の2点について、今回は語らせて貰おうと思う。

 

その2点の共通項は、世間で「芸能界は甘い」「一般社会なら、そんな事は通用しない」と言う意見が大きく幅をきかせている点にある。

 

その部分に疑問を呈していきたい。

 

■未成年での喫煙が表沙汰になった芸能人の末路

まず、1つ目。

 

世間は芸能人に厳し過ぎると言う話。

 

この話は2つ目の話とも被る話で、また、いろんな観点でその話を語る事が出来るのだが、自分が一番強く感じている話だけをピックアップしたいと思う。

 

どういう話かと言うと、未成年の頃に起こした問題を世間がいつまでもバッシングし続ける傾向についてだ。

 

これが事件ならまだしも、あくまで未成年の頃に起こした「問題」である。

 

ずばりそれは喫煙

 

 

僕の中に、強く印象に残ってる女性タレントの話が2つあるのだが、風化させない手助けになってしまうと本末転倒だし、未成年時代の話なので、名前など具体的な話は避けたいと思う。

 

取り敢えず、彼女達は年代からして全然違う訳だが、共通している点は、週刊誌に未成年時代に喫煙をスクープされたと言う点だ。

 

どちらの問題も、もうかなりの年数が経過しているのに、未だに、彼女達が行動を起こそうとすると、芸能界への復帰そのものを反対する人もかなりいる様で、彼女達が順調に芸能界で仕事をしていくなんて、まだまだ夢の夢と言った感じだ。

 

確かに、未成年での喫煙はいけない事だし、芸能人としては印象もよくないだろう。

 

しかし、僕から言わせれば、たかがタバコでいつまで罪を背負い続けなければならないんだ?って話だ。

 

未成年で喫煙してた人間なんて、僕の周りにも山ほどいる。

 

それが見つかっても、せいぜい、高校生なら学校で停学を1週間程食らう程度だ。

 

なのに彼女達は、期間限定の謹慎程度では許して貰えず、芸能界をまず去る事になった。

 

そして、復帰の話が出る度に叩かれ続けて、一応、芸能界に籍を再び置くところまではいったが、まともな復帰と言える状態には今現在も至っていない。

 

十数年、数十年と、いつまでも叩かれてまともに仕事に復帰させて貰えない程の罪を犯したとは僕には思えない

 

そして、実際に未青年時代の喫煙を大人になってまで世間から叩かれ続ける一般人なんて、会った事も聞いた事もない

 

 

一般社会なら、成人になった人の未成年時代の喫煙を誰かに告げ口しても「あっそ」だとか「だから?」で終わってしまう様な話で、話が広がる事すらないだろう。

 

それどころか、告げ口をしてる側が変な目で見られる可能性の方が高い。

 

喫煙の印象が嫌で、ファンになれないと言うのは個人の好みだと思うが、復帰を邪魔する程ネットなどで叩くのは違うだろうと言いたい。

 

こんな状況で、どこをどう見れば「芸能界は甘い」となるのだろうと、ずっと思ってた。

 

これで甘いのなら、一般社会なんて、大甘もいい所ではないのかと思う。

 

一度想像してみればいい。

 

たった一度の喫煙を見つかった事で、退学になり、どこの職場へ面接に行こうと、必ず、そこへ連絡を入れる奴がいて、やっと雇って貰えたと思えば、職場の前でデモ隊が「あんな奴の復帰を許すな!」「未成年でタバコを吸った様な奴を雇うな!」とか、拡声器で毎日の様に、何年も何年も終わりなく叫ばれる様な、そんな社会。

 

これで、芸能界と一般社会の甘さは、ようやく五分くらいじゃないのか?と思える。

 

■芸能人だって問題を起こせばプロダクションから解雇されて二度と同じプロダクションには戻れない

そして2つ目。

 

例えば、何か事件を起こした芸能人が芸能界に復帰しようとする場合だ。

 

勿論、大罪を犯していたり、再犯を繰り返す様なヤツを復帰させようと言う動きには、僕も飽きれるし、甘いとも思う

 

こういう事があるから、全てを一括りに「芸能界は甘い」と言われるのかもしれないが、そこは、勝手に「時たま、復帰させていい人間とダメな奴の区別がつかないバカがいるのが芸能界」と言い換えておきたい。

 

その台詞は、「芸能界は甘い」と誰かの復帰も邪魔しようとする一般人にもあてはまる訳だが。(笑)

 

取り敢えず、今、僕が語ろうとしているのは、生涯の傷を負う様な被害者が存在する、そんな重い事件の話ではない

 

この場合にも「芸能界は甘い」だとか「一般社会では復帰は有り得ない」などと言う意見があちこちから出て来て、それに対する反論もないではないが、反対勢力はいつでも弱々しい。

 

まず、「一般社会なら復帰なんで絶対出来ない」と言う意見だが、この尺度がそもそもおかしい。

 

どの意見を見ても、事件を起こして会社をクビになったら、同じ会社に戻れる事はないと言う事を言っているのだ。

 

それなら、芸能人だって同じだ。

 

事件を起こした時に、ほとんどの場合、所属事務所は解雇されている

 

そして、一般人と同じ様に、同じ事務所へ舞い戻らせてくれる程甘くはない

 

■一般人は問題を起こしても、どこかでひっそりと同じ仕事に復帰出来る

問題はここからだ。

 

例えば、問題を起こして勤めていた東京の工務店を解雇された場合、大阪や名古屋など自分の事を知る人間がいない土地でなら、同じ業界でまた同じ職種の工務店で、今までのキャリアを活かして働く事が出来る可能性は高い。

 

しかし、芸能人の場合、顔が売れている分、どこの事務所へ行こうと、世間からの逃げ場などどこにもない。

 

それに、世間のバッシングが余りに激しく、浮かぶ背はないと判断されると、どこの事務所も雇いたがりはしない。

 

一般人の場合、何か問題を起こせば、見知らぬ土地でひっそりやり直す事が出来るが、芸能人の場合は、1度の失敗でも、逃げ場などないのだ。

 

■「一般の仕事に就け」と言う意見の矛盾について

そこでネットなどでよくみる意見は、その芸能人に対して「一般の仕事に就け」と言う意見である。

 

その意見を中心に「芸能界以外の仕事をやりたがらないとは、一般の仕事をバカにしてるのか!」的な意見が出始める。

 

一般の社会では、一度失敗したら2度と復帰出来ないと言いながら、一度失敗した芸能人には一般社会で働けと言っているこの矛盾

 

勿論、それを言ってる人間はバラバラで同一人物の意見ではないのは理解しているが、皆が、賛同している状況では「へぇ~、問題を起こしたのに一般社会では働けるんだ」とか「言ってる事バラバラじゃん」とかって、あきれた突っ込みばかりが頭に浮かぶ。

 

そもそも、芸能人の場合、一度問題を起こせば、顔が売れてると言う意味では芸能界であれ一般社会であれ同じで、そのどちらにも逃げ場はない

 

なのに、何故、慣れない他の仕事をしなくちゃならんのか、その理屈も理解不能だ。

 

■誰であれ慣れた仕事で社会復帰する方が社会貢献に繋がる

同じ様に事件の事を知られてるのなら、慣れた仕事へ復帰する方がいいに決まっている

 

一般人の場合でも、腕に覚えがある職で復帰する方が有利だし、大抵の場合そうしようとするだろう。

 

一流の腕を持った元・大工さんが、アパレル会社の面接にいく意味もメリットも双方にとってないのと同じで、芸能人だって芸能の世界で復帰を目指すのが一番いいに決まっている。

 

同じ事を何度も言うが、ただこの場合、一般人ならまた見知らぬ土地で同業種で再起と言う逃げ場があるが、芸能人の場合、見知らぬ土地などという逃げ場はどこにもない

 

■芸能界は世間が思う程甘い世界ではない

この逃げ場のなさを考えても、僕の見る所「芸能界は世間が思う程、甘くない」と言わざるを得ない

 

この件に関して「芸能界は甘い」と言う意見で、成る程と思わせる意見には今の所、一度もお目にかかった事がない。

 

■雇用主は誰なのか

とにかく、ここまでしっかり読んでくれた人は気付いたと思うが、世間が一番勘違いしている所は、「芸能界」と言うのは業界そのものであって、芸能人の雇用主ではないって事だ。

 

その芸能界という業界全体と自分達の雇用主である一般の会社・企業などの職場を同列に語るから矛盾だらけの意見になるのだ

 

芸能人を雇用してるのは、芸能事務所やプロダクションと呼ばれるものだ。

 

比べるならここと比べるのが筋だ。

 

そこを比較すると、さっきも同じ事を書いたが、芸能人であっても、一般社会と同じ様に、損害を与えた雇用主からは解雇される

 

そこはネットなどで芸能人を叩いてる人達の雇用主と全く同じだ。

 

その後の社会復帰は、間違いなく、芸能人の方が障壁が大きい

 

芸能界に比べれば、一般社会・一般人の方が逃げ道が豊富で甘いと言える。

 

今、一般社会は「甘い」と言う言葉を聞いて、カチンときた人もいるのではないだろうか?

 

ならば、よその業界である芸能界の事も気軽に「甘い」などと言うべきではないと僕は思う。

 

■まとめ

ここまでの僕の意見をまとめると「芸能界は、一般人が思っている程甘くない」「世間は芸能人に厳し過ぎる」と言う、この2点に尽きる。

 

ここまでの意見はあくまで僕の私見ではあるし、それが分かった上で、自分で芸能界を選んだのだから、本人にもそれなりの覚悟は必要だろうとも思う。

 

それにしても、最低限、未成年時代の過ちについては、もう少し寛大であってもいいのではと思うし、内容によっては成人でも一度くらいチャンスを与えてもいいのではないかと思う。

 

 

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