雷神トールのブログ  その3  | 雷神トールのブログ

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トリウム発電について考える

マオリ出身のジャンリュック・ケバウが語るトリウム発電

地球温暖化による気候変動は日々激しさを増している。世界の方々で、洪水、旱魃、ハリケーン、海水の水位の上昇が起こっている。

工業化社会を全面的に否定することなんて、真摯に考えれば誰もできないよ。みんなその恩恵を被ってるんだから。交通網、冷暖房、通信手段。照明を節約してろうそくの光で夜読書するなんて、文明は進歩の結果として核分裂によるエネルギー利用を実現したんだから、いまさら中世や
原始時代の生活に戻れなんて思想に俺は反対だ。

 

 

 

 

二酸化炭素の排出が極めて低い原発は現状のエネルギー需要を満たしかつ地球温暖化を防止する発電の手段として有効だよ。なんだお前は原発再稼働組か? とすぐレッテルを貼るやからが五万といる。

原発は原発でも、プルトニウムを出さない原発、メルトダウンしない原発、電源喪失が起これば自然に停止してしまう原発、加圧しないから放射性物質を周囲にまき散らさない原発、固体燃料を使わずしたがって燃料加工費も要らず、使用済み核燃料の処理に莫大な経費もかけずに済む原発、そんないいことずくめの原発があるわけない、とみんな考えるだろう。ところがあるんだ。あるどころか、実験炉まで作られ3年間、無事故で2万時間連続運転という実績まで残している。

原発が生まれた段階で、そんな夢のような原発が現在のウラン固体燃料を使い、原子炉が入った格納容器を加圧し、軽水を循環して冷却する原発のオルタネーテイヴとしてすでに作られたんだ。それはウランの代わりにトリウムを使い、固体ペレットを詰めたジルコニウムなんて高価な金属の鞘に詰めるなんて手の込んだやりかたじゃなく、液状の、トリウムのフッ化溶融塩を使うという、まったく違った発想で、しかし同じように原子の核分裂を利用してエネルギーを生み出し、タービンを回して電力を作る原発が存在する、いや存在したんだ。

 

 

いったん出来かかったものが、産軍複合体、日本では原発村によって闇に葬られた。なぜならトリウム原発はプルトニウムを生み出さないばかりか、消費してしまうからだ。ウラン原発はプルトニウムを生み出すので米ソ二大陣営の冷戦時代に軍により推奨され、日本にも輸出された。
ウラン原発と核兵器とは密接に結び合ってるんだよ。

 

(つづく)