前回のTDFの第15ステージでオランダのボーク・モレマ選手が優勝した記事で、オランダ出身の選手が少ないと書きましたが、調べてみると、現行の第104回TDFには13人ものオランダ(ネーデルランド)籍の選手が出場してることが分かりました。ひとえにめのおの認識不足で軽率な判断は慎まねばと反省しています。
オランダ籍のチームも出場してるんですね。 Team LOTTO NL-Junmbo という名前です。
1チームは9人の選手が出場しますが、全コースをチーム専用バスが付き添い、予備のバイクや備品を運び、ゴールとスタート地点が離れてる場合、選手を乗せて移動します。
今回の出場チームで一番多いのは主催者のフランスで5チーム(AG2R LM, Cofidis, FDJ, Direct Energie, Fortuneo-Oscaro)。
次がUSAから3チーム( TREK-SEGA FREDO, BMC-Racing Team, Cannondale DRAPAC ), 3番目がベルギーで2チーム( LOTTO SOUDAL, Quick Step )。
あとは1チームずつでオランダ、英国( SKY Team )、 ドイツ( Sun Web)、スペイン( MOVISTAR )、オーストラリア( ORICA-SCOTT)、スイス( Katusha ALPECIN )、カザクスタン( ASTANA )、UAEアラブ首長国連合、バーレン、南アフリカ、など全部で22チームです。
昨日17日は休養日で、今日から第3週、いよいよレースの最終段階に入ります。
第16ステージの今日(7月18日)のコースは、Le Puy en Velay スタート、 Romans-sur-Isère ゴールの165kmです。
ロワール河の水源地の山地から13時40分スタート、アルデッシュ山岳地帯を横切り、ローヌ河の谷を渡り、イゼール川の谷でゴールといったコースです。
スタート地点が標高615mで高く、2カ所の4級の峠1204mと1250mがあり、区間スプリント(Sマーク)がChantemerle les-Blès187mの低地に設けられています。
総合順位でみると、クリストファー・フルームが64時間40分21秒でトップ、つづいてファビオ・アルーは18秒差、3位がフランスAG2Rのロマン・バルデ選手でトップと23秒差、4位がリゴベルト・ウランで29秒差と4位までが30秒以内の僅差と接戦で最後まで入賞争いが展開されます。
順位はあと6ステージで入れ替わる可能性大です。ちなみにコンタドールは9位、キンタナは15ステージで遅れ11位。
日本の新城(あらしろ)選手は112位です。
チーム順位は1位 SKY、2位 AG2R、3位 TREK-SEGAFREDO、4位 BMC Racing、5位 Movistar といったところです。
第21ステージの最終日は、パリ郊外のモンジュロン Montgeron からパリ市内に入り、シャンゼリゼとルーヴル、チュイルリー公園、リヴォリ通りと恒例のコースを20周ほどしてゴールとなります。ふつう最終日はまあお祭りの様なもので、スタートごにはシャンペングラスを傾けたりして和気藹々とした雰囲気です。よっぽど事故などがないかぎり勝負はほとんどついてしまっているからです。でも、今回は、どうなることか? このまま僅差で進むと最終日の勝負なんてこともあり得ますね。
第20ステージのマルセイユはタイム・トライアルなので、実質ロードレースは残すところ4回だけなんです。
今日のゴールに選ばれた地はTDFでは今回初めての地なので、土地勘が無い選手が多く、波乱があるかも知れません。
(゚Ω゚;)