AFPフランス通信社による、7月27日17時20分の発表
フランスの警察の警察IGPNによれば、ニースでテロ事件が起こった当日の警備は「あらかじめ計画された規模以下ではなかった」。
つまり、元ニース市長で現パカPACA地方(アルプ・マリテイムなど複数の地方が合併してできた新しい地方)共和党党首のクリスチャン・エストロジー氏が事件発生直後に、国家警察は警備すべき場所に一人もおらず、手抜きをした、と内務大臣ベルナール・カズヌフ氏を批判し、さらにニース市警察官で監視カメラの責任者でもあるサンドラ・ベルタンSandra Bertin 女史が、内務大臣の官房が圧力を掛けたと訴えを起こした件で、カズヌフ内相は、警察の警察に事実を調査するよう要請していた。
IGPN(l'Inspection generale de la police nationale )国家警察の全般的検査による調査の結果、7月14日のニースのプロムナッド・デ・ザングレにおいて展開された警備は「あらかじめ決められた規模を下回るものではなかった」とIGPNの長官マリ・フランス=モネジェ・ギユイヨマルシェ女子Marie-France Moneger-Guyomarch が明らかにした。すなわち国家警察に手抜きやさぼりがなかったことを明言した。
多方面からの政治的論戦にさらされ、内相のベルナール・カズヌフ氏はIGPNに警備の実態についての調査報告を要請していた。
国と市警は7月14日の花火大会の警備につき、事前に打ち合わせをし、出動する警察官の人数、配置場所などにつき、双方が合意の上、議事録に署名していた。
事件当日の国家警察の警備が予定以下であり、手抜きやさぼりがあったと匂わせたエストロジー氏の事件直後(トラック突入から5分と経たないうち)の発言は、事実認識を欠いた政治的、主観的曲解から出たものと言わざるを得ない。
IGPNの長官は、政治論戦は、悪意ある理解と情報の解釈の結果であると裁断を下した。
問題は、予定通りの警察官の警備をもってしても、大型トラックによる集団殺戮を阻止できなかったことの方にあり、犠牲者の家族は、政治的に利用されているわけでその方が悲劇である。
大型トラックを運転していたムハメッド・ラフエジ・ブーレルは、道路に駐車してあったパトカーを避け、歩道に乗り上げて群衆に突入し、84人を殺害、300人余を負傷させた。
この夏、フランス全国で50以上のフェステイバルが催されるが、似たような、あるいはまた新たな手口の大量殺人テロが繰り返されることはないのだろうか?
そして、そのようなテロを阻止することができるのだろうか?