カズヌフの反論 | 雷神トールのブログ

雷神トールのブログ

トリウム発電について考える

7月26日、ルーアン郊外のサンテチエンヌ・デユ・ルヴレイの教会に立て籠もり、
86歳の神父、ジャック・アメルJacques Hamelを殺害した犯人の一人アデル・ケルミッシュ(Adel Kermiche19歳、)は、二度に渡ってシリアへ入国を試み、トルコの国境で逮捕され、フランスに送還されたのち、刑務所に収監された後、司法官の判断により出獄が許可され、電子発信器を足首に着け自宅で服役している最中だった。

外出を許可された限られた時間中に犯行に及び司祭を殺害した。

フランスの文化と社会を形づくり、フランス人の心の深層と切り離せない関係にあり、フランスの象徴ともいうべきカトリック教会がテロの標的となり、ミサを執り行っていた最中の神父が喉を掻き切られて殺害されたことに、深い衝撃が広がっている。

この事件を受けて、元大統領で現共和党党首であるニコラ・サルコジ氏が、現大統領と首相、内務大臣ベルナール・カズヌフの対応が生ぬるいと批判した。

サルコジ氏は、政府は野党(保守の共和党)が提案したテロ対策をすべて直ちに取り上げ実行すべきである、とした。

提案された対策のひとつに、テロを実行する危険のある要注意人物として当局の「Sカード」に載っている人物をすべて収監すべきである、というものがある。

サルコジ氏の批判を受け、カズヌフ内相は27日朝9時、特に憲法の人権擁護に視点からこう反論した。主要部分のみ。

「われわれ、政府が憲法を持ちだしたことは詭弁でも屁理屈でもなく、倫理的義務だからである。

憲法の尊重とは法治国家の原則を厳密に尊守することであり、そうしなければ、われわれの国家は法治国家を逸脱して専制的国家となる。

それは自由を抹殺する(liberticide)国家となり、それこそテロリストが狙う目的、すなわち、われわれのモデル(模範)を破壊し、われわれの自由を破壊するという目的を達成することを助けることにほかならない。」