私が住んでる町のサン・ファルジョーから約60キロ南のオービニ・シュル・ネール(Aubigny sur Nerre)では今年もフランス・スコットランド祭りが催された。
スコットランドはジャンヌダルクの時代(15世紀)フランスの同盟国としてイングランドと対立していたので、ジャンヌダルクが軍旗を掲げてオルレアン奪回の闘いの先頭に立った時も、フランス軍とともに闘った。
そういう功績を讃えてフランスは、スコットランドのスチュアート家にオービニーの町の城を贈った。
そんな歴史があって、毎年、7月14日を挟み、この街でスコットランド祭りが開かれる。
バグ・パイプの音が懐かしくて今年もまた出かけた。
フランス・スコットランドだけでなくヨーロッパ各地からパイプ・バンドが集まり、街を練り歩いた後、緑地公園に設けられた舞台で代わる代わる演奏する。
この日は陽射しが強く、直射日光化では34・5℃はあっただろうが、暑さの中、分厚い軍服やタータンチェックのマントやスカートを穿いて演奏にいそしむ人々に観衆は拍手を送った。
舞台脇の広場には、スコッチ・ウイスキーやタータンチェックの布地などを売るスタンドや、中世の衣装を着た鍛冶屋夫婦がデモをしていたり、見物にワンコも混じって仲間をみつけ嬉しそう。
映画「ブレイブハート」でお馴染の「スコットランド・ザ・ブレイブ」や「アメイジング・グレイス」が鳴るとひときわ盛大な拍手が沸く。
EU離脱を決めたイングランドに対して、スコットランドでは60%以上が残留派。国民投票をもう一度やって、独立を果たすと言うが、どこまでやれるか?
You Tube でこの二曲が聴けるのでリンクしておきます。
Scotland the Brave
アメイジング・グレイス