確か1975年だったと思うが、いちどだけ、酷暑が襲い、屋根裏部屋に熱気がこもって夜も寝られず、窓から張り出した屋根に這い出て涼をとったことなど思い出す。
ヴァンデという海岸地方へ行くと、畑や沼沢地の植物が黄色く枯れて、ギリシャや地中海沿岸の景色のようになっていた。
今年の夏は、その時のヴァンデ地方の様な風景を、ここ北ブルゴーニュでも見せている。
20年ほど前から、年ごとに夏が長くなってきた。
今年は6月の半ばからすでに30℃を超える日が続き、連続4週間、雨が一滴も降らない旱魃が続いている。
この週末からは暑さがやや衰え、最高気温も30℃前後となり、今週の真ん中で、いったん夏日がぶり返し、それでようやく、カニキュル Canicul とよばれる夏日は終るらしい。
家に籠りきりで、身体がごちごちに凝っていたので、プールに申し込んで通い始めた。6月の17日から3か月間有効の入場券を買った。
ジアンというロワール河畔の町で、毎週2回はここのスーパーに買い物に行くので、プールの横を通っていた。
夏の間は屋外プールが使えるというのが魅力だった。
風がある日は、濡れた身体が寒いけれど、プールの水はほどよく温めてあるので子供たちは水に入りっぱなしで、きゃあきゃあ叫びながら遊んでいる。
もう十年近く泳いでなかったので、平泳ぎだと脚の股関節や太腿の内側の筋肉が痛く、クロールだと二の腕の筋肉が40Mあたりから疲れて息も続かず50mがやっと。50泳いでは休みしながら今までの最高が500M。
夏休み中は昼休みもなく開いているので、マットを浮かべて遊びが専門のガマン(ガキども)がいない昼休みを狙って行く。プールサイドのデッキチェアも使えるので、日陰があれば本など読むこともできる。
生け垣の隙間からわずかに見えるロワール河↑
がちがちに固まり、首や肩が痛かったのが、泳ぎをはじめて少しずつ、ほぐれてきた。身体が軽くなったのは、毎晩続けていたアルコールをやめたせいか?
ただ、筋肉の疲れ感はなおらず、朝布団の中でもぐったりしたまま。運動すれば筋力が回復すると感じたのは50代までかな。もう発達は望めないので、毎回100mづつ距離を延ばそうなんて当初の計画は無理と諦め、疲れを感じたらさっさと上がることにしている。
数か月前には、水かさが増して溢れそうだったロワール河も、一か月続く旱魃で河原の砂が露出している。



