3日前から歩き方がおかしい。腰を引きずるようにのっそり歩く。
先週、2回ほど夜帰って来なかった。外で寝て風邪でも引いたか?
水を良く飲むので、ひょっとして腎臓が悪いのでは?
猫は腎臓を病むとしきりに水を飲む。腎臓の病は猫には致命的と聞いた。
芝生の上で股ぐらを広げて、しきりに舐めるので、覗いてみるとボタンぐらいの大きさの二重丸が内股に印されてる。
プチトラは草の間に鼻を突っ込んで虫を捕まえるのが好きなので、アブとかクマンバチに刺されたのかもしれない。
腎臓病ではなさそうなのでほっとしたが、痛そうに腰をかばいながら歩くので、獣医さんのところへ連れて行った。
チビクロとは兄弟で、どちらも毛足の長いアンゴラが混じった雑種猫なんだけど、プチトラの毛はすぐ団子状に固まってしまう。チビクロの毛は柔らかいがもつれはしない。獣医さんは毛の質が悪いのでビタミンを与えるとか毎日ブラシを掛けてやる必要があると言う。毛をかき分けて獣医さんが見つけたのは、噛み傷だった。猫に噛まれたんだという。
2.5センチほどの間隔でふたつ丸い穴があいている。ひとつは二重丸に見えた方で深い穴が開いていた。ネコの噛み傷でもこんな深い穴があくのかとびっくり。
カミサンは屋根裏で猫がぎゃあーと悲鳴をあげるのを聞いた、たぶんあれがプチトラが噛まれてあげた叫び声だったんだわ、という。
思春期を迎えた兄弟猫のチビクロとプチトラは、雌猫のミクロクロを争うようになった。プチトラは発達が遅いようで、もっぱらチビクロが追いまわし、時にプチトラの首を咥えて乗っかろうとしたり、襲撃したりしてたから、最初はチビクロが下手人か? と疑った。
でも歯型のふたつの穴の間隔が広くて、とてもチビクロの小さな口ではこんな大きな穴は開けられない。どっか他の家の大きな猫がウチの屋根裏をテリトリーにしていて、そいつにやられたに違いない。
獣医さんは、軽い麻酔をして毛を刈ってから治療するので、待合室でしばらく待ってて下さい、と言った。10分ほどの間に、中年の婦人が薬を取りに来て、その後、犬を連れた別の婦人が来た。この獣医さんはいつもおお流行りなのだ。僕らは招かれて診療室に戻った。
プチトラは麻酔が効いてぐったり横になっている↓
瞳孔が丸く開いたまま。胸だけが上下して呼吸をしてる。
傷口に獣医さんはスプレーで白い液を吹きつけた。その後、抗生物質を注射して治療はお終い。傷口はすぐに塞がると獣医さんは言う。猫には包帯ができないのだ。
いつも診てもらってるこの獣医さんは女医さんで、犬や猫を専門に診てる。ご主人が別室で馬や牛や羊の、いわゆる獣医さんをやっている。牧畜が盛んな田舎では獣医さんは尊敬される職業で名士なのだ。彼女は朝の7時から一日立ちっぱなしでとても忙しく、先月やっとヴァカンスを取って代診の若い男の獣医さんが診てくれた。
ブレノーの獣医さんの家↑ 青い十字が獣医さんのマーク
おらが村のサンファルジョーには獣医さんがいないので、20km離れたこのブレノーに来る。金曜には別のサン・ソヴールという村へ出張するので、ここはお休み。ほとんど2週間ごとに、ここへ来る。
広場のいつも車を停める駐車場↓ 引っ越し用に車を換えました。
来週は、チビクロを去勢してもらいに連れて来るし、病気持ちのクロは2週間ごとに注射してもらいに来ます。







