本の出版と販売開始のお知らせ | 雷神トールのブログ

雷神トールのブログ

トリウム発電について考える

遂に! 出ました! と書きたいところですが、実感は、フランス語の”Enfin ! ”に近いです。「やれやれ、やっと!」 というのが本音です。

このやれやれ、と溜息の伴う語には、苦労して疲れた末にやっと、と自らを労う気持ちが籠ってます。つまり、なには、ともあれ、出版・販売が実現して、正直嬉しいです。

それも、2作同時!なのです。

どちらも電子書籍で、端末を介さないとお読みいただけないハンデを背負ってます。

1)「アンナがいたパリ」 iBooks Store( Apple社 )にて販売中

2)「れくいえむ」Kindle (Amazon)にて販売中です。

以下、2作の解説 をさせていただきます。

1)「アンナがいたパリ」は、ココログ・ブログに2010年12月から2011年2月まで連載投降した「アンナへの贈物」を全面的に書き換え、タイトルも変更したものです。出版社 GF-Ray Design Center により eBook化 されました。


フランスの田舎暮らし-annna

         
       

契約を交わしてから出版までに2年以上掛かりました。編集者の方と何度もやり取りを続け、削ったり、誤りを指摘されたり、言葉(特にフランス起源の外来語)の表記について時には喧嘩したりしながら書きなおし、初稿とはかなり姿を変えた本になりました。

当初、App Store 向けのアプリとして出版社が書籍化を進め、ほとんど完成まじかだったのですが、Apple 社が今年の3月に突如、書籍(Books)は今後 iBooks で販売と通告してきたために、最初からやり直さねばならなくなったのでした。それが、遅れた最大の理由です。

筆者としては編集者さんという第三者により、文章表現に批判的なフィルターが掛けられ、自分で書いた文を他者の眼で見直すことが出来、非常に良い経験となりました。産みの親としては改稿を加える毎に子供への愛着が薄れてゆきましたが、その分より均質な作品に仕上がったと思っています。

iPhone, iPad, iPod に iBooks をダウンロードいただき、Store に入って 検索に「アンナがいたパリ」と入力しますと表示されます。著者名は「あがた めのお」です。

出版日が 6 sept. 2013 となっていますが、これはiBooks に申請した日付です。

iBooks の内容紹介には「喜劇王チャップリンの《モダンタイムス》は揶揄ではじまった。アウシュヴィッツと切り離せない歴史が、フランスにはある。『ヴィシー政府』、『ヴェルデイヴ』、『アリアニザシオン』とはなにか?」とあります。


価格は250円、(1.99€)です。

全部で7章からなる中編です。(1.8Mo, 420pages)

第1章(position 110/534 まで)を、フリーで立ち読みができます。



2)「れくいえむ」は、上とは反対に、比較的楽に本にすることが出来ました。

亡くなった母のことを想いの向くままに書いたもので、文学書では老舗の某大手出版社の元社長から、「素直に読めました」と評を頂き、友人からも懸賞に応募したらどうかと勧められた作品です。

説明文には以下のようなことを書きました。

「美しく優しかった母の魂との交流を綴った書。
幼時の二年間を両親と離れ田舎で祖母と二人きりで暮らした僕は、成長してからも心に寂しさがつきまとう。中学まで模範生だった僕は、高校に入学した途端ほっとして「荷下ろしうつ病」に罹る。思春期の自我の目覚めとともに、学校で教えることに疑問を持つ。母の「メランコリー親和型性格」を受け継いだ僕は、登校拒否生徒になり孤独に落ち込んで文学書を読み耽り、遠い異国に憧れ、学業を終えるとすぐにヨーロッパへ旅立つ」



フランスの田舎暮らし-れくいえむ



母は法華経を信じていたので、最後は天上の母と夢の中で出会う場面になります。女人も成仏するという法華経の教えを母はいちばん有難い教えだと信じていたんです。

紫式部が感激にうちふるえて、詠った歌がこの作品の山です。

「仏教はふつう女人は成仏できないと教えてきたでしょう。母さんは法華経は女性も成仏できると説いていると言ってましたよね。たしか、提婆達多(ダイバダッタ)とかいうお釈迦様の敵になった弟子がどうしたとか」
「あれは、法華経の第五の巻の提婆達多品にあるの。紫式部が法華経の三十講を聞くために土御門天皇の御殿へ参上し、五月五日に第五の巻の提婆達多品を聞いて、女人も必ず成仏することができるという教えに触れて、感激にうちふるえて、詠った歌があるの。

 たへなりや今日は五月の五日とていつつの巻にあへる御法も

表紙絵を描いてくださった「リラ山リラ」さんは、天上の光を見事に表現され、曼珠沙華の花と、着物姿の母を僕が夢に見たとおりの絵にしてくださいました。この場を借りて再度御礼申し上げます。

(リラ山リラさんは、このブログのゆっきー女史のお気に入りで見つけ、素敵な色彩の若い男女のイラストを時々投稿されていたのでお願いしたのですが、想像以上の綺麗な表紙絵を描いてくださいました。その後、いかがお過ごしでしょうか?)

こちらの本はアマゾン Amazon.co.jp で「れくいえむ」あがた めのお著で検索されると出てきます。→ リンク

ひとつ気になるのは、Amazon に表示される「れくいえむ」の説明には「現在ご利用いただけません」と書いてあります。

今のところ、何故この表示が出るのか理由が解明できていませんが、先日に発売されたばかりの Kindle Paperwhite にはちゃんとダウンロードできました( 2.60€ でした)。日本の皆様がご購入いただけるよう願っておりますが、もし、ダメな場合は、ご一報くださいますようお願いします。

フランスのプロバイダーを介した、僕のPCでは、Kindle 本で検索したページの他の本にも、「このタイトルは、あなたの国では利用できません」というメッセージがついています。

これは、推定ですが、USドル、ユーロ、円の通貨間の為替と消費税の関係ではないかと思います。円では税抜きで350円と表示してありますが、基準がUSドルで最低価格を2.99$と決められています。ただご購入の際は安い方の値段が適用になります。

ヨーロッパでは消費税が15%課税されますが、現在の所、日本の税法は、消費地ではなく販売地で課税されるので、海外のサイト(例えば Amazon.fr )から直接ご購入された場合、消費税は課税されません。(政府は消費地で8%課税を検討中です)

なんとも、すっきりせず恐縮ですが、一歩一歩の改善を心掛けてゆきたいと思っております。

これからも皆様のより一層のご支援をお願い申し上げます。




 ペタしてね 読者登録してね