急に朝晩冷え込むようになった。
昨夜は数カ月ぶりにクロが家へ入って寝た。
カミサンがパニエ(猫の寝床)に毛布を入れ暖かいように準備してやったにかかわらず、そこを出てソファーで寝た。猫はたいへん自主性が強いのである。
もうひとつ事件があった。死んでしまったと信じていた隣の三毛猫がひょっこり顔を出した。見るも無残。それこそボロボロになっている。病気ということが明らかである。カミサンがとめるのも聴かず写真に撮った↓
可哀想なMike (三毛)!エイズにやられるとこんなにも惨めな姿になってしまう。
ちびトラは三毛と違って雑種だけど、こんな風になって欲しくない!
この干物みたいになった尻尾。前はふさふさしてそれは美しかった。
毎日必ず現れる猫君の一匹に「ちびクロ」がいる↓
彼はうちのクロと血縁関係は無く、多分クロがうちへ来たてのまだ小さい頃、母親といっしょに訪ねて来た。その頃は真っ黒だったのが、いまは胴から下は茶色くなってしまった。
飼い主の御隠居と話した時、うちの3匹の猫はみんな「クーペ coupe 、ちよんぎったよ」と言った。クーペは車だとかっこいいがネコだと、俗に「タマを抜き」、雌猫は不妊手術を施したという意味になる。
「ちびクロ」は去勢猫。挙動を観ていると、とても遠慮深い。雌猫の傍にいつもいるが決して最初に手を出さない。しかし、マウントするにはする。かなり大きくなってから去勢手術をするとオスの本能が残るそうだ。
食事もそうで、残り物、お裾わけを最後に頂いている。
他のネコがぜんぶ食べてしまって皿は空なのに、ストイックに最後まで待ち、きれいに皿を舐めてくれる。可哀想に、それが彼の習性となってしまった。チビとらにはこうなって欲しくないもんな。
しばらく顔を見せなかったフェリックスが一昨日また現れた。
雄猫でいちばん強健で、クロジが恐れているネコだ↓
この界隈の現時点のボス猫だ。トラジが生まれた隣の家にはメスネコがいて、フェリックス・ジュニアを産んだ。顔の白と黒がシンメトリックでないとこが違うがあとはオヤジにそっくり。
10km離れた隣村はサン・ソヴールといい、20世紀に大変人気のあった女流作家コレットの生れ故郷。彼女はしばしばネコについて書いている。観察眼が大変鋭い。というかネコの野性に共感してる記述が多い。
クロジは、うちの庭を自分のテリトリーと信じてるから、侵入者に対しては攻撃的。
けれどフェリックスだけは苦手のようで、彼が来ると逃げ出すのである。
優しいクロチビ。去勢されたクロチビは、フェリックスの家臣になると誓ったのか、常に跡をついてまわる↓
夏の間、クロジは諸国巡業に出た。托鉢僧となって他人の家の前でお経ならぬにゃーおとやってお布施、茶碗一杯のご飯をもらう。
ネコにはどうもヨソのメシがたまらなく美味しそうにみえるらしい。
これをしないとネコの沽券(コケン)に関わるとでもいうように、どのネコもやる。
クロジ(黒字)は春までがりがりに痩せていたが、今は太って8kgちかくになった↓






