晴れたり曇ったりの日で、
移動にはもってこい。
まずトロワ市の東にある、
セーヌ河の水位調整池
ラック・ドリアン(Lac d'Orient)を
見に行く。
セーヌ河が氾濫しパリの地下鉄に
水が流れ込んだら大ごとなので水位が上がりこの湖で
支え切れなくなった時は他の川へ
流してしまう。
2000年には実際起こった。増水した水はSomme 川へ流された。おかげでソンム流域の町は床下浸水した。いい迷惑だが、
首都はそうして守られている。(写真の上は東側、下は湖北端の砂浜。)
つぎにトロワ市郊外のアウトレットに行く。
前回は
アパレルだったが今日は食器とテーブルクロスなどの店。
ヴィルロワ・ボシュでいい物を
見つけた。
デザイン、品質、サイズ、すべて文句なしの湯沸かし。キッチンの必需品。いままで何個火を点けっぱなしで焦がしたことか!時には底が真っ赤になってたこともあった。沸騰したら汽笛で知らせてくれるホイッスルが絶対要る。それも蒸気圧で吹っ飛ばないのがいい。差し込み式だとどこかへすっ飛んで無くなってしまう。つぎに蓋が大きく手が差し込めるのがいい。週一回くらい中を酢を入れた水とタワシで洗わないと石灰がびっしり付着して重くなってしまう。
この二つを満たすケットルはフランス広し、35年の滞在で、これが初めて。思わず快哉を叫びたくなる!
しかも!市価が34€のところ24€で買えた!(これアフィリエイト特価じゃないですよ)
値札に両方表示してあるので、どっち?と店員さんに訊くと、彼女はウトレットの値段と答えた。
はて?ウトレット?
しばらく考えないと、わからなかった。
そうか!Outlet をフランス人はウトレットと発音するのだ。
ことほど左様に、Open はオーペンだし、chikenはチケンになる!
マクドナルドでマック・チキン頂戴と言ったら通じなかった。マック・チケンと言わねば売ってくれないよ。
隣のテーブルクロス、タオルの店の縫いぐるみがかわいいので
こっそり2枚写真を撮る。
ようやく古い町並みへ入った。
コロンバージュの木の柱が
露出し、しっくい壁が
色とりどりに塗られている。
壁がいまにも崩れそうだったり
床が斜めに傾いている。
トロワは中世に国際大市で
栄えた町。でも今ある古い家は
ルネッサンス期(16~17c)のものだそうだ。
1524年に大火事があって大半の中世の家は焼けてしまった。住民は、火事のあとみな同じスタイルの家を建てたそうだ。
二回の床の梁はよく見ると故意に
傾斜をつけて張ってある。
右の写真のライラック色の壁の家ウインドーの上の二階の床を支える
梁が斜めに取りつけてあるのがわかる。
最初、年代を経て傾いたのだろうと思った。
だが、どの家も皆傾いている。
そのうちに、家が古びて傾いたのでなく
最初から傾けて造ってあることがわかった。
なぜだろう?
好奇心が沸く。
サーモンピンクの壁屋根の庇の形がおもしろい。
1990年から古い家の修復工事が
進められているという。
かつてシャンパーニュ地方の都だったトロワはおもしろいことに街がシャンペンの栓の形をしている。
歩道にはときどき古い井戸が残っている。
ほかの街には、あまり見られない
中世の面影を感じさせてくれる
トロワの特徴か。
広場にはメリーゴーランドが回り
おしゃべりギャルの長閑な午後。
一番古い一角にはスイスやドイツの
ような家がある。
こんな家に、子供たちも住んでいる。
教会の壁に、またジャンヌの石版がある。
オルレアンとロアール河流域の町をつぎつぎと
英軍から解放した後、ランスへ向かう途中で トロワに
寄った。トロワの市民は自発的にシャルル7世に恭順したとある。
街の外れに近づくと家の全体像が見えてくる。
また繁華街に戻る。
お隣さんと壁と庇がくっつきそうな家がある。
狭い道は「猫の路地」( Ruelle des chats )と呼ばれる。
猫がやっと通れるほどの狭い路地かと思ったら、猫が屋根から屋根へ跳び移れるほど家同士がくっついた路地なのだそうな。
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