M3という商標はさまざまに使われている。
今日は、ひさびさのブログ復帰。
ネットワークビジネスへ戻る準備体操の意味でターゲットをややずらせてM3を扱う。
M3の筆頭はドイツの名車BMWのM3シリーズ。
任天堂のアダプターにもM3があるらしい。
ほかにライツ社のレンジファインダーカメラ。
そして、ここで扱いたいのは、ややぶっそうな兵器。
イギリス海軍のM3潜水艦、M3軽戦車と、第二次大戦中のアメリカ軍のM3サブ・マシン・ガン。
M3サブ・マシン・ガンは別名グリースガンともケーキデコレターともデトロイト・サブマシンガンとも呼ばれた。形がグリスを射す工具とかケーキにクリームを盛り付ける道具に似ているから。そしてデトロイトは、つい昨年まで自動車メーカーの帝王の座にありながら経営破綻を来たした、かのゼネラル・モータースが所在する街に由来している。
第二次大戦中アメリカ軍は、それまで性能中心の手作りだったサブマシンガンを生産性中心の大量生産に切り替え自動車メーカーのGMに造らせた。
自動車生産が国の重要産業であることは、この時代も、そして先進国からインド、中国、ブラジル、トルコなどへ生産拠点が移転されつつある今日も変わりはない。
トヨタがアクセル・ペダルとブレーキの問題で安全性を優先し数百万台のリコールの決断をした間隙を縫ってGMはトヨタの愛用者がGMに乗り換えるなら1000ドル割り引きましょうとキャンペーンを展開した。
それほどまでに愛国心と車生産とは固く結びついている。
筆者が子供の頃はトヨタと日産は肩を並べていた。
ずっと昔、国産車が日本の道路を埋め尽くす前は、日野ルノーという可愛らしい小型車が走っていた。ルノーの名前は子供心に懐かしい響きを持っている。
現在の日産とフランスのルノーはゴーン社長という同じ人物の指揮下にある。
さて、自動車メーカーと武器製造という今日のテーマにやっとたどりつく。
ルノーは戦後ずっとフランスの国営自動車会社だった。第二次世界大戦前はれっきとした私企業だった。ルイ・ルノーというエンジニアが起業した。メカ好きで、下地が整ってもいないのに、フォードの大量生産方式をいち早く取り入れようとして労働者の反撃を喰らい45日間のストに遭うなど、人間の心理を弁えない、経営者としては、やや欠点の多い伝説的人物だった。そのルノーがなぜ戦後国営化されたか?ご存じの方も多いだろうが対独協力で戦犯扱いされ、その罰として国営化された。
第二次大戦中ルノーは(ルノーに限らず、シトロエンなど他のフランスの車メーカーも)武器を製造し、戦車を作ってナチス・ドイツに供給していた。社長のルイ・ルノーは投獄され、獄中で不幸な死を遂げている。
死因は不明とされているが、看守(獄卒)に頭を殴られて死亡したという説がある。