特養にいる認知症の父に会いに行きました。
わたしの手を握り、きょうだいと手を握り合って暖を取ったという思い出話を語る父。
きょうだいのことについて聞いてみよう。
娘「お父さん、きょうだいは何人いるの?」
父「さあ、何人だったかな?」
娘「10人くらい?」
父「いやあ、そんなには多くないよ。7〜8人じゃないか?」
娘「へえ、そうなんだ」
父「田舎としては少ないきょうだいだったから、きょうだい同士の仲がよくてなあ」

父のきょうだいは7〜8人より少ないです。
夭逝したきょうだいもいるのでそれもカウントすれば7人きょうだいになるのかな。
あるいは、父の実家には親戚も一緒に住んでいたようなので、同年代のイトコなどともきょうだいのように育ち、記憶が曖昧になった今はきょうだいと認識してしまっているのかも。
とはいえ、7〜8人とざっくりな数え方からして、もう思い出せないのでしょう。
この前は、きょうだいがいたことすら忘れてました。
わたしが介護している時、父は頻繁に妹の心配をしていました。
その頃より記憶は曖昧になりましたが、心はおだやかそうです。