クリスマスイブからインフルエンザでぶっ倒れていた。当初は発熱がなかったために微妙に病院いくのが遅くなり、まだずるずる具合悪い。年末のまとめ記事もこうしてギリギリになってしまった。まあ、インフルエンザになっていなくてもいつもこのくらいなのだが…
とりあえず映画。というか映画館。去年よりディズニーリゾート通いが始まっているため、あまり映画館には行けなかったようにおもう。正確かどうか自信はないが、Xをみる限り5回だな。5回か…。去年が12回。やっぱり最低月1ペースは守りたいかも。マーベルもなかったしなあ。
1月25日に『アクアマン/失われた王国』。DCもひとなみにチェックしてはいる。ティム・バートンのバットマンで育ったみたいなところはあるし、ノーランのバットマンも大好き。マンオブスティールからのスーパーマンも追ってる。ワンダーウーマンだけは、いつか見なきゃってなりながら機会を逸している。フラッシュはこないだ見た。ハーレイクインも大好き。しかし、あまりにも酷評ばかり耳に入るので、こわくて『ジャスティス・リーグ』は見れていない。そんなレベル。DCは、よくもわるくも『ダークナイト』の呪いが大きいんじゃないかとおもう。MCUが成功させたユニバース戦略、ゴジラやシャマラン映画にも見られ、かなり一般的な方法になってきているとおもうが、それをやるときに必ず生じる、人物の軽量化みたいなことが、DCのストーリーやキャラクターにあんまりなじまない感じがするのだ。
アクアマンはとりわけ評判がよく、たぶんバットマンの次に好きだし、ジェイソン・モモアはローマン・レインズみたいでカッコいいし、見ようと決めていた。ブラックパンサーの続編と雰囲気が似ていて思い出そうとすると混乱してしまう感じだが、まあ期待を裏切らないおもしろさだった。
DCユニバースは、MCUのガーディアンズ・オブ・ギャラクシー監督のジェームズ・ガン主導で、2025年のスーパーマンを皮切りに仕切り直すようである。役者も変わってしまうのだとすると、ちょっともったいないなあと感じてしまう。
4月15日、ディズニー/ピクサー『ソウルフル・ワールド』。コロナ禍で公開されなかったディズニー映画がまとめて上映される機会があり、とっくにディズニープラスで鑑賞済みだったが、観てきた。
ぼくでは、同じくピクサーの『リメンバー・ミー』と対になっている。どちらも映画として高く評価すべき作品だが、ぼくはどうしても個人的にみてしまう。なぜなら、ぼくも、ひとりでこそこそ、独学でピアノ(厳密にはシンセ)の練習をしていた少年だったからだ。ミュージシャンを夢見、ひとり熱心に、独自の方法で、しかしそうとうなギターの腕前を身につける『リメンバーミー』のミゲル、しかし家族に否定され、自作のギターを叩き壊されるミゲル、あれは、まちがいなくあのころのぼくだった。ぼくは、ディズニー映画をこういうふうに鑑賞できたことはいちどもなかったようにおもう。初めて「オレの映画だ」と感じることができたのが『リメンバーミー』だったのだ。
そしてそれと対になる『ソウルフルワールド』。ミゲルが「かつていたかもしれないぼく」なら、ソウルフルワールドのジョーは「今後いたかもしれないぼく」だ。中年に至りながらミュージシャンを目指しつつも音楽教師で満足のいかない日々を送るジョーは、ピアニストでもあるのだ。あの、「こんなはずはないのに」という感覚、「これさえなんとかなれば」という歯がゆい感覚、涙が出るほどよくわかる。これは音楽に限らずパーソナルな表現を志したものであれば必ずわかる感覚だと思う。セットでおすすめです。
5月30日『おいしい給食 Road to イカメシ』。めったに見ない邦画だ。テレビ神奈川やMXで放送されていたドラマをなにかのときにたまたま見て、基本的に日本のドラマを見ることはないのに、気づいたら最後まで見ていて、「あれ?いまの、すごいおもしろかったのでは…?」と見るようになった。サブスクで見れたり見れなかったり、ぼくはまだ走破していないが、映画も素晴らしかった。甘利田先生をみてると、ぼくなんかまだまだぜんぜん本気で生きてないな、となる。
8月22日、ディズニー/ピクサー『インサイドヘッド2』。これもものすごく楽しみにしていた。あのピアノのテーマを聴いただけでうるっときちゃうくらいには好きである。ちょっと疲れてきたので詳細は省くが、初見、数えることのできるいくつかの区域に感情をわけてとらえる、というのがいかにも西洋的な感じがしてしまうかもしれないが、その感情じたいにもわりとアバウトにさまざまな感情があるので、そうした無批判さもしだいにどうでもよくなってくる。
そしていちばん最近。12月16日『スピーク・ノー・イーブル』。マカヴォイがまたなんか正気じゃないひとの役やってる!という予告情報だけでダッシュしたが、『胸騒ぎ』という映画のリメイクらしい。なんかおかしい、どっかおかしい知人に、少しずつプライベートを侵食されていく、非常にストレスのたまる胸くそ映画で、最高だった。あとで、オリジナルの『胸騒ぎ』は『ファニーゲーム』の強い影響下で作られたと聞き、とても納得してしまった。マカヴォイは、スプリットのあれの経験もあってか、あるいは舞台仕込みのやや大袈裟な芝居がいいのか、こういうのほんとうまい。たまたま撮影時についていたという筋肉も、スプリットのビースト以上のバルクで、正常なコミュニケーションを無効にする男性性みたいのがよく出ていた。あと目が、白目がいいんだよねこのひとは…。
以上です。
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