歯が欠けた ばか歯が欠けた がったがた | すっぴんマスター

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(※注:ゲーム攻略サイトではありません)書店員。読んだ小説などについて書いています。基本ネタバレしてますので注意。気になる点ありましたらコメントなどで指摘していただけるとうれしいです。

去年末、29日ころだったとおもうが、コンビニパスタかなにかを食べていて、左上あたりの歯になにか違和感が生じ、うがいや歯磨きをしてもなくならず、指でごりごりいじっていたら歯が欠け落ちた。相方に確認してもらうと、たしかに歯が欠損していて、どうも黒くなっているようだった。

この歯はじつは、以前より歯ぎしりによって痛んでいたところだった。睡眠時の歯ぎしりじたいは少なくとも高校生のときからしているようだが(修学旅行で友人に指摘されて発覚した)、それが日中の耐え難い痛みをもたらすものになったのはこの3,4年くらいのことだ。いろいろマウスピースを試してみたがなかなかいいものに出会わず、いま使っているものを相方が見つけてきてくれるまでは、ときに気が遠くなるほどの痛みに耐えなければならなかったのである。だが最近は強い痛みは消えていた。相方が見つけてきたそのマウスピースが非常にあっていたのかなんなのかよくわからないが、歯ぎしりじたいはしているものの、日中痛くて耐えられないということは、去年のなかばくらいからなくなっていたのである。

 

 

ぼくが使っているのはこれ↓ 何種類か試したが、マウスピースの要諦は「唇を自然に閉じることができるかどうか」というところにある。そうしないとよだれがだらだら出てしまって寝るどころではないので。だからひとによってちがいはあるとおもうので、いろいろ試さないといけない。お湯で成形するのもやったことあるけど、ぼくが不器用なせいか、うまくできたためしがない。

 

 

 

 

まずそういう事情があった。そして、今回歯が欠けたところがまさに、歯ぎしりによってもっとも痛んでいたところだったのである。マウスピース装着によって、歯と歯の接触はなくなったが、強いかみ合わせじたいは行っているはずなので、なにかよくわからないがなにかがなにかして、砕けてしまったのかもしれない、そんなふうに考えた。黒いのも、そんなに気にしていなかったというか、おそらくたばこの着色汚れだろうとおもわれた。よく気にしてケアしているのでそんなにないのだが、まれに、気づかない箇所が黒くなっていることはあったのだ。そして、ぼくは虫歯という虫歯がほとんどない人間である。過去に奥歯という奥歯を大治療したことはあるものの、虫歯は日常に存在しない人間だった。虫歯になりにくい体質があるということはどこかで聞いていたので、たぶんそうなんだろうと。

だが、年末ぎりぎりに歯医者にいって、それがちゃんとした虫歯だということがわかったというはなしである。

タイミング的に最悪だったということもあって、歯医者通いはなかなか難しいものがあった。まず、年末のその一回きりで、かかりつけの歯医者は正月休みに入ってしまった。歯の状態としては、とりあえず削って、仮詰めをしただけだったのだが、気を付けてそちら側を使わないようにしていたにも関わらず、翌日には仮詰めがはずれてしまった。世はまさしく年末年始、かかりつけもなにもなく近所の歯医者はすべてお休み、ネットで調べても放置はよくないということで、自治体運営のなんとかセンターみたいなところまで出かけて再び仮詰めをしてもらった。これが1月2日とか3日とかそのくらい。その一週間後くらいに、予約していたかかりつけ医のところに再び行き、正月中にこれこれこうなったからこうなっていると説明、本格的な治療に入るとともに、歯の欠落部分だけでなく、9割がたがぽろりと落ちるという事態に。そこではじめて、担当医も想像していなかったほどにひどくやられているということがわかったのである。

歯を抜いて差し歯的なことにするか、選択肢はあったものの、けっきょくは生きている歯を残し、神経を抜いて、埋めていくというはなしになった(この神経をぬくぬかないでもひと悶着あった。ぬかないでも大丈夫そうということだったのだが、やればやるほど状態の悪さが発覚していく感じで、最終的にはそうなったのである)。で、とりあえずこのときはふたたび仮詰め状態に。

ここで不運が重なり、歯医者の先生に不幸があったとかで、1か月近く休業ということになってしまったのだ。むろん、その間に元気な仮詰めがじっとしていてくれるということはなく、都合3回はずれてしまった。最初に2回は別の歯医者にいって事情を話し、最後のはもう診療予定日ぎりぎりだったので放置。いまもまだそのぶぶんの歯はない。根の治療が完了しないと歯をつくることはできないのだ。

 

大病のことをおもえばどうということもないはずだが、休日の半分くらいは必ず歯医者に行かなければならないというのは地味にストレスである。年末からずっと右側でしか噛んでいないというのも、顔のかたち変わっちゃうんじゃないかみたいな不安もあるし、もともと食べるスピードが遅い人間なのに、牛丼屋とかいくとわかるが客が2巡くらいするペースでしか食べれないし、だいたい疲れるのである。はやく、はやく終わってくれと願いながら歯医者に向かうが、今日も根の治療のみ、先には進まないのだった。

 

 

気になるのは冒頭書いた歯ぎしりとの関連性である。歯医者の先生にそれとなく話してもなんか特にコメントがなくスルーされたのだが、因果関係があるとすると、どういうことになるだろう。歯ぎしりでひどく損傷していて、いわばけがをしているところに、ばい菌が入ったみたいなことなのかもしれない。だが、この虫歯は実はかなり削っていくまで痛みがなかった。そう、つまり年末に歯が欠けてから、年明けに神経をぬくぬかないのはなしになるまで、痛みはまったくなかったのである。だから、当初は神経はそのままにしようかということになっていたのだ。痛みがないということは、完全に死んでしまっているということなので。ぼくはそれを、頑丈なマウスピースも10日程度でだめにしてしまう、あのかみしめによって起こったことだと解釈した。げんにそのことによって去年なかばはひどい痛みに悩まされていたわけで、じっさいあれは神経系の痛みだったようにおもう。こういう経緯があったから、ぼくとしては歯ぎしりによって神経が死に、またひび割れのようなことが起きてばい菌が入り、こうなったのだと考えた。けっきょく奥のところでは神経は生きていて(神経に奥とか手前とかいう概念があてはまるのかどうかはともかく)、治療しつつ痛みがわかり、ぬくことになったわけである。ただ、ひとつうれしいのは、当然のはなしになるが、いま強いかみしめによって損傷していたあの歯のぶぶんは、空洞になっているのである。歯ぎしりは、根本的な原因としてはストレスとか睡眠障害的なことがあるだろうが、どの歯が痛むかということに関しては、かみあわせの問題となる。歯を閉じていき、噛んだときに最初にあたるぶぶんに、当然負荷がかかることになるのである。そこの歯がいまはもうない。拳がちょんぎれたまま手首の骨をドリアンにぶちこんだ独歩の気分である。

 

そうとうに意識していても、仮詰めはほんのちょっと歯ブラシが触れたりするだけで落ちてしまうことがある。なので最近はもうその周辺を磨くことはあきらめ、なるべく使わないようにしつつ、下のうがい薬でひんぱんにうがいをするようにしている。

 

 

 

 

 

 

 

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