第141話/スーパータクシーくん⑦
今週のウシジマくんは巻中カラーです。
なんつうか、ただ個人的に好きだから、僕はこのマンガの感想を書いてきたんだけど(前回書いたように、このひとは長編向きなので、毎週書く意味はそれほどないかなーとじつは感じはじめているのですが。最近は感想ではなく、たんに読み逃したかた用の記事になっちゃってるし)、すごいことになってるんだな…
「『このマンガを読め!2008』BEST6
欧州最大の漫画の祭典
『アングレーム国際バンドデシネ・フェスティバル2009』公式作品ノミネートほか話題急騰中!」
…だそうです。
あんまり顔売れると、仕事しにくくなるんじゃないかなぁウッシー。
当ブログがこの漫画の成長発展に貢献できていればいいのだけど。
~前回までのあらすじ~
今井が事故りました。
諸星たちに事故を伝えた新庄ははっきり「死んだ」と言っていたが、重体ながら今井は無事のようだ。リーダー格の木村がドライバーたちから見舞い金を徴収する。木村は、以前諸星に金を貸すとき登場した薄本にも要求するが、薄本は今井にも金を貸しているようでこれを断る。木村は「薄本さん」と呼んでいるが…これはたんに薄本のほうが年上とかキャリアが長いってことなのか、あるいは薄本とのつきあいの薄さを示すのだろうか。マイホームやマイカーでカード・ローンがすごいことになってるっぽい新庄も、このあと薄本から金を借りるのだが…。こいつはいったい何者なのか…。
集められたお金は今井と仲のよかった諸星が病院に届けることとなった。営業所の所長も見舞金を渡し、ついでに事故ってから預かっていたらしい今井の携帯電話も諸星は受け取る。所長は、例のガールズバーの「りお」からきたお誕生日メールを盗み見て、入れこんでいた今井を鼻で笑うが、諸星は真顔でいう。
「今爺さんは本気(マジ)の恋でした。
本物の愛(ラブ)です」
あまりにくさい諸星のセリフに所長は引き気味だ。
病院に着いた諸星はナースに浮かれてキョロキョロしながらトイレに入り、個室でウ〇コしつつ見舞金7万のチェックだ。だがそこには見たことのあるブーツを履いた男が。
そこへ「まみりん」から諸星へメール。出会い系の、例の秘密パーティーの相手だ。
パーティーの会費は3万。手取りの303910円から、なんやかんやで自由になる金は30595円であって、そうなると595円で一ヶ月生きなきゃならないことになる。貧乏病の僕だってムリだ。
…ていうかこの、諸星がじぶんで書いたらしい明細をみると、交際費の合計121000円はどう考えてもかかりすぎだ。しかもすべてセクシャルな催しばかりである。交際費に関してはすべてカード決済なので、先月これだけセクシャルなイベントがあったということになるわけだが…。諸星の異様なほどの性欲がかいま見える。
「むん!?」と諸星が落書きに気付く。「うしろを見ろ!!」「↑上だ!!」「バーカ!!」という順路にしたがって顔をあげると、ちょいワルウルトラのじじいのプロデューサーみたいに、今井のもとをおとずれたまたま遭遇してつけてきた丑嶋が顔をのぞかせる。背景の「バーカ!!」の文字が一瞬、効果音の「バーン!」に見えた。なんつう状態だコレ…。
丑嶋は今井の容態を見に来たわけだが、とても返済はできそうにない。そうなると、10万の返済は相保証をした諸星がすることになる。丑嶋は見舞金の7万をあてにしている。…ひとのウ〇コのぞいてんじゃねえよ!
諸星はそれはできない、これはタクシードライバーの絆の結晶だという。
「絆?
今井にハメられたのに、
おめでたいヤロウだな」
諸星は闇金は犯罪だから返さなくていいということで今井のはなしにのった。しかし丑嶋はなにか今井の弱みを握ることで行動を抑えていた。はじめから今井に飛ぶ気などなかったのである。
ここで再び「まみりん」からメール。男がひとりドタキャンしたため6万に値上がりである。しかしそのおかげで女の子を独り占めということになり、諸星はニンマリだ。…もしもし?金ないんでしょ?
続けてブリブリやりながら諸星は丑嶋に交渉し、返済は利息ぶんのみで、さらに5万円借りることになる。
「ただし5万円借す(※貸す?)のに条件がある。
相保証にもう一人連れて来い」
ひとり鏡の向こうのじぶんを見つめる諸星から“黒人格”が発現である。
見舞金をまるまる横取りした諸星は、カードローンで首が回らない新庄を呼び出して、頑なに借金を隠そうとする彼に理解を示すことで首尾よく共感を獲得し、丑嶋の事務所でゴムパッチンに巻き込むことに成功する…。腕組んでゴムパッチンを眺めてる丑嶋、4ページ前のコピーだし。
(むらむら♪
むらーり♪
むらりんちょ♪
今夜の諸星信也は大フィーバー
小娘3人100万ボルツ!!)
むかしの日本語ラップか。
“諸星”を抜いたほうがきれいな七五調になって語呂いいYO。
つづく。
ついに諸星の裏側があらわれでてきた。
セックスがからむと見境がなくなり、きちんとした判断ができなくなるというキャラではあったのだが、具体的なシーンがこれまでにはまだ乏しく、どの程度ダメになるのかよくわからなかったのだけど、今回で見えはじめてきた。「丑嶋」のつかいかたもじつに上手い。取り立てにきたにも関わらず、その暴力的な存在そのものを除くと、丑嶋はほとんど脅迫めいた言い方をしていない(ウ〇コのぞいてるけど)。ただ事実を伝えたのみ、ちょっと背中を押しただけで、あとは諸星がかってに葛藤して、ほとんど迷いなくセックスに導かれた判断をくだしただけだ。黒諸星は、次週描かれるであろうパーティーの場面でさらにくわしく顕現するとおもう。
丑嶋の握っていた今井の弱みとはなんなのだろう。先週は腹を割ったように見えたのだが、やはり諸星はだまされていたわけだ。売り上げのよい新庄も借金まみれだった。薄本はあやしすぎるし…。どいつもこいつも隠し事…ウラがありすぎである。
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