毎日雨ばかりでうんざりですが、そのせいもあるのかすっかり涼しくなってしまって、なにやら秋っぽい空気になってきましたね。
以前紹介した気もしますが、秋になるとこれを聴きたくなります。ベタだけど。
ジョージ・ウィンストンのソロ・ピアノ・アルバム。ほんとに好きな作品です。特に①の「Colors/Dance」、③「Longing/Love」がすばらしい。僕じしんがピアノを弾くということもたぶんあるけど、ピアノという楽器の特質を完全に引き出している感じ。このひとじしんは抜群にピアノが上手いというわけでは決してないのですが、この叙情性というかリリシズムは、たぶんピアノ以外では表現できないんじゃないかとおもう。ちなみに僕は、ちょっと前にあった知人の結婚式でこの「Longing/Love」と坂本龍一の「parolibre」を弾きました。ジョージ・ウィンストンのアドリブ的な演奏スタイルもそうなのだが、作曲法もおそらくきわめて即興的で、弾きながらつくったという感じがすごく強い。そしてそのために、くどいようだが、ピアノという楽器それじたいからメロディ・ラインを引き出すような感触がよくあらわれているのです。演奏そのものも難解なことはなにもない。要は、細かいこといわずに「ピアノ」を聴ける、そんな曲なのですよ。「あこがれ/愛」に限らずね。
①の「Colors/Dance」もいいなあ…。ほんとにいいわー。僕は「あこがれ」だけは、どこでゲットしたのか忘れたけど、とりあえず楽譜を持っているのですが(いつもかなり自由に演奏してきたし、たぶんはじめて練習したときもあんまり見なかったからか、このあいだまで楽譜の存在じたいを忘れていて、てっきり僕はじぶんで耳コピーしたものだと勘違いしていた)、こちらも弾いてみたいなー。曲の構成は大きく三つに分かれていて、そのたびに表情を変えていくのですが、この変化が加わるところがほんとに美しい。ふだんピアノ音楽を聴かないかたにもオススメですよ。
