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DABOがじしんのブログで、ニトロの発端秘話を日刊で綴っています!これがじつにおもしろい。ファンは必読ですYO。
もはや語るのもおこがましいというか、僕にとってもニトロとの出会いは決定的だった。いやもしかすると、B-BOYでもなんでもない僕のようなにんげんがヒップホップを聴きはじめた最初のムーブメント、革命だったんではないかとおもう。彼らのすごいところは、まちがいなくど真ん中のヒップホップ表現でありながら、なんでもないところから僕のようなにんげんも引っ張ってくるような純粋のかっこよさがあったことなんじゃないですか。
くりかえし書いていることだが、僕では、まずはじめにm-floがあった。ピアノを練習する過程で、場合によってはビートなしで、単独でドライブできるラップに技術的な興味を抱き、単純に広く音楽を聴くという意味も含めて、m-floを手にとってみたのだった。当時出たばかりだった『EXPO EXPO』の音楽はしかし僕には的中で、「prism」のラップなんかはあたまいたくなるくらい聴きまくったし、「come again」は言わずもがな、m-floという存在も知らなかった僕だがすぐに『PLANET SHINING』を手にとるほどはまってしまった。そのころの僕はジャズと坂本龍一、あるいはそれらの分派のものしか聴いていなかったし、うたものにはほとんど興味がなくて、テレビも見ないので「come again」がヒットしてることすら知らなかったが、そんなことは問題にもならなかった。
それで、根がマニア気質というか、まあはやくいえばオタクなので、他にもこんな音楽あるんじゃないのとなったのは当然のことでしたね。んで、「DISPATCH」つながりでブッダブランド聴いたり、もともとYMOのリミックスなんかで知っていたDJ HASEBEを買ってみたり、ちょうど発売されたばかりだったのかな、MUROやキングギドラや餓鬼レンジャーなどにも手を出してみたり。教養としてエミネムなんかも聴いてたかな?ヒップホップでは客演ということも魅力のひとつですから、誰其のアルバムにアイツが、みたいなことで一喜一憂してましたね。だから当然、ムロのアルバムなんかではすでにニトロの何人かの声は知っていたのですが、存在じたいを知らなかったので、それらの印象が一カ所に収斂するということにはならなかった。
で、僕にはいまでもヒップホップ好きな友人というのがあまりいないのですが、ヒップホップ好きな友人がいる友人というのはぎりぎりいて、彼はそれほど興味がないようでしたが、日本語ラップ聴くならニトロでしょ、的なことを言われて、やっとここにたどりついたのですよ。たぶんもう大学に入ってたとおもうから、2002年くらいかな…。それでブックオフで1st探して…(わりとすぐ見つかった)。
あの1stの一曲目を聴いた瞬間が忘れられない…。いや、どんなタイミングだったかなんてことは覚えてないけど、感触だけははっきり記憶されてる。あまりに優れた音楽を聴くと、にんげんというのはかたまって動けなくなってしまうのですよ。リズムとったり口ずさんだり、そういうことすらできなくなってしまう。ほんとぶん殴られたような衝撃だった。あれはワタライさんのトラックも秀逸でしたしね。DELIのあの、ソニー・ロリンズのテナーのような声、SUIKENのフレキシビリティ、DABOのライミング、MACKA-CHINの不気味な存在感、そしてもはやイディオムといっていいS-WORDのフック…。マイク・リレーとはこういうことだという、お手本のような、奇跡みたいな一曲ですよね。1stはいまでは中古でしか手に入らないのかな?いないとおもうけど、ヒップホップが好きなひと、あるいは僕みたいにまだかじった程度で、もしかするとじぶんヒップホップ好きかもしれないという程度でもいい、そういうひとでもしこれを聴いてないひとがいたら、なにと引きかえにしてもとにかく一聴をオススメします。
NITRO MICROPHONE UNDERGROUND[Def Jam edition]
