今週の範馬刃牙/第100話 | すっぴんマスター

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第100話/矛盾



本来の(?)四足歩行にもどったピクルは、短距離走のクラウチング・スタートとも、相撲の立ち合いとも似て非なる、さらに低い、まさに猛獣の戦闘体勢の構えをみせる。後ろへ跳んだり横にかわしたりといった逃げへの顧慮ゼロ、前進のみを追求した突進体勢、烈海王いわく「必ず前へ出ると誓いを立て」た構えだ。




「ならば応えよう


逃げぬ…


躱さぬ…


退かぬ…


断じて迎え撃つ


中国武術を象徴するこの武器

崩拳(中断突き)ッッ


これを以て討つッッ


正面から撃ち抜く!!!」



烈はそう決意をかためる。なぜか怪我をしている左手をひき、試し割り直前のような異様な緊張感でピクルの正面に立つ。



「刹那…


原人(けもの)の肉体は発火


五体は炎と化し


Tレックスを屠ったあの時の


トリケラトプスを打ち砕いたあの時の


ブラキオサウルスを怖じ気づかせたあの時の


強敵と認めた時のみ発動するあの日の全力(マックス)を


稀代の拳法家烈海王に


ぶつけていた…」




ブレキオサウルスまで殺ってたのこのひと?!FF6でいったら最強のザコキャラじゃん…(ブラキオレイドスとはちがうのかな?)。どこをどう攻撃すればいいんだろう。まあ、現代人の範馬勇次郎が現・地上最大の巨象倒してるんだから、べつにありえなくはないか、この世界なら…。

両手両足をつかってほとんどミサイルみたいになってつっこんでくるピクルの姿に、板垣恵介得意の浮き上がる汗と「ぞく…」という擬態語を見せて烈も激しい戦慄と緊張を覚えるが、拳法に身を任せた烈は逃げない。はじめて牛と対峙したときの大山倍達のように拳でピクルの突進を迎えうつ。烈の拳もはやく、その拳先はかすんでいるが、すさまじい爆発力で突進するピクルにいたっては全身が見えない。接触した瞬間、烈の一撃はそのままピクルの爆発力に打ち消され、残像を残して烈じしんピクルと同じように視認できない速度でもって後方にふっとぶ。


「現代の盾と


古代の矛


本日は矛盾せず…


矛の勝ち」


柵をぶちやぶり廊下の果てまでふきとんで壁に叩きつけられ、ついに烈海王が敗れた。烈が、負けた。烈が、喰われる…心配はどうもなさそうだ。ちょっと考えすぎだったかな。『範馬刃牙』100回突破記念ということで来週はなにやらスペシャル的な感じみたいだし、描写の雰囲気的にも、このまま別の場面にうつってしまいそうだ。


ピクルはいちおう烈の一撃をくらっているようだ。顔の右側が腫れあがり変形している。じしんの突進力も加わって、大変な衝撃力だろう。しかし打ち消しあってなお烈のからだにあのエネルギーを残すほどピクルの突撃はすさまじかった。文字通りはやすぎて接触の瞬間はよくわからないのだけど、拳がヒットしたことで烈は逆にはねかえってきた衝撃を受け止めてふきとんだのか。となると直接の打撃はふっとんでぶつかった壁ということになる。それともタックルみたいなことなのか。



ピクルの四足歩行は全力=マックスなんですね。彼が二足歩行を選択したのは、必要があったからだ。ものをつかんで食べるとか、高いものをとるとかなら、猿でもやっている。そうではなくて、継続的に二足歩行であるのは、継続的に必要があるからだろう。じっさいの人類がこれを選択したのはなぜか、僕は寡聞にして知りませんが…。やっぱり道具の使用とかかなぁ。手をつかうことで道具をつかうだけどの脳が発達した、みたいなことを聞いたような気もするけど…。不明です。


とにかく必要から二足歩行になったピクルだが、マックスのときは四足歩行になるのだ。全力を出すからには、もっとも動きやすく、力をこめることのできる体勢ということになる。つまり、二足歩行のときは必要のためにある種無理をしているのか。あるいは超サイヤ人3的にむしろ四足歩行のほうに無理があるのか…。突然変異的に一気に身体的習慣(骨格とか筋肉のつくりについてはここではとりあえず考えない)を抜け出て二足歩行するからには、よっぽどの必要に迫られたんではないかと想像できる。そしてピクルに関してはこれは戦闘以外にありえない気がするんだけど。

あるいは戦闘能力うんぬんではなく、むしろ精神的なことなのかもしれないな。いちばん“強い”構えというわけではなく、いちばん“安心できる”構えとか。じっさいにどちらの構えが強いのかということとはまたべつに。でないと、ピクルは戦闘時にわざわざ全力を出さないために二足歩行に進化したということになってしまう。



ん…?そういうことなのかな…?巨人に猫背が多いみたいな感じで…。




とにかく、次週の100回突破記念が烈海王の肉の宴ではないと、希望もこめてとりあえずは予想したとして、では次の相手は誰だろう?バキと勇次郎除いたら…もうジャックしかいないんじゃないですか?物語的にも対技術はお腹いっぱいな感じあるから、愚地独歩や渋川剛気じゃちょっとアレだし。彼らより格下ってのも、あんまり考えられない。というか、たんに次の相手が決まる、みたいな展開じたいがちがうかも…?

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