『BLACK MARKET 』WEATHER REPORT | すっぴんマスター

すっぴんマスター

(※注:ゲーム攻略サイトではありません)書店員。読んだ小説などについて書いています。基本ネタバレしてますので注意。気になる点ありましたらコメントなどで指摘していただけるとうれしいです。

070628_083702_M.jpg

今朝キャノンボールについて書いたときにこのCDについて触れ、ついでに聞き直したらあまりにすばらしいので、勢いに任せて記事にしてしまいます。いかんなぁ、ネタがない日のためにとっておけばいいものを…。


『BLACK MARKET』WEATHER REPORT 1976年

「ジャコ・パストリアス」の記事でも書きましたが、これはジャコが初めてウェザーの録音に参加した作品です。ジャコの参加は二曲のみで、あとはアルフォンソ・ジョンソンというベーシストが…。というはなしは置いておいて、聞き直してみてこれはやっぱり名盤だと再確認。もう何百回と聴いているものなのに、「ジブラルタル」で鳥肌が立ちました。ウェザーの古い曲で「ブギ・ウギ・ワルツ」っていう名曲があって、様々な段階を経て、音楽の空気が補正されていくようにひとつの頂点的旋律に向かっていき、最終的に完成された印象深いメロディを延々とくりかえす、っていう構成の曲で、このしつこいくらいのリピートって、ヒップホップの「ループ」の概念にも通じる、ファンクの基礎みたいなもので、「ジブラルタル」もそういう成り立ちの曲なのですが、ここではいわゆる「ループ」による中毒性は見られなくて、絶対知じゃないけど、ある高みを目指してただ音楽が進んでいく様子がものすごい緊密で、こういうところにも、緻密な構成からくる緊張感と即興演奏の生々しさ
からくる緊張感を肉体的に融合させた、ウェザーの姿勢みたいなものを強く感じます。
続く「エレガント・ピープル」もフォーマルさとラフさを兼ねた不思議な曲で…これはサックスのウェイン・ショーターが書いたものですが、この人は音色といい出てくる音といい、絶対に誰にもまねできない世界観をそなえていて、「エレガント・ピープル」はまさにショーターの音楽のわかりやすいかたちだと思います。
「バーバリコースト」のジャコはいわずもがな。僕なんかはもう音色でキちゃうので…。

なんかただあつく語るだけみたいになっちゃったけど、やっぱりウェザーはすごいバンドでした。知っててよかったよ…。

(音楽の記事多すぎかな…)