『SLASH SPIT SQUADRON』
GOCCI、TAD'S AC、t-ACE、WOODSMANから成る、水戸発、4MCユニット。
もともとLUNCH TIME SPEAXが好きだったので、雑誌で見掛けて購入しました。といっても彼らがなにものなのか、ということは実際にはよく知らなくて、ランチについてはKASHI DA HANDSOME同様、客演ミュージシャンというイメージがすごいあって、というのはたぶん僕がニトロを好きだからだと思うんだけど、とにかく彼らがゲストで参加してる曲にはまずハズレがなくて、心から上手いなーと思えるユニットのひとつです。キャリアはかなり長いようで、ニトロよりちょっと年上みたいですね。
それでまあ、ランチの二人(GOCCI、TAD'S AC)は間違いないんだけど、あとの二人は新人みたいで、t-ACEの詞によればランチより一回り年下のようですが…、ううむ、t-ACE。リリシストって、こういう人をいうんだろうな。このようにしっかり発音して、最初から歌詞が全部聴きとれるタイプってだいたいカチコチの韻マニアなんですが…。ちょっとだけ、MIC BANDITZのBLISTAHに似てるかな(声のせいかな?)。ラップ以前に、声を出す自分がいて、自分という人間が呼吸していて…。うーん、うまく言えないけど、細かいこと抜きで、すごい生身でやってるって感じします。MUROの『TOKYO TRIBE2』でも、ソロでやってたけど、どの曲もまったく同じスタイルで、なんか信念みたいなものすら感じます。かっこいい。ただ、こういう手法ってどうしても停滞しやすいと思うんですよね。まだ若いからいいけど。まあ、ラップを聴いた感じでは、自覚的な、冷静な人だと思うので、すごく先が期待できます。
これは、そんなベテラン二人と若手の二人でつくられたアルバムで、ジャケットもかっこいいし、聴きどころもたくさんあるんだけど、これから先マンネリにならないかがやっぱり心配で…余計なお世話かな。しかし現段階では、完全にA評価です!
しかし…GOCCIってもう36なんですね。ZEEBRAも34くらいかな?ニトロだってもう三十路だし…。五年くらい前にいまの盛り上がりだったらな~。年とったってラップできるっていえばそうなんだけど、好きなミュージシャンにはできるだけ長く活動してもらいたいわけで…。まあこれも余計なお世話か。
