開幕から威力を発揮!東京ドーム開幕日は何と大雪! | 尾林衡史のクイズブログ

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2024年2月6日、関東地方は各地に大雪警報が出されており、私も早々に職場を引き上げて自宅で作業をしております。

 

さて、野球は冬はシーズンオフのため「雪で中止」は滅多にありませんが、開幕戦で関東に季節外れの大雪が降ったことがあります。

 

それが、東京ドームが開業した初年度の1988年4月8日です。

 

この日は、関東では西武球場で西武対南海戦、そして、東京ドームで昼は巨人対ヤクルト戦、夜は日本ハム対ロッテ戦が開催予定でしたが西武球場は大雪の影響で早々と中止が決定します。

 

一方の東京ドームですが、そんな雪の影響をものともせずに開催が決定されます。

 

当時の規定により前年の1987年のAクラスチームに開幕権が与えられるため、前年優勝の巨人、3位の日本ハムはいずれも東京ドームで開幕権を獲得したことで、このような変則ダブルヘッダーになりました。

 

試合はまず昼の方はヤクルトのデシンセイ選手の開業第1号本塁打、エース尾花高夫投手の奮闘により4-2で勝利、見事同球場初勝利を飾ります。

 

ちなみにこの試合ですが、皇太子さま(現在の上皇陛下)ご夫妻、浩宮さま(現在の天皇陛下)などがご観戦に訪れていますが、前年まででしたら天候にヤキモキしながら対応していたことと思います。

 

夜は日本ハム・西崎幸広、ロッテ・村田兆治両投手の投げ合いの末、3-2でロッテが制しました。

 

雪でも関係なく野球ができる様子は、野球新時代を予感させる内容で、東京ドームの恩恵を初日からまざまざとみせつけるものでした。

 

現在は、全国各地にドーム球場がつくられ、一年中同じ条件で野球ができるありがたみを感じますが、そうなると反対に季節を感じることのできる屋外球場の魅力を再認識するようになっています。

 

クイズにまいります。

テーマは「東京ドーム」です。

 

【問題】

1 東京ドームが開業した1988年当時の巨人の監督は王貞治でしたが、日本ハムの監督は誰だったでしょう?

 

2 1990年6月6日、近鉄のブライアント選手が東京ドームの天井スピーカーを直撃する認定本塁打を打った時の相手投手は誰だったでしょう?

 

3 東京ドームでその年もっとも活躍した選手に贈られる「東京ドームMVP」を、日本ハムの選手と巨人の選手としての両方で受賞した唯一の人物は誰でしょう?

 

【正解】

1 高田繁

 

2 角盈男…現在はスピーカーは撤去されています。

 

3 小笠原道大…日本ハム時代1999年から2003年と巨人時代の2008年に受賞しています。