確実に変わっていく会議通訳のカタチ | カリフォルニア 会議通訳・翻訳会社 EJ EXPERT代表のブログ ザ・トランスレーター

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40歳過ぎて専業主婦からプロの同時通訳者と起業家に転身。会議通訳の仕事、翻訳や通訳スキルの習得、通訳翻訳会社の経営、独自のプロ養成コースなど、北カリフォルニアはシリコンバレーを中心に発信しています。

こんにちは、北カリフォルニアの会議通訳者、EJ Expert代表のブラッドリー純子です。

以前にも記事にしたSRI(遠隔同通システム)の打診が今年に入ってからは急増してきています。

かと言って弊社の場合は現場の案件数が減っているわけでもありませんが。

でも遠隔通訳というオプションができたおかげで通訳者は毎週出張することなく家にいながらでも稼働できるようになってきました。

これは子供がいる主婦や、都合があってあまり家を空けられない人、都市圏以外の地方在住の通訳者にとってはかなりのメリットです。


最近私が担当したRSI案件ですが、インテルのオセアニア・アジア太平洋会議のカンファレンスをリハも入れて3日間遠隔同通しました。

場所はシドニーだったのでアメリカ時間の午後から夜にかけて。

インテルはこの会議で初めてRSIを導入しました。


こちらはロサンゼルスで開かれたデルタ航空のグローバル営業会議。ロサンゼルス市長も登壇しました。

実は少し前に開催されたFacebookの巨大なデベロッパーカンファレンスの

F8でも今年初めてRSIが使われました。

世界5カ所から総勢28名の会議通訳者が14ヶ国語で同時通訳を提供。

Googleは年間に何度も大規模なカンファレンスを開きますが、一部にRSIを導入し始めています。

RSIの技術は非常に安定し、通訳者にとってもインターフェースの改善で使いやすくなってきました。

利用する企業にとっても大幅なコスト削減につながるという利点があります。

通訳者を現場に送れば、通訳料以外にも交通費、移動交通費、宿泊費、日当、昼食代等の経費が結構かかるからです。

機材を準備する側からすると、会場でブースやモニターや通訳機材の設営をする必要もないし

オーディエンスはスマホのアプリから通訳を聞くので

ありがちな受信機の紛失や破損と言った問題も解決します。

RSIプラットフォームのプロバイダーはスタートアップがほとんどですが、最近では資金調達を成功させながらスケールしてきています。

GAFAを始め、大手企業のユーザーも増えてきているし、

通訳ブースを使用するような中・大型カンファレンスは今後、遠隔同通システムに切り替えるケースが確実に増えていくと感じています。

テクノロジーによって今後人の働き方が変わっていくことは避けられません。

それは通訳者も同じ。

おいてけぼりにならないよう

状況に応じて常に変化し続けることは大切ですねうずまき


さて無料説明会のリマインダーです。

もうすでにかなりの人数のお申し込みをいただいていますが、まだ参加は可能です。

ご登録はこちらのウェブページからどうぞ。

弊社からは私ブラッドリーとプログラムコーディネイターが参加いたします。

今後の通訳キャリアやRSIについても触れる予定ですのでお楽しみに!


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