【書籍】強く、気高く、美しく | ~‡コキュートス‡~

【書籍】強く、気高く、美しく

(−A−)という事で…


今回紹介するのは、「私は枯れて朽ちていく花ではなく、美しいまま散る花でいたい。」という名言と共にプロレスラー引退を発表し、昨年11/12のDDTプロレスリング両国国技館大会で引退試合を行った、この方の自伝。

■'24.3/5  読了
強く、気高く、美しく 赤井沙希・自伝』

(2023年11月17日 第1刷)


(−A−)◎

 

 (−A−)赤井沙希さんについてですが…


↓のamazonの商品ページにあった著者略歴が、ざっくりとしたプロフィールになりますね。

とは言え、これだけではあまりにざっくりなので(笑)、参考までにWikipediaを貼っときます。興味ある方は見てみて下さい。


(−A−)本書は…


赤井沙希のモットーである「強く、気高く、美しく」をタイトルとした初の自伝となるわけですが、正式発売のタイミングが'23.11/12の引退試合の直後ぐらいだったのかな?(※第1刷発行は11/17付)


つまり、引退してから書き上げたものではないため、プロレスの試合の記述については引退ロードの途中となる昨年8/27の男色ディーノ戦までの事しか記されておらず…その後シングルマッチで闘う事になる荒井優希についても「優希ちゃんの顔は蹴れないなあと思いますね」とか書いて終わってますけど、実際は10月に闘って顔面蹴り合ってました(笑)



(−A−)内容については…


幼少期に始まり、芸能界デビューを経てプロレスを知り、客としてDDTプロレスリングにハマッていたら高木三四郎社長に口説かれてプロレスラーになり、その後のプロレスラーとしての様々な出来事やその時々に感じた事等が綴られ、引退を控える中での気持ちまでが赤井さんらしい優しい口調の読みやすい文体で語られています。


以下、目次と小見出しを書いときますので、気になる方は購入して読んでみて下さい(笑)


CHAPTER 01
幼少期 大切な家族と父とのこと

ふたつの「初」を持つ母
顔は似ているけれど、性格が真逆の姉
洋服をシェアしていた、カッコいい祖母
ふとしたときにテレビに映る父
突然の父との再会
キャンペーンモデルのお披露目ショーに突然現れた父
「太ってて、立派ね」と言われていた幼稚園時代
身長が160cmあった小学生時代
ちょっと「やんちゃ」だった中学校時代
カットモデルを経験、魅力を感じる
初めての彼氏
モデルをやってみない?とスカウトされるも…


CHAPTER 02
モデル、芸能界デビュー

モデル活動のスタート 冨永愛さんに憧れる
思いと行動の矛盾
写真集の発売が決まるも…
父との再会、デビューの報告
アルバイトに明け暮れた短大時代
『さんま御殿』な『ヘキサゴン』など テレビの出演も増えるように
坂口征夫さんとの初めての出会い
K-1のイメージガールに合格
深夜ドラマ『マッスルガール!』の出演


CHAPTER 03
「プロレスラー赤井沙希」の誕生

『ラジオ新日本プロレス』のアシスタントに起用される
「プロレスラーにならないか」
母の猛反対
両国国技館でのプロレスデビュー まさかの母からのダメだし
プロレスラーとしての体型について
今までの経験がプロレスラーとしての「魅せ方」につながっていった


CHAPTER 04
DDTプロレスリング所属 赤井沙希です

試合が組まれないことのもどかしさ
ヤジをとばしていた坂口征夫さんがまさかの「師匠」に
ユニット「酒呑童子」の誕生
DDTドラマティック総選挙
お金とDDTへの愛について
高木三四郎社長の存在
男色ディーノのお尻を味わった10年間
「プロレス大賞」で女子初の新人賞 アンチからの強烈な「叩き」
みんなのパンツが集まった「元気玉」
ワールド・オブ・スターダム王座への挑戦
初のベルト戴冠
山下実優と中島翔子
「赤井沙希、天龍源一郎に怒られ大号泣」の真相
外見のコンプレックス
わたしは必要とされていないんじゃないか
痴漢さん、今はほっといてくれ
試合が組まれなくてもセコンドにはつく
大仁田厚さんからの「沙希ちゃん、電流爆破やろうよ」
沙希様について
赤井沙希プロデュース興行『DDT COLLECTION』
DDTプロレスリングに「正式」所属
赤井沙希 "おきばりやす" 七番勝負
七番勝負を終えて
坂口征夫、樋口和貞とのユニット「Eruption(イラプション)」結成
過保護なお母さん状態
クリス・ブルックスとのダブルタイトルマッチ
自分のすべてを出し切れた試合
プロレスという文化がなくなるのではという不安
SKE48メンバー荒井優希とのタッグ「令和のAA砲」


CHAPTER 05
引退 そして、これからの未来

引退を決意した理由
美容サロン「Riviera」をオープン
何事においても「美しいかどうか」
岡谷英樹の初ベルト戴冠での涙
引退に向けて デビュー10周年記念試合
プロレスを通して学んだこと伝えたいこと
そしてこれからの未来のこと
強く、気高く、美しく


おわりに


そして、巻末には『SAKI AKAI HISTORY 2011−2023』と題した、プロレスに関連した主要な試合等を記した年表が付いています。


(−A−)私が本書を買ったのは…

赤井さんの引退試合が行われた昨年11/12の両国国技館大会のグッズ売店だったんで、読み始めるまでにかれこれ4ヶ月近く経ってしまいましたが(汗)…読みだしたら、あっという間に読み終わっちゃいました(笑)

いや、非常に読みやすいというか、↑の小見出し見たら「こんなに項目あるの?」と思うかもですが、良い意味で軽い感じというか、簡潔にまとめて肝心な事だけを書いてるため、どんどん読み進めちゃう感じでした。

参考までに赤井さん引退試合の時の観戦記を関係してくる記事のみ貼っときますね。

(↓大会開始前のサイン会の話を含んだ記事)
( ̄ー ̄)そうなんです…

↑の観戦記⑦に書いたように、この日購入した自伝に、この引退試合が行われた日にサインしてもらってるんですね。
私個人的には、ポートレート買ってサイン会に並んだりするのも、ちょっとだけでもお話出来るから。というのが理由だったりするので、サインそのものには特に価値を感じない人間なんですけど(←おい)…自伝本にご本人が引退試合の日に目の前でしてくれたサインが入ってるというのは、やはり貴重だし有り難いですね◎

(−A−)という事で…

いつもながらのざっくりした紹介になってしまいましたが、赤井さんに興味ある方は買って損は無い一冊ですので、是非とも読んでいただきたい自伝かな。と思います◎

最後に、本書の中のこの一節を書いて、この記事を締めますね。

美しさとは、顔や体の造形のことではありません。なにか迷ったときに、「自分にとってどっちが美しいかな?」という判断だったら、そんなに悩むことも迷うこともないと思うんです。その選択肢で決定すれば、そんなにしんどくない。「気高くあること」にも繋がっているし、その選択肢をビシッと選べた自分は強いんですよ。

(−A−)y~ムフフ










自伝というものは大概そうかも知れませんが、本書も赤井沙希さんの語り口で書かれているため、読みながら赤井さんの優しくて温かい声が脳内で再生されてる感覚でした♪