こんにちは、
まなぶっちです。
前回、ISOの審査員になったきっかけを書きました。
その時、「なかなかハードルが高くて」と書いたと思いますが
ISOの審査員として、審査できるのは誰でもできるわけではなく、
審査を受審する組織・団体の専門的知識をもっている
審査員資格保有者に限られていました。
この審査員資格を取ることが非常に大変で
私が審査員資格を目指した頃は、
1、専門の教育機関で5日間のセミナーを受講して合格する
2、合格すると審査員補という資格が得られる
3、審査員補として審査員登録機関に登録する
4、審査員補の登録後、主任審査員の監督のもと実際の審査を行う
(確か審査日数が20日以上で4回以上の実地審査)
※審査ログに主任審査員のサインが必要
5、主任審査員の推薦(確か2名以上だった)
とこんな具合でしたので、
普通の人が審査員になるのは至難の業でした。
そこで、たまたま品質(QMS)であれば、審査員補でも募集していた
審査会社に入ることができたので、審査員になるのに必要な
審査経験や推薦者を得ることができて審査員になれた訳です。
で、実際に審査を行うには
審査を受ける企業や団体の業種に対して
専門的な知識を有している事が必要になるわけです。
ここで、私の場合は役所で高齢福祉課
に所属し
介護施設や保健所、児童館等が入っている
総合施設に勤務していた経験から
介護事業所・医療機関・臨床検査機関など。
教育委員会に所属し関係で
教育機関や保育所など審査を担当しました。
当時、審査員の多くは製造業出身の方ばかりだったので
介護や医療、公共などの分野を持っている私のような人間は
とても珍しい存在でした。
そんな関係で、介護施設の審査に係るようになったわけです。
審査員としては様々な業種や場所で審査を経験しました。
というのも、専門性が求められるのは一つの審査に
専門家が一人いれば審査が行えるので
介護施設など私の専門性がある審査には
主任審査員として審査を行いましたが、
その他でも審査メンバーとして審査に参加できていたからです。
このような経験を積んでいくうち、ある重要な点が気になりだしました。
それは、この当時多くの審査が製造業が中心だったので、
介護のようなサービス業は、まだあまり多くなかった時代でした。
そこで、世の中的にはISOはこんなものという認識であったようでしたが
審査をしている私は、
同じISOの審査でも製造業の審査と介護などのサービス業では
ISOで定められているルールや考え方を変えていかないと
その業種に即したものにはならないのではということでした。
ISO9001という規格は品質マネジメントシステム(QMS)の規格ですが
本質は品質を向上して顧客満足を得ようとするものです。
そう考えると、製造業の管理方法をそのまま使っても
介護などのサービス行にはそぐわないケースが多くあり、
審査を受けるために意味も分からず
仕方なくやっている場合が非常に多いことに気がつきました。
ネットなどでもISOを取得している意味はあるか?
といった質問などを見かけます。
私は自分の経験上、間違った使い方を続けていては
ISOを使う意味がないと思っています。
ただし、意味が分かってISOを使うことができれば
とても有効でとても完成度の高い仕組みであることは間違いありません。
そこで、どのような点がすぐれているか?
そこらへんの話を次回はしていこうかと思います。
ISOをとっている取っていないに関係なく
次回は結構為になる話にしたいと思います。
期待して下さい。
今回も最後までお読み頂き、有難うございます。
本日はこれにて。
※EMS・・・環境マネジメントシステムの略
※QMS・・・品質マネジメントシステムの略

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