中音域で和音の転回形に慣れる | 耳トレtsingmoo青木肇のブログ

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完全音感(絶対音感&相対音感)指導。聴音、ジャズピアノ、ジャズボーカル、スキャット、アカペラベース、英語発音指導。アカペラバンドクリニック。
ピアノ、アカペラ、合唱、リコーダー、カリンバアレンジなど。
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聴音する時、分解聴きだけで取るのは大変時間がかかる上、音源が不明瞭だと分解出来なくて全然分からない、ということになる可能性もあります。

また和音が基本形で鳴っていることはそれほどないので、転回形が変わっても「同じコード」として認識出来る耳を作っておく必要があります。

取りあえず3和音だけでもいいので全部の転回形を自分で弾いて慣れておく練習はしておくと良いでしょう。

例えばハ長調なら、ドミソ、レファラ、ミソシ、ファラド、ソシレ、ラドミ、シレファをそれぞれ
ドミソ、ミソド、ソドミ
レファラ、ファラレ、ラレファ
ミソシ、ソシミ、シミソ、

のように和音で弾いてしっかり聴きます。
手と目に意識が行って、弾いているのにちゃんと聴こえていないことがあるので、時々目を閉じて音に集中、もいいでしょう。
構成音は完全に意識して聴くようにします。

出来ればこれを全部の調で。

相対的に和音を聴くための基礎練習ですが、構成音の響きそのものを全てそのまま記憶する絶対音感訓練を兼ねても構いません。

これを鍛えておくと、ベースがあまり聞こえなくても大体のコードが分かるようになったりもします。

地味な訓練ですが、お勧めです。