聴音のことは何度も書いてますが、やっぱり大事。
自分が気に入った部分を数小節だけでもいいので繰り返し聴いて採譜する、という地味な作業、回り道っぽいけれど一番実践的に鍛えられると思います。
勿論、音感トレーニング的なものは、聴きとる基盤となる知覚そのものをクリアにしたり拡張したりする上ででとても大事ですが、ともすると自己目的化しがちなので自制が必要です(笑)
採譜、完コピをしてみると、自分に必要なことが見えやすくなると思います。
コードのことかもしれないし、音程幅の聴きとりかもしれない。
スピードの問題かもしれない。
あと、歌い返せるのにリズムがきちんと書けない、なんてのもよくあると思います。
書いて見ると、自分が何は聞こえてて何はうまく聴きとれてないかがはっきりします。
そうするとやるべき課題も見えやすい。
同じ音源でしっかり深く聴くt練習をすると、初めてのものを一発で聴きとる力、アンサンブル時に他の人がどうなってるかを瞬時に判断する力もアップして、自分の演奏もしやすくなるんじゃないかと思います。
あと聴音にはリラックスも重要な要素なので、逆腹式呼吸などしながら聴く、もいいかも。
気楽に、深く、じっくりと。