イヤートレーニングとリラックス集中 | 耳トレtsingmoo青木肇のブログ

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完全音感(絶対音感&相対音感)指導。聴音、ジャズピアノ、ジャズボーカル、スキャット、アカペラベース、英語発音指導。アカペラバンドクリニック。
ピアノ、アカペラ、合唱、リコーダー、カリンバアレンジなど。
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青木肇tsingmoo@yahoo.co.jp

イヤートレーニングの方法そのものとはちょっと別角度になりますが、音を聴き取ろうとするとき、リラックスしつつ集中してる、という意識状態はとても大事です。


絶対音感聴きや和音の分解練習をするときは特にそうです。


緊張していると、聞こえやすい外枠や表面的なところしか聞こえてきません。


逆腹式呼吸をするとリラックスしやすいと思います。

吸うときにお腹をへこませ、吐くときに膨らませる腹式です。

吸うときは必ず鼻から吸います。

吐くときは鼻、口どちらでもいいです。


あと、目を閉じた方が集中しやすいと思います。


絶対音感の単音練習(単音を鳴らす、音を切って今聴いた音を頭の中で鳴らす、の反復)の時などは、本当に音そのものに沈潜することが重要です。

そのピッチそのものと使っている楽器(鍵盤など)の音色全てを味わいつくすつもりで聴きます。

よく味わいつくせば、無音で思い返すときも、リアルにイメージできます。


止まっている和音の分解練習のときもそうです。

トップノートはほぼ自動的にどんな意識でも聞こえてきますが、下の音、内声の抽出には深く潜り込む感じが必要になります。

聞こえている上の音を無理に排除しようとはせず、それはそれで聞こえつつ中の音、下の音に入っていきます。


うまくイヤートレーニングできると、イヤートレーニング自体で能動的なリラックス状態になれることと思います。