コンテンポラリーなアカペラでのベースの発音 | 耳トレtsingmoo青木肇のブログ

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完全音感(絶対音感&相対音感)指導。聴音、ジャズピアノ、ジャズボーカル、スキャット、アカペラベース、英語発音指導。アカペラバンドクリニック。
ピアノ、アカペラ、合唱、リコーダー、カリンバアレンジなど。
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青木肇tsingmoo@yahoo.co.jp

私自身、実際のところどうやって発音を選んでるかというと、実は考えていません(笑)。


こう言ってしまうと身も蓋もないのですが。

ベースラインの音をリズムとセットでイメージすると、発音はちゃんと勝手に出てくるので。


これじゃ何の説明にもなってない、、、。


ただ、意識的に練習開発する方法は勿論あります。


まず、その曲のリズムをよく意識します。

例えば16ビートなら16ビートをイメージして、ドラム的なパターンを口ずさんでみます。

ピッチは入れなくて、ラップのような状態です。


ドラム的に口ずさんでる時は16分割全部何かシャカシャカチキチキ言ってる状態ですが、ここから「音数を減らす」ように意識します。


たとえば1拍目は4分音符にするとか、サンバ的な16ビートなら、「ターンタ、ターンタ、ターンタ、ターンタ」みたいにするとかです。


で、ここが大事(と私は思っている)なところですが、何言ってるかわからない、あいまいで表記のしようがない口の開け方で進むのがポイントです(笑)。


具体的な曲のベースラインを作るときは、まずメロディをよく意識します。

メロディにリズムがよく含まれているところでは、メロディの邪魔をしないように少なめの音数で、また、歌詞の発音の子音とヘンなかぶり方をしないように注意します。


強いdm, bm的な発音が歌詞とかぶると歌詞が不明瞭に聞こえたり、台なしになったりするからです。


あいまいな発音のまま、母音はその瞬間の歌詞の発音の母音に近づけるのもスムーズになります。


なので、リードボーカルなり字ハモの歌詞は注意を払って聴き、同じものを一緒に歌ってるつもり、は必要な意識です。

そうすると、適切な発音が自然に出てくると思います。


説明するとチト難しい。


「ベースラインを作る」的な意識よりも、メロディ、歌詞を聴きながら、途切れない合いの手を入れ続ける、というようなつもりがいいかもしれません。


この主題については、ぺらこやでも取り上げますし、今後もさらにスッキリした実用的説明を試みようと思います。