草月いけばな展 2024 「花のスケルツォ」3期 | 理系男子による自由に花をいける秘訣(自由花)

理系男子による自由に花をいける秘訣(自由花)

花をどういけたらよいか? 自由花のいけ方、そのポイントをお伝えしています。

・草月いけばな展 2024 「花のスケルツォ」3期

 

斎藤です。

 

草月いけばな展 3期に

行ってきました。

 

いけ込みの日は大雨でしたよね、、、

おつかれさまです。

 

会場:草月会館 2階談話室

 

3期:6月19日(水)・20日(木)

4期:6月22日(土)・23日(日)
5期:6月26日(水)・27日(木)
 

さっそく作品をみていきます。

 

片倉健(以下、敬称略)

テーマ:竹とあそぶ

竹、きむりの木、ケイトウ

テマリ草

 

ジョアン・ミロを思わせる

竹のモビールに目が惹かれますが

けむりの木のふわふわにも

惹かれます。

 

そう、今は

けむりの木の季節なんですね。

 

ツルツルの竹と

ふわふわのけむりの木という

正反対の触感を

 

色でつないだ幻想的な作品です。

 

 

山崎 直

テーマ:自由花

ヤシ、ツルウメモドキ、

ひまわり、薪(梨)

 

この会場で

どの作品よりもエネルギーを放つ

大胆不敵な作品です。

 

見れば見るほどに

 

どうやって立てているのだろう?

どうやっていけているのだろう?

 

謎が謎を呼んでいきます。

 

会場でお会いしましたが、

いつも人とたのしく話している、

 

作品だけでなく、

その方自身にも

 

人を惹きつける魅力をもっている、

将来のたのしみな方です。

 

 

宮川 美翠

テーマ:竹とあそぶ

着色竹、ワイヤー

 

ユニークな竹をみつけ、

ユニークに竹を扱う、

 

テーマ「竹とあそぶ」姿が

ありありとうかんできます。

 

作品自体は大きくないですが、

 

作品のどこを見ても

アイデアが練られていて

 

作品制作が

ほんとにお好きなのでしょう、

 

そのことが伝わってくる作品です。

 

 

奥田 彩華

テーマ:自由花

たんちょうアリウム、

プラスチック

 

たんちょうアリアムって

こんな色と形だったっけ?

 

加工したのかな?

それとも、新種?

 

あざやかな緑のブラシ(笑)が

 

楽しげにおどりながら

お掃除しています。

 

 

林田 珀春

テーマ:自由花

ミリオンバンブー

あじさい

けむりのき

ミニパイン

自作花器

 

あ、ミリオンバンブーだ!

 

たんちょうアリアムだけでなく

 

ミリオンバンブーの茎も

おどっています(笑)

 

より激しく、振動が

つたわってくるくらいに。

 

ミリオンバンブーを支える花器は

うごきまわる

ミリオンバンブーにまけない

ユニークな自作花器です。

 

 

吉田 穂陵

こちょうらん

オクラレルカ

ニューサイラン

 

胡蝶蘭をささえる無数の線は

 

繊細でありながら、

1つ1つに力づよさがあります。

 

いつもは豪華な胡蝶蘭が

 

この作品のなかでは

線にもたれかかるように

 

優しく軽やかに

咲いています。

 

 

西野 桃湖

ユーカリポポラス

シルバーブルニア

ルナリア

枯木+レジン

自作花器(レジン)

 

作品のどこを見ても

ユニークな花材・素材で、

見ていて飽きないです。

 

レジンのつらら

 

ふわふわ浮かぶ

ふうせんのよう。

 

きのこみたいな感じが

たまらない。

 

花器をよく見ると

透明ではなくて、

色をつけられているんです。

 

素材・花材のユニークさに

頼りきらず、

 

自分ならではの工夫を

随所に盛り込んでいます。

 

こんな作品を

わたしもつくりたいな、

 

いけばなの楽しさを

あらためて

気づかせていただきました。

 

 

夏至がまぢかなので

 

閉館時間ちかくなると

会場に日が差し込んできます。

 

目で見ると

「絵を見るような光景」

なのですが、

 

カメラにとっては

逆光なので難しい~

 

手を尽くしましたが、

 

少しなりとも

伝えることができていたら

うれしいです。

 

 

いけばなの先生をしています。

くわしくは下記からどうぞ。

いつも温かく見守ってくださって
ありがとうございます。