小原流 川崎支部 みんなの花展=花音= | 理系男子による自由に花をいける秘訣(自由花)

理系男子による自由に花をいける秘訣(自由花)

花をどういけたらよいか? 自由花のいけ方、そのポイントをお伝えしています。

・小原流 川崎支部 みんなの花展=花音=

 

斎藤です。

 

川崎市茶華道協会より

ご紹介いただき

 

小原流 川崎支部展に

行ってきました。

いけばな小原流

川崎支部みんなの花展

=花音(カノン)=

2024年5月18日~19日

ミューザ川崎シンフォニーホール4階

 

本名の席札の方が多く、

親しい方に

向けての花展なのかな?

 

なので、

今回は名前を伏せての紹介です。

 

ベニスモモ、カラー、トルコキキョウ、

アルストロメリア、タマシダ

 

お花屋さんで顔なじみの花材、

よそ行きではない花材に、

 

ふだんの生活のなかにいるような

ほっとする作品です。

 

あ! でもよく見ると、

 

リューカデンドロンが

ひそんでいるかも(笑)

 

 

シャクナゲ、アジサイ

 

さりげなく

いけているようでいて

 

シャクナゲの枝の線が

かっこよく、

 

一番上の花をうしろ側に

むけるという大胆な構成です。

 

花器も わたしは初めてきた

めずらしい模様です。

 

ライラック、トルコキキョウ、

ドラセナ・シルバー、レースフラワー

 

あまい香りとともに

すずやかな風が運ばれてきます。

 

ライラックは

このあたりには無いので

 

こんなところで見られるなんて

とくした気持ちになりました。

 

カキツバタ、ナデシコ、ミオヤナギ

 

カキツバタの季節も

そろそろ終わりですね。

 

まさに今の心情を

あらわしている作品でです。

 

カキツバタの花は無いのに

さびしさはなく、

 

これからぐんぐん のびてゆく、

そんなたくましさがあります。

 

オクラレルカ、白アジサイ、

オンシジウム(シャーリーベイビー)

 

すくっと伸びる葉は

菖蒲?あやめ?かきつばた?

 

いえ、オクラレルカでした~

 

垂直にならぶ葉のなかで

2本すっと伸びるカーブに

 

軽やかな あそび心が感じられて

おしゃれです。

 

ギボウシ、クレマチス、カラー、

スカビオサ、チース ハイブリッド、

ペンペングサ

 

可愛らしい花が勢ぞろい~

花器もメルヘンを感じます。

 

どんな花材が使われているか

作品をのぞきこむと、

 

ペンペングサをみつけて

 

くすっと

微笑んでしまう作品です。

 

アジサイ、オンシジウム、

トルコキキョウ、デルフィニウム

 

きらめく太陽の陽ざしのもと

 

木陰で涼んでいるような

おだやかさも感じられる、

 

軽やかですずしげな作品です。

 

右下をよく見ると、

ニワトリの親子が

ほほえましいです。

 

 

花展というと、わたしは、

 

はなやかで格式のある

大きな作品がならぶ

 

というイメージを持っていますが、

 

今回の花展では、

 

お部屋に飾るような

さりげない作品がならびました。

 

そうであっても、

 

1つ1つの作品には

気持ちがこめられていて

 

広い会場のなかでも

ノビノビと誇らしげでした。

 

心あたたまる、

こういう花展もいいものですね~

 

 

わたしも、いつか

こういう社中展をひらきたいな。

 

いけばなの先生をしています。
くわしくは下記からどうぞ。

いつも温かく見守ってくださって
ありがとうございます。