ふさすぐりを活ける(自由花として) | 理系男子による自由に花をいける秘訣(自由花)

理系男子による自由に花をいける秘訣(自由花)

花をどういけたらよいか? 自由花のいけ方、そのポイントをお伝えしています。

・ふさすぐりを活ける(自由花として)

 

斎藤です。

 

土曜日のお稽古の花材は、

・フサスグリ

・ききょう

・スプレー菊

 

ききょうも風情がありますが、

なんといってもフサスグリ!

 

赤い実がおいしそう~

 

「フサスグリは、葉っぱを取って

 実と、枝の線を見せるように」

とは先生のおことば。

 

バッサバッサと葉を整理していくと、

 

ふさすぐりの実が

更においしそうに見えてきました(笑)

 

この実をより魅せるために、

手前に低く伸ばしてみました。

(2019/06/22 手直し後)

 

最初は、

フサスグリとききょうだけで

活けていたのです。

 

スプレー菊を使わなかったのは、

菊の黄色が強すぎて

主役を菊にうばわれそうで。。。

 

しかし、えらんだ花器にくらべて、

フサスグリの枝が弱かったです。

 

先生より、

「菊の丈を低くして後ろに活けたら」

 

ということで、赤マルの部分に

スプレーギクを加えています。(↓)

 

花材の存在がつよくなり、

花器とバランスが取れましたね。

 

そして、

フサスグリの実も映えています。

 

 

フサスグリが弱くなったのは、

葉を取ったせいもあります。

 

「フサスグリの葉は

 取りすぎたでしょうか?」

とお訊きしたら、

 

「そんなことはないよ」

とのお言葉でした。

 

実がもっとたわわに実っていれば

フサスグリの枝も強く見えたでしょう。

 

でも、そうはいかないのが、

自然の花材ならではです。

 

主枝がよわいときは、

中心の背後に花材を加えて、

大きなマッスにするとよい、

 

ということを教えていただきました。