ふさすぐりを活ける(花型法として) | 理系男子による自由に花をいける秘訣(自由花)

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花をどういけたらよいか? 自由花のいけ方、そのポイントをお伝えしています。

・ふさすぐりを活ける(花型法として)

 

斎藤です。

 

お稽古の2作品目は

第二応用傾真型を後ろ活けで。

(2019/06/22 手直し後)

 

またもや、主枝の弱さが

手直しの対象になりました。

 

実は、第三主枝(控)になりそうな

太い枝がなかったのです。。。

 

赤マルの部分が控ですが(↓)

最初はスプレーギクだけでした。

フサスグリでも弱いし、

菊の方が色が強いので

まだましかな、と思ったのですが、

 

先生にはお見通しでした~

 

手直しは、、、

 

控のスプレー菊を抜いて、

丈の高めのフサスグリに交換し、

 

フサスグリの前に

スプレー菊を活けました。

 

フサスグリとスプレーギクが

一体となって、控の役目をはたし、

枝に力がうまれました!

 

主枝に使う枝は、

強い枝であることが重要ですが、

 

ふさすぐりって

思ったより枝が弱いんですね。。。

 

 

先生のお宅のお玄関でも

フサスグリが迎えてくれました。

 

(2019/06/22 先生の作品)

 

左から

 

右から

 

さりげなく活けていらっしゃるので

見過ごしがちですが、

 

私自身が失敗しているので、

 

なぜこの花器を選んだのか、

なぜ中心は葉が密集しているのか

なぜ左の枝はあまり整理しないか

 

よ~く、わかりました。

 

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話はかわりますが、

お稽古のときの会話から。

 

お稽古場にわたしのほかに

2人いらっしゃいました。

 

「先輩(わたしのこと)の作品を

参考にするんだよ」

とお二人に先生がおっしゃいました。

 

「えー、わたしの作品ですか、、、」

と戸惑うわたしに、

 

「花もよろこぶから」

とおっしゃいました。

 

あ、そういった心がけを

忘れていたなぁ、、、

 

このような作品でいいのかな、

と思うときも多いですが、

 

花がよろこんでくれる、

 

そのような作品を活けられるよう

わたしもがんばります!