この日は食のお師匠さんからお誘いがありました。
初めての方、久しぶりの方、お師匠さんと新橋で集合。
まずは京浜東北線で蒲田へ向かいます。
先頭車両に乗った瞬間、蒲田で東急に乗り換えだなとピンときたのはボクが昔蒲田に住んでいたから。
そして、蒲田から久しぶりに池上線に乗りました。
池上線は蒲田⇔五反田を走る線ですが、20代の蒲田に在住していたころ、五反田のジムに通っていたことがあり途中駅の駅名を見るだけで懐かしいです。
蒲田から蓮沼、池上と行き下車。
そしてこちらまで。
(ブログテーマはあまり細かくしたくないので蒲田としています)
高名は聞いていたので来たかったお店で嬉しい。
もう、かなり前に知人に連れられて行ったときは行列の長さに断念したのでボクは初めてです。
へえ、二階があるのですね。
席についたらお師匠さんが「油の匂いがぜんぜんしないでしょ」と。
たしかに、揚物屋さんの二階って油っぽくなりますが、匂いもベタベタも皆無。
クリーンネスって基本だと思うのですが、ワンフロア―でもカウンターがベタベタしているお店って少なくありませんよね。
そう考えると、その基本を守り続けるってボクたちの思っている以上に難しいのかもしれません。
そしてお師匠さんを中心とした作戦会議。
メニューをみていただいてわかるようにお酒を飲むお店ではありません。
この日はガッツリ食べようという日です。
お師匠さん「〆にカツ丼かヒレ丼かカツカレーを食べてほしい」
と、いうことでまずはロースの単品×2、ヒレの単品×2です。
お師匠さんはお酒を呑まないので3人で乾杯!
仕事を終えての一杯目のビールの一口目ってスペシャルですね。
この瞬間のために生きているような気もしますが、ボクの両親が聞いたら育て方を間違えたのかと悩みそうですね、、、そしてもう手遅れ!(笑)
そして、美味しいと聞いていたポテサラ。
素晴らしく美味しいのだが、伝え方がとても難しい。
ある意味、オーソドックスなポテサラなのだけどこれを再現するのは料理人でも難しいはず。
なにしろマヨネーズも自家製だそうですから。
まずはロースカツ。
2皿オーダーしたので、2人で1皿です。
一口目は何もつけずにそのままいただきました。
一口食べてカツが好きな人の顔が走馬灯のように浮かびました。
肉の下処理なども完璧にされたものですね、これは。
単品なら1800円、定食なら2200円。
それが安いというより、安すぎませんか?と言いたくなる味わい。
素晴らしいロースカツです。
そしてヒレカツ。
これも2皿オーダーしたので2人で1皿。
一つ食べて恍惚としました(笑)
実は先日、某所で安くないヒレカツを食べてムッとしたところだったので、その差に愕然というより笑いそうになりした。
なんですか?この違いは?(笑)
追加のポテサラ。
ポテサラが750円と聞くと「え?」と思いませんか?
ボクは思います。
でも、食べたら納得。
そしてポテサラが好きな人の顔がまた走馬灯のように(笑)
このお店の息子に生まれていたら毎日このポテサラが食べれたのだろうか ・・・
そう、夢想しながら両親の顔を思い出し「申し訳ないが」とか思ってしまう自分の幼稚さが嫌だ。
〆の相談。
4人中、1人がカツカレー、1人がヒレ丼、ボクとお師匠さんはカツ丼。
こちらは隣席の方が食されたカツカレー。
ほんのりとカレーの香りが漂ってきただけで「美味しいに決まっている」と確信。
そして「何故カツカレーにしなかったのだ?」と自分を責める ・・・
自分を責めるのはもう止めよう・・とかいうのはもう止めよう、50歳超なんだし(笑)
ボクのカツ丼。
何故カツカレーにしなかったのか?と後悔していたはずが一口食べたら「カツ丼にしてよかった」
ゲンキンですね(苦笑)
お会計に下に降りたら女性の2人組が食べていらっしゃいました。
トンカツ食べに行こうというと「揚物ですか?」と微妙な顔をする女子がいますが、ここなら「極上の揚物だよ」と言えますね。
池上に向かいながらご一緒させていただいた方とお話ししたのですが、お腹一杯なのだけど、油がもたれた感じがまったくありません。
うん、このお店は他とは違います。
そして、いまボクは大きな後悔があります。
カツカレーも食べるべきだった!(悔)
すっかり食は細くなったボクですが、ここのカツカレーなら入ったはずです。
頑張って食べるではなく、美味しく食べれたはずです。
自分だけカツカレーを追加して、時間を取らせるのは悪いとも思ってしまいました。
人生は一度、一期一会、持ち時間は有限、明日は生きていないかもしれない等思うと、ああいう時に悔いを残さぬ生き方をせねばと思うのです。
よし、そんな大人になろうと決意するのですが、良い子は真似しなくていいと思います(笑)