この日は突然寒かった!!
3月に入ってから外していたスヌードを慌てて出したくらいである。
お昼休み。
昼だから少しは暖かくなっただろうと思い、そのまま出て行ったら、あまりの寒さにコートを取りに帰ろうかと腰が引けてしまったのが情けない。
「いや、この寒さの中で食べればより美味しくなるものがある!」
歯を食いしばって歩きます。
そんなことで歯を食いしばるよなって?(苦笑)
みんな大好き、たいめいけん。
でも、ボクが向かうのはこちら。
たいめいけんはたいめいけんでもこちら。
スタンディングのスペースがあるのは意外と知られていないかも。
並びはありませんが、店内満席だから待ちます。
スタンディングは4人と決まっています。
たまに知らないで、割り込もうとする人がいます。
その時はお店の方が「4席までなんです」とやんわり伝えています。
やっぱり寒くて、ブルブル。
歯がガチガチとまではいきませんが、ブルブルの最上級的寒さ。
「こんな日のラーメンは美味いぞ」という信念がボクを支えます。
震えながらも腕を組んで全身に力を入れる小さな太ったオジサンを想像してください。
それがボクです(笑)
やった!
こちらの素晴らしいのは名店 たいめいけんの厨房が見渡せること。
ボク的には席料を払ってもいいくらい。
ボクはこの席に1日いても楽しく過ごる自信があります。
個々が責任領域を果たしながら連携するのは企業社会でも同じはず。
違っているのはサボっている人がいないこと。
ラーメンの前にもちのろんでコールスロー。
この前菜感、スパークリングワインが欲しくなるが、メニューにはありません(笑)
ボールに一杯でも食べれそうだが、このちょいっと感がたいめいけん。
ボルシチは厨房の中で「ボル」と通されています。
カッコいいな「ボル!」って。
よーし、うちの奧さんに「何が食べたい?」って聞かれたら、一言「ボル」って言ってみよう。
怒られそうだけど(笑)
寒い日にはラーメン!!
一口目のスープが全身に沁みた。
スープを飲んだ瞬間ではなく微妙な時間差で全身に沁みわたる。
静かな快感がじんわりくるのが楽しい。
あ、薬ではないですよ(笑)
スープも麺も具も全部美味しいのだけど、トータルでたいめいけんのラーメン。
東京ラーメンの極だと思います。
初めて食べたのは20代・・・・
「美味しいけど、オジサンが好きなんだろうな」と。
30を超えて「前に食べた時よりも美味く感じるなぁ」
40を超えると「なんだこりゃ、こんなに美味かったのか」
50を超え、自ら禁じ手にしているスープ完飲という過ちまで起こしてしまうことになりました。
どれを食べても絶対に美味しいという信頼。
そして、勤務先からは徒歩ですぐ。
全種類制覇は遠くない。