離婚って・・・~私の離婚事情から思うこと~ | あなたが幸せで在りますように

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今日は離婚について書きますね。
かなりの長文ですが、

よかったらお付き合いください。


さて、離婚というとみなさんはどんなイメージを持っていますか?



今のご時勢3組に一組は分かれるという時代です。


そのうちにアメリカの離婚率においつくかもとも言われています。


3組に一組となると、そこら中に離婚経験者はいるとうことで、


全然珍しいことではなくなってきていますよね。


そして、離婚した人は結婚に失敗した人


というようなレッテルはナンセンスな時代です。


そういう点では言い方は変ですが、


バツありでも大手を振って歩ける時代になりました('-^*)/




さ、そんな離婚ですが、


私も経験者です。


それも2回(*^ー^)ノです。


1回目は致し方なくな感じでした。


子どもの闘病中、私がその子につきっきりの状態の時に


不倫をしていた当時の夫。


発覚をした時、彼の弱さを引き受けようと思い


相手と別れることを約束にやり直そうという方向で話をしていました。


けど、結局彼はその後も関係をつづけていて、


挙句の果てには子どもは亡くなるという最悪の結果になってしまい


子どもを亡くした絶望感伴った感情は


彼への恨みとなり、彼に向かいました。


殺してやりたいと心底思う程の憎悪を抱えてはもう一緒に暮らすなんてむりですよね。

心を持って

だから、離婚をしました。約6年の結婚生活でした。


殺したいほど人を憎んだのは後にも先にもこの時が初めてでした。





夢に見たマイホームも出ることになり、


障害を持っていた息子の命を守ることが私の存在意義だった生活は


子どもがなくなったことで、自分も同時に死んだ状態になり生きる意味も亡くしていました


この時の初めて本当の絶望を経験しました。


おまけに、無職状態。何もかも失ってしまった気がして


さて、どうやって生きて行こうかと途方に暮れていました。


けど、亡くなった子どもに心配をかけない生き方をしなきゃ!!とがむしゃらに突き進んできまし


た。新たに生きる意味を見つけようと必死だったな~・・・。


(この当時のことはまた機会があったら書きますね。)




そうやって生き抜く中で


もう一度結婚して子供を持つということが人生の目標になっていて、


その目標の為に相手を探していいたように思います。


その思い叶い、離婚から3年で晴れて再婚。


39歳ででき婚でした。


この結婚生活は約5年で終了!



この離婚は1回目の離婚とは全然違い、


本当に心から願っての離婚でした。


と言うのも


当初からこの人とは合わない。


どう考えても、価値観が違いすぎる!!


と感じており、けど、価値観の違いはお互いの努力と理解でどうにかなる


と思ってでき婚でもあったので、そのまま結婚したのです。


しかし、育った環境があまりにも違いすぎ、


その環境で彼が培ってきた気質がこれまた全然かみ合わず


どんなに努力しても私の思いは伝わることなく


いつもストレスを感じていました。



ストレス


環境の違いを例えるならば、


下町ちゃきちゃき江戸っ子気質の下流階育ちの私


に対して、上流貴族ですか?のような坊ちゃんタイプの彼。


優しさだとかんじていたのは


何も考えていないから。。。。


みたいなところがありました。



言葉を大切にする私。と言葉を持っていない彼。



お互いに会話がかみ合わず、おもいが伝わらず、


彼にも私にもいいところが沢山あるはずなのに、


イライラすることばかりで


それを認め合うことができない関係でした


(関連記事よかったら読んでください「分かりあえないならしかたがない」)

http://ameblo.jp/ts-korokoro/entry-11604720678.html


結婚して1年たったころ


彼の良さを認められない私がいけないのだと


本当に悩み、皆にいい人じゃないと言われる彼を理解できないわたしがおかしいのだと思い


育児のストレスとも重なり、情緒不安定になり、心療内科に行くことになりました。


先生の診断は


理論的に客観的に物事を話せているので、鬱でもなんでもない


ということでした。


その言葉が私を勇気つけたのは今でもよく覚えています。



「私はおかしくないんだ」


「本当に彼とかみ合わないんだ」


と感じました。


その後も何度となく、通わない言葉と理解できないことばかりで


このままでは私がおかしくなる


そして、この人もおかしくしてしまう。


そう感じるようになり、


何度か苦しさを訴えてみたけれど、、


そこはお育ちのよさからでしょうか、もともと感情を表さず、人に思いを伝えることもしない人でした


ので、私の思いがどう伝わったのか、その時彼がどう思ったのかも分からず


でした。そんな状態が3年。4年目にしてやっと、かれが初めて言った言葉が


「それ程苦しいの。わかった1か月考える時間をくれる」


でした。間もなく彼はなんの相談もなく


離婚に関する覚書というのを突然私に差し出してきました。


この時、


ああ、本当のこの人は感覚がずれているとため息が出て


この人といてもいいことは全くないと踏ん切りがつきました。


その覚書には家を出るまでの猶予としての年数が書いてあり、


その日を目指して私は独立のための準備を始めたのです。


(そうそう、余談ですが突然準備なしに離婚はできるだけ避けた方がいいですよ。)


ただ、子どもの為にも憎み合って別れたくはないと思っていたので、


何とか彼を理解する方法を模索しつつ心理学の勉強を続けていました。


勉強するにつれ彼の問題が見えて来たりして、


カウンセラーとして関わってみようとトライしたのですが、


相手はそれを望まず、結局彼が彼自身を見つめなおすキッカケを作れず


家を出ることにしました。最後の最後まで本当は彼がどうしたかったのか、


別れたかったのか、修復したかったのか、その考えを聞くことはできませでした。


なので、いまだに先方の思いは私には全く分かりません。。。。


ただ、


この離婚は


どちらかが悪いというものではないと私は思っています。


本当に価値観と感覚、つまり相性が悪かっただけだと思っています。


だから、憎いとかそういう気持ちはありません。


ま、嫌いになってしまったというのは否めませんが・・・・


この感情も相手に何かを期待していたから起こっているということも分かっていますが


いずれは何とも思わなくなることは確かですので、


今はこの感情を否定しないでおこうと思います。




よく夫婦関係がうまく行かなくなると、


自分だけが悪かったおもい、自分一人が努力すれば何とか関係が修復すると考えて


必死に自分を変えようとする女性がいるけれど、


それもそれでその人がいいと思うのであればいいとは思うけれど、


そこに無理があるなら、よしてほしいと私は思うんですよ。


無理っていうのは、


相手が何とも思っていないのに、


そのことさえも、自分の努力が足りないんだと思って頑張ることです。


この世の中、片方がものすごく努力して解決することなんてないと私は思います。


何か問題が起こった時に


片方だけが悪いということはないと私は思います。


問題が起こるときには必ずお互いに問題があるのではないでしょうか?


この関係をよくしたい、


わたしが変われば彼も変わってくれるだなんて幻想だと思うんです。


もし関係が良くなることがあるならば、


けなげな妻の姿に感動して、自分いも悪いところがあると自覚して


よし、これは俺も変わらなければと夫の心が動いた時でしょうね。



そう妻も夫も変わらなければ何も変わりはしないのです。


こいつがこんなにまでして関係を修復しようとしてくれているのだから、


俺も努力しなきゃ


という優しい気持ちがわき起こらない限り、


相手方の変化に気づかない限り


良い方向にむくことはないと思います。


お前が悪い、


こいつが悪いと思っているご亭主だとしたら、


妻がどんなに努力して頑張ったところで、


いつまでも、お前の努力がたりないって付け上がってくるだけのような気がします。


努力すれば変わることももちろんありますが、


努力してもどうにもならないこともある。


その境界線を見極める目を夫婦関係で悩んでいる人には持ってほしいなと思います。

いつまでも自分だけが悪いって自分を追いつめていて、


変わらない者を変えようとする努力は


自分のエネルギーを消耗させるだけ。


もう、無理


ダメなもんはだめと


見極めることができたなら、


その労力を違うところに使えるもの。



独立する準備を始める力にむけたほうがいいと思います。


自分の人生は作れるのは、


夫でもなく、子どもでもなく


自分を守れるのは自分、あなたです!


自分の足であるく勇気と覚悟をもてば


どんなことだって乗り越えていける。

そう、私は思うんですよ。


変な言い方だけれど、


私は離婚する度に


たくましくなってるな~~て


自分で自分に感心してしまっています。


生活のこと、


子どものこと


色々と心配なこともあるけれど、


私が私の人生を作るって覚悟があるから、


大丈夫。


離婚ってめんどくさいけど、


全然わるいことではないな~と思うんです。


腹が据わった離婚ならそれはその人の成長にもつながるように思います。


できることはやった!


こうこれ以上は無理!


こんな男いらない!!


そんな潔い離婚はかっこいいと私は思います。

聖子ちゃんも、2回して、三度目の結婚もしているし♪


私もまだ、まだ頑張るわ~~


なんてね。



あ、勧めているわけではないですよ。


ただ、


本当は離婚したいのに、


自力で生活するのは怖いわ~


とか、


離婚がいけないことではないのかな


とか


努力すればなんとかなる



いう思いで夫婦関係を続けている人がいたなら、


何か伝わればいいな~と思って書きました。


以上、離婚について思うことでした。


長文を読んでくださってありがとうございました。


今日もあなたが笑顔でありますように。



from さおり