「“ロコモ”って言葉を知っていますか?」
先日、半蔵門にあるIT企業のSAP様で
健康セミナーを行わせて頂きました
↓ ↓ ↓
昨年より当社代表の阿藤が
運動を通して関わらせて頂いていますが、
たまには違うスパイスを…
と言うことで、
今回は私が担当させて頂きました
では、
先ほどの質問ですが、
「ロコモ」
知っている方はどれだけいるでしょうか??
昨日質問した際は誰一人ピンと来ず、、
おや?
あらら?
ロコモコやメタボのようにまだまだ浸透してはおらず残念
<ロコモとは?>
運動器障害によって移動機能が低下した状態を言います。
つまり、バリバリ働いている人からすれば
歩行機能が落ちた状態はイメージしづらいから知らなくてもしょうがないですよね
今年の敬老の日に、
東京都に住む5人に1人が
65歳以上の高齢者であると発表されました
すごい数ですよね。
なので自分が30代後半や40代以上の方は
身近にいるご両親や祖父母が
「ロコモ」になっていないか
ぜひチェックしてみてくださいね
さて、そのチェック方法は
いくつかありますが、
今日はその中の、
<立ち上がりテスト>
を使ってみましょう
これはロコモのテストの一つです。
結果の取り方は
《出来る・出来ない》で良いのですが
私はここにWBI値というのを利用して
下半身の筋力を数値化しています
<WBIとは?>
Weight Bearing Indexの略です。
日本語にすると体重支持指数という意味です
これは客観的評価法として、
もも前(大腿四頭筋)の筋力が
十分に発揮出来ているか?を
チェックする為に使用します
ぜひ、皆さんも
このブログを見ながら
一回試しにやってみてはどうでしょう?
やり方は上の説明か写真を参考にしてみてくださいね
<レッツ、ロコモ診断!!>
まず胸の前で腕を組みます
片足を床から浮かせ
反動をつけずに立ち上がれるか行ってみましょう
立ったら3秒キープして、
片足のままゆっくり座れるか?までやってみて下さいね
※ぜひ反対足でも同様に行ってみて下さい
いかがでしたか??
記録は、
《出来る・出来ない》でOKですよ
例えば、
筋力低下があったり、
痛みがあったりすると
どちらかの足が
その人が持つ筋力を十分に発揮出来ない場合があります
そんな状態で
高齢者の歩行を許可したり、
スポーツを再開していいなどの許可を出したりすると
怪我の再発や最悪転倒による大惨事に繋がる事もあります
写真はWBIの数値化
なので、高齢者の歩行を許可するなら
「40cmの椅子から両手を使わずに立てる」事が
まずは必要と考えています
経験上で申し訳ないですが、
20cm台から両手を使わずに立てないと
歩行中左右にふらふらしている印象があります
なのでそんな方は屋内の移動時に
補助具を使用する
または、
もし独歩を希望しても
見守りから外す事は
少し検討するかもしれません
(認知機能も加味しますが)
またウォーキングやジョギングを行う方達ででも
40cmの椅子から両手を使わずに片足で立てる
状態でないと運動中に膝が痛いなどの故障が
出やすい印象があります
もし出来なかった人は
ぜひ下半身の運動を積極的に取り入れて下さいね
また、運動指導者さんも
運動メニューを組んであげる時に
前後で評価として入れてあげると
下半身の筋力がupしているなどと
客観的に計りやすいと思いますよ
このグラフから判断するならば、
私は30代なので、
片足で30cmの椅子から立てないと…
男性の30代全体の半数以下という事ですね
40cmの高さの椅子から片足で立てないと
筋肉年齢はなんと70歳以上です!!
これは男女ともね
ぜひ、筋肉年齢を上げれるように
簡単な運動は続けて下さいね
<最後に>
ロコモを予防していく為にも
どんな事が大切で
何をやったら良いのか??
悩むところかなーとも思います
ブレない身体へおススメの3種目です
↓↓↓
【片足を抱えて5秒間キープ】
上げている足の膝が腰より上にいくように頑張ってみて下さいね
【スクワット姿勢を20秒キープ】
手を前に出し、お尻を後ろに突き出す姿勢をキープです
腰と膝の高さが同じになるくらいぜひ腰を落としてみましょう
【片足バランス姿勢で20秒キープ】
両手合わせて前に突き出し、片足を後ろへ伸ばします
床と背中が並行になるようにバランスを取ってみて下さいね
いかがでしたか?
筋肉年齢は高齢者だけが計るものではありません
若いからといって油断していると
衰えは早いですよ
ぜひ、今からでも始めてみてはどうでしょう??
今回はセッション後に食事を取りながら
個別フィットネスコンサルティングも行ってます
普段集団の中では聞きにくい細かい悩みなどを
受け答え出来、すんごい楽しかったです
このような機会を与えて頂きありがとうございました
理学療法士トレーナー
北村良平