その中で、本来一般への出版予定ではなかった報告書が出版されました。
「福島原発事故 独立検証委員会 調査・検証報告書」
福島原発事故独立検証委員会 調査・検証報告書/福島原発事故独立検証委員会

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民間事故調である独立検証委員会は、「真実」「独立」「世界」をモットーに、全て自らの手でゼロから組織を立ち上げています。それは、調査・検証する対象が原子力産業であり、”原子力ムラ”と呼ばれる巨大システムで、その影響力は政治、行政、大学、法曹界やメディアにも及んでいるからです。
先日、この委員長を務めた、北澤 宏一氏の講演を聴講する機会があり、その中で一部この報告書の件に触れられていました。
本来、非売品として限定部数のみ作成されたが、メディアで報道されると問い合わせが殺到したため、一般への発売を決定した、というのが出版の理由とされています。しかし、メディアで報道された内容が、北澤氏らの本当に伝えたいことが報道されなかったことも出版に踏み切った理由の一つだと話されていました。
北澤氏は、前科学技術振興機構(JST:文部科学省)理事長、現顧問であり、日本の科学技術の将来を危惧し対応に奔走されている数少ない役人の一人です。委員長はじめ、委員の方々の人脈の広さと精力的な活動により、今まで出版された調査報告書よりも、より多くの情報が集められた、集まって来たとも話されていました。
内容には、報道されなかった事実や米国での調査報告も含まれています。
是非、目を通していただきたいという気持ちはありますが、まだ、日本にも政府の調査報告書だけではなく、民間事故調としてこれだけの報告書が出版出来る環境があることを示せたことは、世界に対して信用を得る上で重要であると思います。
この報告書は、夏には英訳され全世界に出版されます。
trym