2児拉致事件で警 視庁が初捜索・朝鮮総連系団体など
埼玉県の主婦、渡辺秀子さん(失跡当時32)の子供2人が1974年に拉致されたとされる事件で、警視庁と兵庫県警の共同捜査本部は25日、実行犯とされる女(55)の東京都内の自宅や在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)関連の2団体などを国外移送目的略取などの疑いで家宅捜索した。朝鮮総連の徐万述議長(80)ら3首脳にも参考人として事情聴取に応じるよう求める。
この事件をめぐる強制捜査は初めて。実行犯とされる女は公訴時効が成立している可能性が高いが、同本部は同日、この女から任意で事情を聴いた。主犯格で今は北朝鮮にいるとされる女工作員(59)の国際手配に向けた詰めの捜査を急ぐ。
一方、共同捜査本部は同日、徐議長と許宗万責任副議長(76)、南昇祐副議長(61)に事情聴取の要請書を送った。拉致事件で日本の警察当局が朝鮮総連首脳に事情聴取を求めるのは初めてとみられる。(14:02)
NIKKEI NET:社会 ニュース
「北」工作船の資料展示 小浜 宮内さん失踪から10年
若狭町の特定失踪(しっそう)者、宮内和也さん=当時(32)=が行方不明になってから丸10年が経過した24日、美浜町に漂着した北朝鮮工作船の資料を集めた展示が小浜市役所で始まった。和也さんの父、宮内和見さん(71)ら特定失踪者の家族も訪れ「拉致問題に関心を持って」と署名を呼び掛けた。展示は30日まで。
県警と小浜署が、北朝鮮の脅威に対する関心を高めてもらおうと開いた。展示されているのは、1990年に美浜町に漂着した工作船の遺留品で、全長約3・5メートル、幅1・5メートルのゴムボートやミサイルのような形の水中スクーター、朝鮮労働党員必携の赤色手帳、工作員の衣類やたばこなど16点。
和見さんは展示を見た後、同じ特定失踪者である山下春夫さん=同(28)=の兄・寛久さん(86)、山下貢さん=同(39)=の母・きよ子さん(83)とともに、国に事件の再調査や拉致被害者としての政府認定を求める署名活動を行った。和見さんは「あらためて工作船による拉致が行われてた現実を突きつけられた。これからもみんなで協力し、真相究明に向けて力を入れていきたい」と話している。
和也さんは旧三方町職員で、97年4月24日、ロシアタンカー重油流出事故の影響を調査するため、世久見海岸近くのB&G三方海洋センターへ出かけたまま行方不明になった。海岸付近に施錠された本人の四輪駆動車があり、職員総出の捜索で、2つに割れたカヌーの後ろ半分と本人のネーム入りジャンパーが見つかった。
福井新聞 - 福井のニュース
失踪10年解決へ決意新た 旧三方町職員宮内和也さん

若狭町で臨時朝礼 父の和見さん協力を訴え
北朝鮮による拉致の可能性が否定できない特定失踪(しっそう)者で、旧三方町職員の宮内和也さん=失踪当時(32)=が行方不明になって十年の二十四日、若狭町役場三方庁舎で、事件のことを思い出す臨時朝礼が開かれた。和也さんの父和見さん(71)や千田千代和町長が、職員約百人に当時の様子や現在の心境を語った。 (伊藤隆平)
和見さんは「失踪からもう十年。みなさんの力を借りて真相究明を進めたい」と言葉を詰まらせながら頼んだ。「嶺南地区特定失踪者の真相究明を願う会」の会長でもある千田町長は、和也さんが生活用品を購入直後に姿を消したことなど拉致の可能性を挙げ、「思いを風化させずに解決に取り組もう」と呼びかけた。
和見さんは朝礼後に小浜市役所に向かい、嶺南の特定失踪者三人を政府に拉致認定してもらうための署名活動をした。願う会は二〇〇四年から昨年まで、毎年約十五万人の署名を政府に提出。今年も提出するかは未定。
中日新聞:失踪10年解決へ決意新た 旧三方町職員宮内和也さん :ふくい地域:日刊県民福井から(CHUNICHI Web)