対北対 話路線アピール=「非安倍」結集は険しく-加藤・山崎氏
【ソウル1日時事】自民党の加藤紘一元幹事長と山崎拓前副総裁は1日、中韓両国訪問の主要日程を終えた。両氏は両国の要人と北朝鮮問題を中心に意見交換したほか、中朝国境地帯を視察。対北外交で圧力重視の安倍政権に対し、対話路線を鮮明にし、「非安倍」勢力としての存在感をアピールした。
「早期の日朝国交正常化が必要だ」。加藤、山崎両氏は中国滞在中、記者団にこう語り、安倍晋三首相の外交姿勢を改めて批判した。朝鮮半島の非核化に取り組む国際社会で、拉致問題を最優先させる日本が今後、孤立化することへの懸念が両氏にはある。
両氏は北朝鮮への重油支援にも前向きだ。6カ国協議で議長を務める中国の武大偉外務次官は両氏との会談で「日本に応分の重油支援を求める」と発言。加藤氏周辺は「北朝鮮問題はわれわれの言った通りに動いている」と指摘した。
こうした両氏の動きの背景には、夏の参院選後の政局をにらみ、首相に批判的な勢力を結集したいとの思惑もある。中韓訪問出発前の4月25日にいわゆる「新YKK」の古賀誠元幹事長と会い、「3人のアジア外交の認識は同じ」と確認したのもそのためだ。
ただ、その古賀氏は、加藤氏とは一線を画す谷垣禎一前財務相に接近。古賀、谷垣両氏は今月開催されるそれぞれの派閥パーティーにも出席する。2001年の旧加藤派の分裂以来初めてで、新YKKの連携には曲折がありそうだ。
内閣支持率の低落に歯止めが掛かり、反転傾向にあることも加藤、山崎両氏には誤算。党内には「今は安倍政権を支えるとき。先走ってもつぶれる」(幹部)と冷ややかな声も多く、非安倍勢力結集への道のりは険しい。
時事ドットコム:対北対話路線アピール=「非安倍」結集は険しく-加藤・山崎氏
訪韓の加藤氏ら 従軍慰安婦問題で“謝罪”
韓国を訪問している自民党・加藤紘一元幹事長と山崎拓元幹事長は1日、宋旻淳外交通商相らと相次いで会談し、従軍慰安婦問題で謝罪した。
次期大統領の有力候補である朴槿恵氏との会談で、加藤氏は、従軍慰安婦問題について「韓国人女性の人権と気持ちを傷つけ、おわびしたい」と謝罪した。安倍首相が訪米した際、この問題で謝罪したことについて、韓国内では「なぜアメリカに対して謝るのか」などと反発の声が上がっているが、加藤氏は、「アメリカではなく、韓国に謝るべき話だ」と指摘するなど、安倍政権とは距離を置く自らの存在感をアピールした。
これに対し、朴氏は「日韓両国が一緒に繁栄すべき時に、不適切な発言をすべきでない」と応じた。
その後、加藤氏らは、李在禎統一相や宋外交通商相と相次いで会談した。一連の会談で韓国側は、北朝鮮問題について「『拉致問題最優先』との日本の方針では、結局解決しないのではないか」と指摘。まずは核問題の解決に向け、6か国協議で合意した北朝鮮に対する支援に日本も協力するよう期待感を示した。
今回の訪問で、安倍政権と距離を置く加藤氏らが、韓国側から「我々が望んでいることをしてくれる」と最大級の賛辞を受けたことは、韓国側から安倍首相への痛烈な皮肉となった形だ。
Yahoo!ニュース - 日本テレビ系 - 訪韓の加藤氏ら 従軍慰安婦問題で“謝罪”
麻生外相:北朝鮮への追加措置示唆 日米外相会談後
麻生太郎外相は4月30日の日米外相会談終了後、記者団に、北朝鮮が核放棄に向けた初期段階措置を履行していない現状について「数日の間に答えが出なければ、追加措置を取らなければならない」と述べた。(ワシントン共同)
毎日新聞 2007年5月1日 8時51分
麻生外相:北朝鮮への追加措置示唆 日米外相会談後-アフリカ・オセアニア:MSN毎日インタラクティブ