総書記動静 1か月ぶりに報道
北朝鮮の国営メディアは、キム・ジョンイル総書記が水力発電所などを視察したとして、およそ1か月ぶりにキム総書記の動静を伝えました。キム総書記の動静に関する情報は、朝鮮人民軍の部隊を視察したことが伝えられた先月6日以来、およそ1か月間とだえていました。
北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは、2日夜、キム・ジョンイル総書記が北朝鮮北部のチャガン道カンゲ市に新たに建設された水力発電所や食用のアヒルを飼育している工場などを視察したと伝えました。放送では、視察の様子を撮影した写真が映し出され、キム総書記が工場の従業員らの労をねぎらったことや、生産効率を高めていくための課題を示したとしています。ただ、視察がいつ行われたのかは明らかにしていません。キム総書記の動静に関する情報は、朝鮮人民軍の部隊を視察したことが伝えられた先月6日以来、およそ1か月間とだえていました。ことしキム総書記の動静が伝えられたのは、前の年の同じ時期と比べておよそ半数に減っており、韓国やアメリカのメディアは、キム総書記の持病とされる高血圧や糖尿病によって健康状態が悪化しているのではないかという見方を伝えていました。
NHKニュース
首相“人道上の観点で対応”
安倍総理大臣は、東京・渋谷区で街頭演説し、青森県で2日、北朝鮮から不法入国しようとして見つかった家族とみられる4人について、「人道上の観点から対応する」と述べ、韓国に行きたいという4人の意向に沿って対応する考えを明らかにしました。
この中で、安倍総理大臣は「日本は自由を守り、人権を尊重する国だ。人権を守っていく観点から、人道上の観点から、この問題に対応することを約束したい」と述べ、韓国に行きたいという4人の意向に沿って対応する考えを明らかにしました。そのうえで、安倍総理大臣は「北朝鮮は拉致問題を解決すべきだという国際社会の声に応えていない。拉致問題に応えなければ、北朝鮮は国から国民がどんどん逃れていくという悲惨な状況を解決できない」と述べ、拉致問題の解決に向けて、誠意ある対応をとるよう北朝鮮に迫りました。また、安倍総理大臣は、公的年金の過去の加入記録のうち、誰のものか確認されないままになっている記録が5000万件に上っている問題について、「今月中に、有識者からなる第三者委員会を作って、問題が起きた原因や社会保険庁の責任を徹底的に究明したい」と述べました。
NHKニュース
貨客船出入りの新潟目指した
2日、青森県深浦町で、北朝鮮から不法入国しようとして見つかった家族とみられる4人は、日本に来た目的について、「韓国に行くつもりだったが警備の厳しさから断念し、北朝鮮の貨客船、マンギョンボン号が出入りする新潟を目指した」と話していることがわかりました。
2日早朝、青森県深浦町の沖合で、北朝鮮から小型船に乗って不法入国しようとした20代から60代の家族とみられる男女4人が見つかりました。4人の健康状態に問題はないということで、警察は3日も通訳を通して事情を聴いていますが、4人は日本に来た目的について、「韓国に行くつもりだったが警備が厳しく難しいと思い断念した。北朝鮮の貨客船、マンギョンボン号が出入りする新潟を目指した」と話していることが新たにわかりました。4人が乗ってきた小型船には予備の燃料や食べ物が積まれていて、警察は、マンギョンボン号で聞き覚えのある新潟の情報をもとに北朝鮮から計画的に出国しようとしたとみています。警察は、4人の意向をさらに詳しく聴いたうえで、入国管理局と連携して今後の対応について検討することにしています。
NHKニュース