BDA:北朝鮮、国際金融取引への 参加要求
マカオの銀行バンコ・デルタ・アジア(BDA)の北朝鮮資金の送金が開始されたが、北朝鮮が通常の国際金融取引に復帰できるかどうかが、6カ国協議での合意事項の実現に向けてまた一つの変数になりつつあるとの見方が出てきた。
北朝鮮は今回のBDA問題解決の過程で、2500万ドル(約30億円)の送金と同時に通常の国際金融取引への参加の保障も要求した。北朝鮮の立場を代弁する朝鮮総連(在日本朝鮮人総連合会)の機関紙である朝鮮新報は13日付で「(北)朝鮮側は金融制裁の解除を2500万ドルの返還に限った問題とは考えていない。(北朝鮮の要求は)従来と同様、資金を自由に送金できるようにせよということだ」と報じた。
しかし当局者は、今回の送金は一回限りだと述べた。千英宇(チョン・ヨンウ)韓半島(朝鮮半島)平和交渉本部長は12日にワシントンで、「BDA 問題は北朝鮮が希望する口座へ送金すればそれで終わりだ。北朝鮮が国際金融体制に復帰するには多くの時間を要するだろう」と述べた。外交部当局者も「北朝鮮が通常の国際金融取引を行うのは、偽造紙幣問題の解決はもちろん非核化においても目に見える成果が出るなど、国際的な信用が徐々に積み上げられなければ無理だ」と語った。
北朝鮮の専門家たちは、今回北朝鮮が国際金融取引まで可能なのか確認し、今後もこれを強く要求し続けるだろうと予想している。東北アジア平和フォーラムの張誠萊(チャン・ソンミン)代表は「一回限りで終わることが明らかになれば、6カ国協議での合意履行は再び障害にぶつかる可能性がある」と述べた。
外交安保研究院の金聖翰(キム・ソンハン)教授は「北朝鮮が今の時期に通常の国際金融取引までを要求条件とすれば、6カ国協議の参加国はどこも同意しないだろう。そのため寧辺の核施設閉鎖など第1段階の措置は履行しても、2段階の措置についての話し合いでこれが再び問題となる可能性が高い」と語った。
これについて外交部当局者は「国際的な信用が必要なので北朝鮮が要求しても実際に米国が応じることはないだろう」と述べ、また慶南大学のキム・グンシク教授は「北朝鮮が今後も引き続き要求はするかもしれないが、今回の国際金融問題は米国も思い通りにならないという事実をはっきりと理解しただろうから、要求しない可能性もある」との見方を示した。
キム・ミンチョル記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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映画「めぐみ」、中国語などの翻訳版制作へ
政府は各国政府に北朝鮮による拉致問題への理解を深めてもらうため、横田めぐみさんの事件を題材とした米国のドキュメンタリー映画「めぐみ??引き裂かれた家族の30年」の翻訳版を、中国語など様々な外国語で作り、在外公館などで上映することにした。
北朝鮮に影響力を持つ中国などに問題の深刻さを伝え、解決に向けた協力を得たい考えだ。
映画「めぐみ」、中国語などの翻訳版制作へ : 拉致問題 : 特集 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
拉致被害の男性2人?北朝鮮の招待所生活に不満漏らす
1980年にスペインで消息を絶った石岡亨さん(当時22歳)と松木薫さん(同26歳)の拉致事件を巡り、2人とみられる男性が北朝鮮で、「良い所だと聞いていたが、大したことはなかった」と不満を漏らすのを、同じく拉致被害者の田口八重子さんが聞いていたことがわかった。
警視庁公安部は、よど号グループのメンバーの妻である森順子(よりこ)(54)と、若林佐喜子(52)の両容疑者が、石岡さんらをだまして北朝鮮に拉致したと断定。13日午後、結婚目的誘拐容疑で両容疑者の逮捕状を取得したのを受け、国際手配の手続きに入った。
石岡さんと松木さんを巡っては、良く似た2人の男性が80年7月ごろからの約1年間、田口さんが暮らす平壌郊外の招待所の別棟で生活していたことが、拉致被害者の地村富貴恵さん(52)の証言で判明している。その後、田口さんと暮らすようになった地村さんは、この2人が「北朝鮮は良いところと聞いて来たが、大したことなかった」「『別荘がある』と誘われた」などと話すのを聞いたなどと、田口さんから打ち明けられていた。
一方、石岡さんと松木さんがスペインに滞在していた1980年4~5月にかけ、森、若林両容疑者らと現地で知り合った日本人姉妹が公安部の調べに、森容疑者について「松木さんに好意があるような態度だった」「(私たちには)『フィアンセがいる』と話していたのでおかしいと思った」と説明しているという。
公安部は、グループのリーダーで森容疑者の夫の田宮高麿容疑者(95年11月死亡)についても、石岡さんと松木さんをだまして北朝鮮に連れてくるよう指示していた疑いが強いとして、容疑者死亡のまま同容疑で書類送検する方針。
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